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ドタバタは、結局権力争いか?

郵政改革案公表の不透明さ、迷走について今日の夜のニュースでは、
「あっちいったりこっちいったり、我々は鳩山さんと同じようなことになってしまう。」(←「鳩山さんと同じ」ってどういう意味なんだろう? 苦笑)
「本来政権内部で充分な議論がなされてから公表されるべき。」
「これまの間に充分に政府内部で議論されていたと思っていたが、まったくなされていなかったのだろう。」
と言っていた。


郵政改革法案、内閣バラバラ 亀井氏「決めた」、仙谷氏「再検討」
3月25日16時49分配信 産経新聞

 亀井静香郵政改革・金融相は25日、自らが24日に発表した貯金の預入限度額を倍にすることを柱とした郵政改革法案骨子に、閣内から異論が出たことについて「鳩山由紀夫首相に了承されたから発表した。もう決めていることだ」と反論した。一方、仙谷由人国家戦略担当相は限度額引き上げの再検討を求める考えを示すなど異論が相次ぎ、足並みのそろわない内閣を象徴する事態となっている。
 亀井氏は、鳩山首相が24日に、閣内で議論する必要性を指摘したことについては「まだ閣議決定していないことを言ったのだろう。何か不思議なことがあるのか」とした。ただ「今後閣内であろうと閣外であろうといい意見なら全部聞く」と、微修正には含みを残した。
 平野博文官房長官も記者会見で「原口一博総務相が亀井氏と協議、了承したことは重い判断だ」と述べ、法案概要の大幅見直しには慎重な姿勢を示した。
 これに対して仙谷氏は、「内閣全体の問題だ。ゆうちょ銀行やかんぽ生命保険についてオープンに議論をする必要がある」と指摘。「民間企業や産業に資金を回す仕組みをつくらないと経済が縮む」として、資金運用力に欠ける日本郵政グループの金融肥大化に懸念を示した。
 また内閣府の古川元久副大臣は、郵政改革法案の概要に関し「限度額の引き上げが良いのかどうか相当慎重に議論しなければならない」と述べ、今後政府内での議論が必要との認識を示した。
最終更新:3月25日16時49分


もともと民主党は郵政民営化推進派だった。
けど、郵政民営化に反対して自民党を離党した静香ちゃんと連立を組み担当閣僚にした時点で、民主党は自らの民営化方針を撤回したのかと思っていたよ。
少なくとも、連立を組む時点でその程度の政策のすり合わせはできていただろうに。。。(^_^;
それなのに、なんで此処まで拗れるのかなぁ。。。?
まさか、ゆっぴぃクンたち、政権さえ取ってしまえば、他はダレでも民主の靡くとでも思っていた?
だとしたら、思い上がりも甚だしいな。
まぁ、尤も、権力さえ手に入れれば人心も何でも思いのままになると思っていた民主党だから、「政権に入れてあげる」と言えば、大臣経験者の静香ちゃんだって言いなりになると思ったのかな?
って、いうか、浅はかだねぇ~。。。


ゆうちょ銀行は2008年度に155兆円を国債で運用した。
融資の審査能力が乏しく、郵政マネーの大半は審査を必用としない国債で運用されている。
限度額が引き上げられれば、集まった資金はさらに国債に流れ込むだろう。
銀行からゆうちょ銀行へ預金が流れると、設備投資など民間の経済活動に必要な企業向け融資が縮小して景気が更に後退しかねない。
正直いって、これが政権与党が取るべき政策なのか?と思う気持ちはある。
それでも、そんな事も全てを呑んでの静香ちゃんの担当大臣だったのでは?
それとも、首相になった事に有頂天で、そこまで気が回らなかったのか?ゆっぴぃクンは。

純ちゃんの郵政民営化は、郵貯や簡易生命保険のお金が財政投融資などで特殊法人に貸し出されることが発端だった。
本来なら民主党のマニフェストにドンピシャの郵政民営化なんだけど、それに逆行するするような静香ちゃんの提案は民主党への打出の小槌提供が趣旨だったのだろう。
それを、こんな形で否定されたんじゃ、静香ちゃんも立つ瀬がないよね。。。(^_^;





<郵政改革>閣内対立激化 鳩・菅・仙VS社・国の構図に 3月25日23時54分配信 毎日新聞

 10年度予算の成立と同時に表面化した郵政改革案をめぐる閣内対立は翌25日、鳩山由紀夫首相が「(ゆうちょ銀行の預け入れ)限度額など決定している話ではない」と仙谷由人国家戦略担当相に同調する姿勢を示したことで一層激化した。亀井静香金融・郵政担当相(国民新党代表)は修正に応じない考えを強調するとともに、社民党との「小党連合」で対抗。政府・与党が今国会の重要法案に位置付ける郵政改革案は、連立を揺さぶりかねない懸案に発展した。
 鳩山首相は同日、記者団に「私が了解したと伝えられているが、実際には了解ではない」と述べ、「首相の了承を得た」とする亀井氏の主張を否定。さらに「本来なら発表されるべきでないものが、調整前に発表されたのはまずかった。しっかりこれから調整させてもらう」と亀井氏の対応に苦言を呈した。
 首相が亀井氏から電話で改革案の概要の報告を受けたのは23日。この時点で「いろいろとお尋ねをした」と首相は説明しているが、具体的に問題点を認識したのは発表後の24日午後、仙谷氏と古川元久副内閣相が首相官邸に駆け込んでからだ。
 両氏は05年、郵便貯金の限度額を500万円に引き下げる民主党の郵政改革案を策定した政調会長と会長代理のコンビ。限度額を2000万円に引き上げる今回の改革案は民主党本来の金融政策をゆがめるものと映り、直訴に踏み切った。
 「亀井氏の案は民業圧迫になる。まだ決まっていませんよね」と念押しする仙谷氏に対し、首相は「閣議決定してたっけ」と事務方に確認するなど、調整状況を十分に認識していなかった。首相は24日夜、閣内で議論を続ける考えを表明。仙谷氏も25日午前、「国民的に議論が尽くされていない。閣僚委員会を開くとか、オープンな格好でやっていただかないと分かりにくい」と記者団に語った。
 亀井氏がゆうちょ銀行とかんぽ生命保険が払う消費税の減免方針を示したのには菅直人副総理兼財務相が即座にかみついた。旧民主党結成メンバーの鳩山、菅、仙谷3氏が「民主党らしさ」をアピールする「新トロイカ」の連携で亀井氏に対抗する形となった。
 これに対し亀井氏は25日夕、記者団から原案修正の可能性を問われ「そんなことあるはずがない。なぜ閣内で議論しないといけないのか」と猛反発した。
 同日午後開かれた社民、国民新両党幹部の定期協議では原案通り「速やかに国会に提案する」方針で一致した。米軍普天間飛行場の移設問題ではギクシャクした両党だが、社民党の重野安正幹事長は「改革案は社民党の案であり、国民新党の案でもある。民主党から異論が出るのはおかしい」と明言。夏の参院選をにらみ、独自色を強めたい思惑が両党の結束を促した。
 担当閣僚が方針を発表してから、閣内対立が激化する混迷は、調整役不在という政権の構造的欠陥も示した。首相は25日昼、平野博文官房長官に閣内の調整に当たるよう指示したが、官僚からは「(鳩山政権が廃止した)事務次官会議が残っていれば、今回の混乱は起こり得ない」と皮肉る声も漏れた。【西田進一郎、坂口裕彦】
最終更新:3月25日23時54分


なんだ、
このドタバタ劇は、結局、持ちなれい権力をめぐった権力争いだったのか。。。(^_^;


っていうか、あっちふらふら、こっちふらふら。
風見鶏といわれた大勲位とは別の意味で立場が定まらない、リーダシップゼロのゆっぴぃクンに首相が務まるのか?

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