- 2007年8月 7日
- 01.時事寸評
テレビ東京の「ガイアの夜明け」で介護保険法に起因する介護の崩壊についての特集をしていた。
高齢化社会が進み、必然的に“介護”が必要な人が増える。
介護にかかる支出への個人負担を軽減するために導入された介護保険だったけど、この保険は本来の目的を果たすものではなくなっている。
実態として、利用者の満足度も高く良質な介護施設がこの夏、“不正”で閉鎖になった。
閉鎖とは言え、介護施設が必要な事には代わりがなく、経営者を替えて実質継続することになりそうだけど、経営者が変われば同じサービスが受けられる保証もなく利用者やその家族には不安な夏になっている。
そもそも、この施設の“不正”は、法律で定められた夜間の常駐介護ヘルパーを集められず、就労ビザのない外国人のアルバイトを“正規職員”として申告していたというもの。
介護は“報酬”が法律で定められていて、“介護ヘルパー”だけででは生計が成り立たないので就労希望者が少ない。
法律で従業員の確保が定められているにも関わらず人を集められないために、報酬(お給料)がすくなくても就労してくれる外国人を雇用した。
確かにこの施設は法を犯しているけど、法も悪法。
介護保険法が改正されて介護報酬が引き下げられたとき、「介護は本来家庭ですべきもので、他人の力を借りるものではない」と言ったのが亀井静香ちゃん。
自分は介護をするわけじゃないのにね。
自分は両親を看ていないし、仮に看る事になったとしてしも自分が代議士を辞めて見るわけではなく、夫人に任せるだけ。
そんな過去も、将来も“介護”を実感としない人間が何をいうのか!と思う。
その弊害は今出ている。
自分は自民党を出た身だから、今はこの“介護の実態”をも自民党を責める材料になるのだろう。
でも、それを国民に強いたのはこういう“無責任”な人たちなんだよね。
介護に関して不遇を受ける人を見聞きするにつけ、あの時の亀井静香の言葉が耳にこだまする。
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