Jamp to Navigation


悠遊 風まかせ

«Prev | | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 || Next»

2003/07/28

世界遺産、モン・サン・ミッシェル

13時近く、ほぼ予定通りにモン・サン・ミッシェルが見えてくる。
モン・サン・ミッシェルは中世の修道院。
遠くから見ると優美な姿だけど、近くによるとよくもまぁこんなモノを作ったと人間の智恵と力に驚きを感じる。
堤防が出来た今は潮に沈む事は無くなったらしいのだけど、嘗ては満潮時は海岸線から18Kmも内陸にあるモン・サン・ミッシェルまで海に囲まれたらしい。
その潮の速さは並ではなく、この修道院への巡礼者のかなりの人が潮に流されて命を落としたらしい。
そのような処に垂直にそびえ立つその姿の美しさと雄大さ(高さも80mあるあらしい)。
これを作るのはどれ程困難な事だっただろうかと思う。

モン・サン・ミッシェルモン・サン・ミッシェルの堤防モン・サン・ミッシェルから見た海岸線
最後の写真の遠くに見える地平線の様なものが水平線。
2枚目の写真の真ん中を通る道と脇の駐車場が堤防なのだけど、堤防は巡礼客を助けただけじゃなくて近隣の人たちの生活を護った。
それが今では砂と潮の流れた影響が出て、“環境破壊”と言われたりしているらしい。。。


モン・サン・ミッシェルの(教会施設の)内部はかなり蒸し暑く参った。
確かに天気も良かったのだけど、天気がよいだけの暑さではなかった。
パリに比べるとかなり湿度が高いような気がする。
海の傍だから仕方ない?と思うものの、かなり蒸し暑い。。。(-_-;

建物は、建設に永い時間がかかった事もあって、ロマネスク、ゴシック、ルネサンスの3つの建築様式が混在している。
また、建築に時間がかかっただけではなく、100年戦争ではイギリスとの戦争の最前線になった事もあり修復も行われている。
修復時はこの修道院がかなり廃れていた事や戦争で資材が足りなかったという事で、当初の建築時に比べ今のモン・サン・ミッシェルは規模が収縮しているらしい。。。
ノルマンディー辺りにも現れてたバイキングの乗る船の船底を屋根に使った回廊があったり、テラコッタのタイルの床があったりなんとも不思議な場所だった。
聖堂船底の回廊テラコッタの床

ここには空中庭園もあって、この周りの回廊には漆喰の飾り。
特別華美なものではなく、宗教的な意味合いを持たせたものが多く、特に目立つのはブドウの実と葉。
フランスでは良く獲れるブドウもここでは取れない。
そういう意味での貴重性なのか、単に宗教上の問題なのか。。。
っていうか、ミッキーマウスを思わせる3つの円の切り込み模様は何?
そっちの方が気になったり(笑)

空中花壇空中庭園の壁漆喰の飾り

また、革命時に牢獄として使用された故なのか、ステンドグラスや色々な宝物、宗教に関するものの遺失も激しい。。。
これはとても残念。
ステンドグラスなどは、どれ程すばらしかっただろうかと思うのだが、今は革命後に付けられたガラス窓だけで“美しい”モノではなかった。。。

教会の中は迷路みたい。
広い聖堂が幾つもある一方、職員さんの狭い部屋もある。
執務や宗教に関する部屋の他、食堂や厨房などの生活の場も多い。
そんな中で私の1番の興味はこれ。
滑車

此処へきて最初に興味を惹いたこれに関連するもの。
エレベータ外観1

同じものを上から見るとこんな感じ。
って言うか、この建物、ほぼ垂直に建てられているから、上から見ると怖いよね。。。

エレベータ外観2

実はこれはエレベータを動かす滑車。
此処は、ほぼ直角に80mもの高さに建設された施設なので、職員の食料などを下から運ぶのにこの滑車を使ったらしい。
今でいう貨物用エレベータだね。
エレベータの通るレールの幅はそれほど大きくないからモノを入れる籠の大きさも想定できて、そんなに重くはないとは思うけど、荷物を毎日此処まで運び上げるのは大変だものね。
こういう智恵があるのは当たり前なのかもしれない。
で、これは今でも使われてるらしい。


ガイドさんに案内されながら教会の中を一通り見て歩くとお決まりのお土産屋へ連れて行かれる(笑)
モン・サン・ミッシェルの名物はオムレツとバターたっぷりのクッキー。
先ずクッキー屋に連れて行かれた。
クッキー屋と言っても、そこは土産物屋。
クッキーの他に、カルバドス(りんごで作る蒸留酒)やその他のお土産物を売っている。

ノルマンディ地方では葡萄がとれないので代わりにリンゴを栽培し、リンゴ酒(シードル、英語ではサイダー)をつくっている。
リンゴ酒を蒸留したのがカルバドスというブランデー。(アルコール度数45度)
この土産物屋にはシードルは無かったけど、カルバドスはお土産として売られている。
クッキーは、やはりノルマンディの特産である“塩”(ゲランドの塩と言えば判るだろうか。。。)を加えたバターたっぷりのクッキー。
クッキーと言えば甘いイメージだけど、ここのクッキーは塩味が強くて甘味は殆ど無い。
そういえば、このクッキーも“ガレット”というのよね。。。

私はこの店では何も買わなかったけど、バスで隣に座っていた女性は此処で何かを買った時にもらったおつりが偽札だったらしい。
次にそのお札を使った時にお店で指摘されたらしい。
直ぐに判るようなら、そんなお札をおつりで出さなきゃいいのに。。。って、このお店、確信犯だよね。
店との交渉に当たったガイドもかなり怒っていた。


プーラールおばさんの店プーラールおばさんの店2

オムレツは、昔、プーラールおばさんと言う人が各地から巡礼にやってくる人達にオムレツを振る舞ったことが始まりで名物となったらしい。
卵を数百回と泡立てて作られるのが特徴で、オムレツというよりスフレといった感じらしいが純粋な卵の味がする素朴なオムレツと言うこと。
ただ、ブランチを食べ過ぎた私は、1人分が卵4つと言うこのオムレツはとても食べられそうにないので、辞退。
ここは予約しないと入れないとかで、ブランチ後直ぐに予約の意思を確認されたのよね。。。
食べたばかりで次の食事の予約は出来ないよ。。。って、私だったのかな?
バスで隣に座っていた女の子は食べたらしい。
でも卵ばかりの味で半分も食べられなかったと言っていた。

私はこの有名なオムレツの代わりに、このノルマンディの食べ物でもう一つ有名なガレットを食べることにした。
同じツアーのみんなと別れ、モン・サン・ミッシェルへの参道を歩き、適当な店に入る。
此処では、ガレットと、ガレットと好相性と言われるシードルを頼む。
私が目指したガレットはそば粉で作るクレープで、あまり甘くなくちょっと塩味。
私は何のソースもかかっていないプレーンなガレット(ガレット・ナチュレ)を頼んだのだけど、
生クリームをかけたり、目玉焼きをのせて食べるらしいね。
確かにそういう食べ方が合いそうだった。
シードルは、微かにリンゴの香りがするような気がするがビールのようなお酒だった。
アルコール度数は4.5度と、こちらもビールぐらい。

シードル ガレット ここで食べたアイス

バスの中でのおやつ用にクッキー(これもガレットという)を買って、別のお土産物屋でアイスを買ってアイスを食べながら街歩き。

この街の道は狭い。
Grande Rue(グランド・リュ)

このGrande Rue(グランド・リュ)がメインストリート。
メインストリートがこんなに狭い街でも、観光地らしく人が多いので少々疲れてきた。
集合時間まで少し時間があったので、集合場所である駐車場の周りを少し歩く事にした。
駐車場は堤防の上にあり、駐車場の外の浜は流砂床で危険なので歩く事は禁止されている。
写真を取る為に近い所にちょっと下りてみたら粒子の細かい砂に足を取られて、歩きにくい事この上ない。
これならわざわざ出て行く人も居ないだろうな。。。
私が知っている砂浜で砂の粒子が細かいと言えば石川県の千里浜海岸(砂の粒子が細かいため車が走れる)なのだけど、ここの砂はその比ではない。
まるで粘土のような細かさ。少し水分を含んだその砂は本当に粘土の様だった。。。
ここで付いた泥は、後で洗ってもなかなか落ちなかったのよね。


  モン・サン・ミッシェルの写真はこちら


Category:海外旅行 ( パリ )

Permalink TrackBack(0)

2003/07/28

モン・サン・ミッシェルへ

今日は、オプショナルツアーでパリから約350キロ離れたモン・サン・ミッシェルへ。
今回の旅行は、往復の航空券と宿泊と、「モン・サン・ミッシェル日帰り旅行」、「ベルサイユ宮殿観光」、「ロワールの古城巡り」の3つのオプショナルツアーがパッケージされていた。
オプショナルツアーは“オプション”なので、当然行かなくてもいいし旅行期間中のイツ行ってもよい。
私はフランスが始めてだった事と、言葉に不安があったので、3つのオプショナルツアーには全て参加する事にした。
(料金は元々込みだしね 笑)
このオプショナルツアーはパリの旅行会社が主催する外国人向けのバス旅行で、今日のツアーのガイドは日本語の他英語とイタリア語で行われた。

7時にルーブル美術館近くにある旅行会社前に集合しバスに乗り込む。
田園地帯を約1時間バスに乗って、9:30に小さな村でブランチ。
今日は朝早く集まった事もあって、殆どの人が朝食抜き。
オマケに今日の目的地、モン・サン・ミッシェルに着くのは1時頃の予定だから、多分昼食抜き。。。
此処でしっかり食べておかないとね(笑)

ブランチの皿食事はビュッフェ・スタイルのブランチで、私は
 スクランブルエッグ
 クスクス
 ハム・サラミ
 チーズ
 大根のサラダ(大根は切干大根風)
 ポテトサラダ
 ニシンと鰯の燻製
を頂いた。

ニシンと鰯の燻製が美味しい。
朝じゃなかったから、絶対ビールを呑んでいた(笑)
この2つと、サラミは塩味がかなりキツイので、塩分控え目の食事をしなければならない人には向かないかも。。。
反対に、大根のサラダとポテトサラダは味が薄い。
この辺で、バランスを取っているのかなぁ。。。
私はこれでもかなり食べ過ぎたと思ったのだけど、白人の観光客の方々はこの後デザートを取りに行っていた。
良く食べるなぁ。。。
そんなに食べるから、そんなに大きな身体になるのよと思ったりする(苦笑)

同じアジア人でも中国人は良く食べる。
対して日本人はあまり食べない。
ここでも、日本人グループの中では私が1番食べたほうだもの。。。(^^ゞ
日本人はモンゴル人の次に肥満遺伝子が多いらしい。
1番多いのはイヌイット。
遺伝子的な出自が同じで、その後の生活に於いても長く食生活が貧しかったこの3民族は少なく食べて効率的にエネルギーに替える事ができるのだと改めて思う。
(日本人は単一民族ではないのでこの言い方は必ずしも正しくはないのだけど。。。)
それにしても、白人たちは、いくらエネルギー効率が悪いと言っても良く食べるなぁ。
いくらなんでも、そんなに食べれば身体にも貯まっていくよね。。。



食事をした町の名前は良く覚えていない。
日本語で「鷲の頭」という意味だと言っていたような。。。
でも、花の多い綺麗な町だった。

道路標識街角の花壇街角の花壇2

バスが発車するまでの時間、近くの小学校や教会を見て歩いた。
町が綺麗に感じられるのは、ここがフランスだという先入観かしら?
そうでなくても、綺麗よね(笑)

田園風景1田園風景2田園風景3
モン・サン・ミッシェルまでの2時間近く、周りは本当に田園地帯。
遠くにモン・サン・ミッシェルが見えるものの、トウモロコシとヒマワリ畑の他の景色が無く、いい加減に飽きてきた。。。
国土面積が日本の約2倍。人口が約1/6というフランス。
日本も人口が1/12になればこのような雄大な田園風景が見られるようになるのかなぁ。。。
そうであれば、政府の“少子化”政策なんて止めて、人口減少政策なんてのもイイかも。。。
なんて、不届きな事を考えつつ道中を過ごす。
日本は平地が少なく山が多いから、単純に人口が減っただけではこんな景色にはなりえないしフランスのように食糧自給出来る様にはならないものね。。。

Category:海外旅行 ( パリ ) , 食べ歩きlog

Permalink TrackBack(0)

2003/07/27

ドキドキの第1日目(サン・ルイ島〜ルーブル宮〜凱旋門〜エッフェル塔)

サン・ルイ島から、地下鉄に乗るためにバスチューユ広場に向かう。

ルーブル宮殿バスチューユからは地下鉄に乗ってルーブル宮殿へ。
でも今日は閉館時間を過ぎたので、中に入らず外側だけ見て宮殿前のチュイルリー公園を散歩しながらコンコルド広場に向かう。
途中、ヘンな親切なオジサンに捕まって、そのオジサンと喋りながらコンコルド広場に向かう。
このオジサン、もう60歳は過ぎているだろうか。
「日本に友達が居る」と、ガイドブックにある“要注意人物”っぽく話しかけてくる(笑)
普通だとこういう人とは話はしないのだけど、なんとなく相手をしてしまったよ。。。(^^ゞ
まぁ、結果としては悪い人ではなく、唯のヒマをもてあました老人という感じだったんだけどね。
鳩は花などのモノの名前や、暑い、寒いなどのフランス語を教えてくれながらコンコルド広場まで一緒に歩いた。
鳩を指差して、「あれは日本語では“アト”と言うけど、フランス語では“ピジョン”だよ」と言われた。
彼のその言葉を聴いて、改めてフランス人って“H”の発音がないのだなと思った。


コンコルド広場はツール・ド・フランスの最終日のエキシビジョンで賑わっている。
賑わっているだけでなく、地下鉄の駅入り口は閉鎖されている。。。
暫く足止めされている間もそのオジサンに話しかけられる。。。
(そろそろ解放して欲しいのだけど。。。)
オマケに手を繋ぎたがったり、kissしたがったり(オイオイ)
地下鉄の閉鎖が解けて、地下鉄に乗って凱旋門に向かおうとすると、そのオジサンも家に帰るのに同じ地下鉄に乗ると言う。
ちょっとだけ迷惑を感じながら一緒に地下鉄に乗ったら、私の財布のしまい方やバッグの持ち方が悪いと保護者の様に注意する。。。
シャンゼリゼ通りから見る凱旋門が美しいと聞いていたので、私は最寄駅のシャルル・ド・ゴール・エトワール駅の一つ手前のジョルジュ・サンク駅で降りたのだけど、オジサンは家に帰るとそのまま乗っていった。(申し訳ないけど、ちょっとだけホッとした(^^) 苦笑)

あぁぁぁ。忘れてた(-_-;
ツール・ド・フランスのゴールは凱旋門。
凱旋門 ツール・ド・フランスのパレード
もうゴールの時間は過ぎているけれど、表彰式後のパレードを見る人で凱旋門前の道はごったがえしている。
既にパレードは始まっていて、背の低い私は当然見られない。
手を伸ばして、他人の頭越しに通りの人ごみの写真を撮っただけ(笑)

見られないパレードを待っていても仕方ないので、取り敢えず凱旋門の下まで行くことにした。
シャンゼリゼ通りから凱旋門へは地下通路を通って行くのだけど、当然凱旋門のへの入り口も閉鎖されている。
時間はもう19時を廻っているのに、パレードは一向に終わる気配がない。
パレードが終わらないことには凱旋門には上がれなさそうだ。

仕方が無いので、予定を変更しエッフェル塔に向かう。
凱旋門からエッフェル塔へは地下鉄に乗らなければならない。
凱旋門下の地下鉄への入り口も閉鎖されているけど、開いている処もあるようだったから、交通整理のお巡りさんに地下鉄への乗り方を聞く。
お巡りさんには、「フランス語と英語とどっちで答えるのがイイ?」と聞かれた。
「英語の方がいいけど、英語もちょっとだけしか解らない」と答えると、流石に世界有数の観光地のパリのお巡りさんは私にも解る日本語交じりの英語で教えてくれました(^^)

流石にこの頃になると地下鉄に乗るのにも慣れてきた。
パリの地下鉄は右側通行で、行きたい場所の方向に向かって右側通行になるようなホームを選べば、ほぼ間違いなく目的地につける。
但し、地下に潜ってしまうので方向感覚に自信がないと“行きたい方向”と言うのが判らないかもしれないけどね。。。(笑)

エッフェル塔友人にエッフェル塔はシャイヨー宮から見るのがキレイだと聞いていたので、シャイヨー宮最寄のトロカデロ駅で地下鉄を降りる。

地下鉄の駅を降りて地上に出るとエッフェル塔が正面に見える。
いや〜、大きいのね。
暫し見とれていたのだけど、やはり登らなきゃね。
ええ、私は、煙と一緒、○○なので高いところが大好きなんです♪
シャイヨー宮からトロカデロ庭園に降り、セーヌ川を渡ってエッフェル塔の下に行くと此処でも行列が。。。
しかも何処が最後尾か判らない。
って、さっきのノートルダム寺院の塔に登る行列より長い。。。(>_<)


でも、夕暮れ近いこんな時間にエッフェル塔に登れる機会もそうないと思い直して、並ぶ事にした。
それから約1時間。
やっと塔の最上階に上がる。
いや〜、絶景やねぇ〜。
360℃の大パノラマ。

エッフェル塔から南東を望む エッフェル塔から南東を望む エッフェル塔から北東を望む 日没

1時間も待った甲斐があった。
展望フロアでピザをツマミにビールを飲みながら、日が暮れるまで飽きることなく街を眺めていた。

気が付くともう21時半。
降りる頃には行列も減って(?)、エレベーターに乗るのに20分程度しか待たなかったけど、下に降りるとさすがにもう真っ暗になっている。
と、エッフェル塔が輝き始めた。
勿論、少し前からライトアップはされていたのだけど、22時の時報代わりなのか、イルミネーションが輝く。
もう口を開けたまま見とれてしまったわ(笑)

イルミネーションに輝くエッフェル塔


今日は良く歩いたな。。。

  エッフェル塔からの眺めの写真はこちら

  1日目のその他の写真はこちら

Category:海外旅行 ( パリ )

Permalink TrackBack(0)

ドキドキの第1日目(シテ島〜ノートルダム寺院)

ノートルダム寺院クリューニ美術館を出て、シテ島に向かう。
シテ島に渡る橋の上からノートルダム寺院が見える。




そろそろお腹も空いて来たので昼食にする。
入り易そうな、と言うか、英語が通じる事を期待して観光客の多そうな店に入る(笑)
フランス語の全く解らない私は、フランス語のメニューを読むことが出来ない。
昼食仕方がないのでアラカルトで頼む事を諦めて、“1Plate”と言うメニューを頼んだ。
“1Plate”とはその名前の通り、1皿で前菜とメインとデザートが乗っているという、いわばお子様ランチの様なメニュー(笑)
ところがいざ頼んでみると、前菜は2,3種類ある中からチョイス、メインも2,3種類ある中からチョイスしなければならない。。。(>_<)
困ったなぁ。。。
仕方がない。食べる物で“冒険”の出来ない私はかろうじて解るものを指で指し示すのみ。
で、レタスのグリーンサラダと(多分)鹿肉、デザートはヨーグルト。
そして、そんな状況でもビールは忘れずに頼む(笑)
ビールは、フランス語の表記では勿論“beer”ではないのだけど、これだけは英語の発音で何処でも通じるらしい(笑)
(余談だけど、“ビーチュ”と発音する中国でも“ビァ”で通じた。。。)
本当はフランスだけにワインを呑みたかったのだけど、ワインリスト見せられても全く解らなかったし、第一、この店ではグラスワインを置いていなかった。
昼間からハーフボトルを1人で空けることは出来ない。。。この後、教会にも回るのに酒気帯びじゃ不味いよね(笑)



昼食を終えサント・シャペルに向かう。
が、入り口が判らない。
広い裁判所の周りというか、シテ島の西半分をぐるっと廻って同じ場所に出てきた。。。(^^ゞ
よく見ると、裁判所の入り口にSainte Chapelleの文字が!
此処から入るのかしら?と思って、入り口で係りの人に聞くとそうだと言う。
教会が裁判所と同じ入り口なんて、判らないはずよね。。。

サント・シャペルの塔裁判所の入り口で持ち物検査を受けて中に入り、サント・シャペルの案内のある方に廻ると高い塔が見える。
敷地一杯に建てられた高い塔。
塔の高さは75mというが、本当に見上げる高さの此処がサント・シャペル
とてもカメラには収まらない。
広角レンズの付いていないコンパクトデジカメでは、ここで建物の全体を写すのはムリで、塔の先を写すのがやっと。


更に進んで教会の入り口との案内がある所に行くと行列。。。入場券を買う人の列がすごい。
やっぱり此処も有名な所なのね。
しかし私は、その行列をスルーして館内に入る。
と言うのも、パリにはカルト・ミュゼ・モニュマン(Carte Musee Monument)と言うものがあって、(丁度、今JR東日本がやっている「ぐるっとパス」の様な美術館の入場定期券のようなもの)これさえもっていれば入場券を買うために並ぶ必要はない(笑)
VIPの様な顔をして行列を横目に入場できるのよね(笑)。
(パリ近郊の60近い美術館でこの制度を利用できる。)

サント・シャペル内部流石に王宮内礼拝堂というだけある。
柱は金色に輝き天井の深い藍が美しい。
美しいというか、本当にきらびやかなのだ。ユリの紋章も金色だしね。
見学している誰かが“成金趣味”と言っていたが、確かに一歩間違えれば成金の悪趣味になりかねないけど、ゴシック様式の壁や柱の彩色、ステンドグラス、外部からの光と内部の明りの調和が程よくて、とても見ごたえがある。


2Fのステンドグラスが見事だと聞いていたので2Fに上がる。
ほぉぉぉ〜〜〜
別世界だ。

サント・シャペルのステンドグラス2階は全ての壁面がステンドグラスに覆われている。
まるで、このステンドグラスを作るために教会を作ったかの様な。。。

聖書に題材をとった1134の場面がステンドグラスに表現されている。
その内720個は13世紀の作でパリ最古のステンドグラスらしい。
これだけのモノを3年をかけずに造ったとは、“聖王”と呼ばれた程のルイ9世の権威が解る。。。



暫し惚けたようにステンドグラスに見とれた後、敷地内の裁判所の前を横切ってコンシェルジュリーへ。
この裁判所とサント・シャペル、コンシェルジュリーの建物がシテ王宮。
聖王ルイ9世の宮殿で、現存するフランスで最も古い王宮の一つと言われているらしい。
でも、コンシェルジュリーそのものはルイ9世の孫のフィリップ4世が建てた物なんだけどね。
コンシェルジュリーはフランス革命の際には牢獄になって、マリー・アントワネットが過ごした処で知られていて、監獄だった部分はフランス革命当時の囚人を模した人形で当時を再現して見せている。
マリー・アントワネットの独房は狭い部屋であまり見るものもなかったけど、1F大広間や警備の間の広さや柱の彫刻はさすがに王宮跡と思わせるものがある。
裁判所に隣接した建物で、中に入るのに持ち物検査をしなければならないのだから警備上ムリなのかもしれないけど、こんな雰囲気のレストランがあったらいいな、なんてね(^^ゞ

  サント・シャペル、コンシェルジュリーの写真はこちら


さて、やっとノートルダム寺院
ノートルダム寺院フランス・カトリックの総本山だけあって、流石に大きい。
そして人が多い。。。
観光地めぐりしていて言うのもなんだけど、私、人が多いところって好きじゃないのよね。。。

寺院(お寺じゃなくても宇堂っていうのかな?)の中に入ると、入り口近くに「静寂。祈りの場です。」の張り紙が。。。
それも日本語、英語、ドイツ語。。。何カ国もの言葉で。
やはり此処はパリ随一の観光名所なのねぇ。。。なんてちょっと方向の違う感心をしながら中を歩く。
ル・ブランの5月の絵や、ルイ13世、14世の像を見て、入り口上の薔薇窓のステンドグラスを見る。
このステンドグラスは表からは想像できない図柄で、とても美しい。
いや、表にはそれなりの彫刻があって美しいのだけど、ステンドグラス側では面の彫像が窓にかかったりしてていて光が遮られるのかと思っていたが、全くそんなことはなく美しく輝いている。

  ノートルダム寺院の写真はこちら


ノートルダム寺院の中でも何枚も写真を撮っていたら、デジカメのメモリが足りなくなった。。。
今日は銀塩カメラを持っているけど、フィルムは2本。
デジカメの調子で写真を撮っていたら、あっという間になくなってしまう。
困ったなあ。。。と思いながら、これまでに撮ったデジカメ写真のうち、ピンボケしている写真を何枚か消したら、サント・シャペルの塔の一番写りのよい写真まで消しちゃった(>_<)
残念だけど、同じ写真はもう撮れないよね。。。


気を取り直して外にでる。
ノートルダム寺院では有料(カルト・ミュゼ適用外)で塔に上がれるのだけど、入場制限していてその待ち行列があまりに酷いのであきらめて外にでてサン・ルイ島の方に歩く。
あの行列に並んだら、2,3時間は並ばなければならないんじゃないだろうか。


サン・ルイ島は中世の街という雰囲気があって、のんびりとした散歩が出来る。
途中サン・ルイ・アン・リル教会前で日本人の女性から10月にあるというコンサートのお誘いを受ける。
って、私は旅行者なのに10月まで居るわけないジャン(笑)


##教会のリンク先は私が書いた簡単な案内です。
 良かったらどうぞ(^^)/

Category:海外旅行 ( パリ )

Permalink TrackBack(0)

ドキドキの第1日目(サン・シュピルス〜サン・ジェルマン・デュ・プレ〜クリュニー美術館)

今日はパリ観光。
今日は、ネットで知り合った、つい先日までフランスに留学していて人からこの旅行前に教えてもらった所や、10年来の友人でパリに住んでいたことのある友人に教えてもらった所を廻ろうと思う。
私はパリは初めてなので、当然地図を頼りに街を歩く。
勿論1人で。。。

まずは、地下鉄。
ホテルから約5分程の所にある地下鉄の駅から地下鉄に乗る。

困った。。。
駅に入って、どっちのホームに降りれば良いのかが判らない。
ホームへの案内は、“○○駅方面”終着駅しか書いていない。
東海道新幹線のホームで“東京方面”と“博多方面”としか書いていないようなものだ。
それでも日本だったら、ホームに降りると次の駅名が書いてあるから次の駅さえ判ればどっちのホームに降りば良いかが判るのに、ここではホームに降りても次の駅はおろか行き先の案内が全く無い。
つまり、ホームに降りる前に行き先方向の終点の駅名で判断できなければ、電車に乗るまでどっち行きのホームに降りたのかが判らないという事。
私は判らないまま来た電車に乗り次に着いた駅名を見て、乗った電車が行きたい方向とは逆方向行きという事が判かった(^_^;)

さて乗り換える為に降りなければ。。。と思ったけど、ドアが開かない(>_<)
そう、この電車のドアは自分で開けなければならないのだった。
でも開け方が判らない(というか、開ける為のボタンを押しても開かなかった。。。)
そうこうしているうちに電車が発車してしまう。。。(^^ゞ
更に一つ先の駅まで行ってやっと電車を降りる事が出来た。
電車を降りて反対側のホームに降り、やっと目的地へ向かう電車に乗れたわ(やれやれ 笑)


まず最初の目的地はサン・シュピルス教会。
ガイドブックに拠ると、最寄り駅はサン・シュルピス駅、マビョン駅とあるのだけど、私は少し離れたリュー・デュ・バック駅で降りた。

四季の噴水地下鉄リュー・デュ・バック駅を出て、まず近くの四季の噴水に向かう。
ガイドブックでは、★が一つとあまりお勧めのところではなかったのだけど、ガイドブックの写真を見てなんとなく行きたくなったのだった。
(まぁ、確かにたいした事はなかった。。。)


四季の噴水からサン・シュピルスまで静かな街を歩く。
交差点で、いきなり観光客らしき人に道を聞かれる。
。。。私も昨日着いたばかりで、判りません。ごめんなさい。。。

交差点を渡ってKENZOやサン・ローラン、ミュ・ミュ、フェラガモ、プラダ、ソニア・リキエルが並ぶブランド通りを抜けると余り大きくない広場に出た。

サン・シュピルス広場 サン・シュピルス教会

此処が最初の目的地であるサン・シュピルス教会前のサン・シュピルス広場。
サン・シュピルス教会は小さな教会だと聞いていたのだけど、トンでもない。かなり大きな教会だった。
小さいと言うのは聞き間違えだったのか、後で調べるとここの聖堂はフランスでも最大級らしい。
此処で有名なのは、パイプオルガンとドラクロワのフレスコ画。
丁度10時のミサが終わる寸前で、運良くパイプオルガンの音色も聞けた。
う〜ん。でも私には良さまでは判らなかったよ。オルガンが大きいというのは判ったけどね(苦笑)
私は正面祭壇のピエタとその後ろにあるステンドグラスが印象的だった。
  サン・シュピルス教会の写真はこちら


サン・ジェルマン通り次はサン・ジェルマン・デュ・プレに向かう。
途中のサン・ジェルマン通りでは、自転車が走っている。
今日はツール・ド・フランスの最終日。
街中は、レースも勿論だけど、エキシビジョンレースなのか、同じコスチュームを着た自転車のグループがいくつも走っている。
歩道の車道に近い場所で面白がって写真を撮っていると、車が止まってくれて、車の前、そう、道の真ん中に出て写真を撮りなさいと言ってくれる。
フランス人って観光客に優しいなぁ(^^)



道を渡ると、そこはパリ最古の教会のサン・ジェルマン・デュ・プレ教会
サン・ジェルマン・デュ・プレ教会パリはノートルダム寺院のあるシテ島とこのサン・ジェルマン・デュ・プレ教会がある辺りから街が始まったらしい。
ここも小さい教会と聞いていたがかなり大きい。
“小さい”を日本の教会を基準に考えるとビックリさせられるね(笑)
勿論、サン・ジェルマン・デュ・プレ教会は、先のサン・シュピルス教会に比べると小さいのだけど、家の近所にある教会に比べると5倍はあるんじゃないかしら。。。
このサン・ジェルマン・デュ・プレ教会は古いだけあって、これまで何度も改修されているし、イギリスとの100年戦争の際に周りに堀を巡らせたとかで一種要塞のような造りになっていて、外からみると方向によっては教会というよりお城の雰囲気だったわ。
教会内部は、王家の紋章であるユリの紋章がちりばめられている天蓋の青天井とステンドグラスが印象的だった。

  サン・ジェルマン・デュ・プレ教会の写真はこちら



レ・ドゥー・マゴサン・ジェルマン・デュ・プレの前には有名なカフェのカフェ・ド・フロールとレ・ドゥー・マゴがある。
カフェ・ド・フロールは1903年に開店という老舗のカフェで芸術家や映画俳優に愛され、ピカソ、ボーボワール、サルトル、モディリアニ、ジャン・コクトーらが通っていたことでよく知られている。
レ・ドゥー・マゴもサルトルやボーボワールら文学人が通った事でよく知られている。
お店の中を覗きたかったから此処でお茶を飲んでも良かったのだけど、お昼前だったので我慢(笑)
って言うか、本当はパリ初日で店に入るのがなんとなく怖かったから(笑)
だって、コトバが通じそうにないのだもの。。。
こんな観光地化しているようなお店だったら、当然英語は通じるだろうけどね(笑)



クリュニー美術館サン・ジェルマン・デュ・プレを出てノートルダム寺院に行こうと思って歩いていると、なんだか古代遺跡のような場所に行き当たった。
ここはクリュニー美術館と言って、この遺跡はローマ時代のものらしい。
パリ在住の人に事前に聞いていた「パリの古い地区にある、見た目はコンパクトだけど大きなお屋敷が美術館になっている所」なのかしら?と思いながら、建物の周りを歩く。
建物の裏側に美術館への入り口があった。
此処は行って良かった。
確かに、ガイドブックでも★が3つと“必ず行きなさい”という推奨の場所だった。
美術館になっているお屋敷は、パリに残る15世紀の館の中で3大邸宅と言われるらしい。
確かに、すばらしい。
ローマ時代の遺跡(共同浴場)の上に大修道院と修道院長の邸宅が建てられ、その後個人の館となり、19世紀に此処に住んだアレクサンドル・デュ・ソムラールが収集した中世の美術品が展示されている。
絵も、工芸品も逸品揃いで、何時間観ていていても本当に見飽きない。
クリュニー美術館で有名なのは2Fの特別展示質にあった「貴婦人と一角獣」の6枚のタペストリなのだろうけど、私は1Fのローマ浴場跡にあった彫刻(「船頭たちの柱」)やキリスト教の祭具、ステンドグラスに感動した。
1Fを見終わって2Fに上がったものの、もう一度戻って1Fを見直してしまった(笑)

一通り(二通り?)観て、庭に出ると其処もまたすばらしい。
いやぁ〜此処は、本当にお勧めの場所だわ(^^)

裏庭から望むクリュニー美術館 貴婦人と一角獣のタペストリ 領主の生活のタペストリ 船頭たちの柱

写真は順に、裏庭から望むクリュニー美術館、「貴婦人と一角獣」のタペストリ、「領主の生活」のタペストリ、「船頭たちの柱」の彫刻。


  クリュニー美術館の写真はこちら



##美術館、教会のリンク先は私が書いた簡単な案内です。
 良かったらどうぞ(^^)/

Category:海外旅行 ( パリ )

Permalink TrackBack(0)

«Prev | | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 || Next»