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対応の早さと企業イメージ

不二家、消費期限切れ牛乳使用のシュークリーム出荷

1月11日16時22分配信 ロイター

 [東京 11日 ロイター] 不二家<2211.T>は11日、昨年11月8日に消費期限切れ牛乳を使用したシュークリーム2000個を出荷していたことなどが判明したと発表した。品質管理の徹底管理が図れるまで、11日から5カ所の洋菓子工場の操業を休止するほか、全国の不二家チェーン店での洋菓子販売を休止する。会見した藤井林太郎社長によると、同社の洋菓子事業は4年前から営業赤字が続いており、再建途上にある。 
 問題があったのは、同社の埼玉工場。昨年11月8日、前日が消費期限切れの牛乳を使ってシュークリーム2000個を製造し、関東や新潟、福島、静岡の1都9県に出荷していた。調査を進めた結果、同工場ではこのほかにも期限切れ牛乳を7回使用していたことが判明。最大で1万6000個のシュークリームを出荷した可能性があるという。さらに、アップルパイなどに使うりんごの加工品の賞味期限切れを4回使用していたこと、細菌検査で出荷基準に満たない「シューロール」と呼ばれる洋菓子を出荷していたことも判明した。また、同工場内でねずみが捕獲されたことも確認されており、2004年には1カ月で50匹が捕獲されたこともあるという。 
 藤井社長は、11月に問題が発覚してから公表するまでに2カ月かかったことについて「考え方に甘さがあった。どう対応策を考えていくのかという点に気をとられ、(公表するということに)意識が及ばなかった」と述べた。

 同社長によると、品質管理の徹底を確認するため、洋菓子製造の5工場の再開は最短でも1週間はかかる見通しだという。業績への影響については「いろいろなことを精査しなくてはならない」と述べるにとどまったが、「洋菓子部門の1日の売り上げは平日で6000万円から7000万円、週末で1億円前後」(藤井社長)とした。

最終更新:1月11日16時22分


過去何度も繰り返される企業不祥事が全く教訓になっていないという事ね。
他の報道では、

消費期限切れ原料の使用がマスコミに発覚すれば、雪印乳業の二の舞となることは避けられない

とあったらしい。

雪印は消費期限切れの原材料を使った事だけが消費者の反発を買った訳ではない。
それを隠蔽しようとした事が一番の原因だったのでは?
不二家は、わざわざ、その二の舞を踏んだ訳よね?
隠蔽しようとした人たちは、不二家という会社を潰そうとした戦犯とみなされても仕方ないよ。
今は未だ、隠蔽を「会社を守るため」とは言っていないようだけど、それは会社を守る事にはならず、会社を潰す行動だもの。

クリスマスという1年で一番の稼ぎ時を前にして、企業イメージを落とす事を心配したのだろうけど、消費者って誠実にすばやい対応をする企業を信じるもので、こういう裏切りはボディブローとは言わないまでも、後で利いてくると思うな。。。

Comments:2

mimisyan 2007年1月13日 20:26

不二家も雪印も・・・も過去の
栄光を忘れられないのでしょうね

老舗企業に環境適応の体質ツクリが
必要です。

何事も一筋の勘違いでしょうか?


COO 2007年1月13日 23:45

>mimisyanさん
 過去の栄光が忘れられずに、イマの斜陽が受け入れられないとしたら
 後は転落するしかないのに。。。
 認めたくないという気持ちは解らなくはないですが、企業がそれでは困りますよね。

 不二家や雪印より長く営業している老舗と言われる企業が生き残っているのは
 それこそ、環境、時代に適応してきたからに他ならないのに。。。

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