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町おこしの“ご当地”自慢メニュー

決して“グルメ”ではない私は、どちらかと言うとB級といわれる地域の食べ物が好き。
今年の夏休みで行った黒石からも「黒石汁焼きそば」をこの久留米の「B1グランプリ」にエントリしているらしい。

久留米と言えば、九州ラーメンの発祥の地。
あぁ。。。多くの東京の人が思う九州ラーメンって博多の長浜ラーメンだったりするのだけど、長浜を始めとする博多のラーメンは、九州の多くの人にとっては“九州ラーメン”ではなく、久留米のラーメンが九州ラーメンの元祖らしい。
私の両親も、北海道に居た頃に食べた札幌ラーメンは「ラーメンに似て非なるもの」で、千葉に来て食べた「博多ラーメン」は「札幌ラーメンより、ラーメンに似ているけどちょっと違う」ものだったらしい。
彼らにとっては、久留米ラーメンこそが“ラーメン”らしい。
子供の頃の味ってそんなものなのか?とも思うけど、こういう“ご当地”もののグルメが紹介されて全国区になれば、私の両親のように出身地を遠くはなれて場所に住む人にとっても嬉しいものになるのだと思うな。


<B級グルメ>町おこしを 「食の方言」に意外性 そのお味は…
11月11日16時26分配信 毎日新聞

 B級ご当地グルメで町おこしをしようという動きが活発になってきている。全国的に有名になった富士宮やきそばや八戸のせんべい汁など地元の人に愛されている料理24品が結集した「B1グランプリ」が福岡県久留米市でこのほど開かれた。今熱い視線が注がれているB級グルメ、そのお味は--。【小川節子】

 「B級グルメが地方を救う」(集英社新書)の著書がある新潟大学法学部教授の田村秀さんによると、B級グルメとは「安くておいしい、その地域ならではの個性的な料理」。さらに「よそゆきの味でなく、普段のおもてなしの料理。暮らしに根付き、家庭の食卓に頻繁にのぼるものが多い」と説明する。
 地方経済の冷え込みは厳しく、商店街にも空き店舗が目立つ。こうした中、「食で地域を活性化しよう」という試みが、00年ごろから全国で行われるようになってきた。自治体の格差問題を長年研究し続けてきた田村さんは、地域の人に愛されてきたB級グルメこそが地方を元気にすると、着目してきた。
 現在、ご当地グルメは100品以上あり、各地でさまざまなイベントが行われている。その中で全国規模の人気を誇るのがB級グルメフェスティバル「B1グランプリ」。
 同グランプリは06年、青森県八戸市の「八戸せんべい汁研究所」が、B級グルメで町おこしをしていた9団体に声をかけて八戸市で初めて開催。これを契機に「B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会」(通称愛Bリーグ)が結成され、翌年6月には静岡県富士宮市で2回目を開いた。
 3回目となる今回は、久留米市内の3カ所の公園を会場に2日間で20万人が来場。全国各地から人が訪れる一大フェスティバルに成長した。
 愛Bリーグ副会長で、久留米市で町づくり運動を進めている豆津橋渡さんは「B級グルメは食の方言。久留米の人は特に意識することもない普段の食事でも、よその人からは意外性がありおいしいと思うものが多い」と話す。

 ■何でも「やきとり」
 今回、久留米のB級ご当地グルメとして登場したのは「やきとり」。同市内には焼き鳥屋が約200軒あり、全国的にも一、二を争う。鶏肉はもちろん、豚肉や牛肉、内臓、魚介類、野菜など、くしにさして焼いたものなら何でも「やきとり」と呼ぶ。このため各店とも品数が多く、80種類以上のメニューがある店も。
 九州を代表する豚骨ラーメンも久留米が発祥の地だ。このほか、もちもちした食感が特徴の「筑後うどん」などもご当地グルメとして知られている。
 当日は午前10時のオープン時から食券を買い求める人の列ができ人気の店では、昼前に売り切れがでるほど。
 スタ
ート時から出展している「八戸せんべい汁研究所」の田村暢英さんは、「せんべい汁が有名になり、八戸の知名度そのものが上がった」と話す。八戸市内では180軒の店がメニューにのせ、都内でも10軒以上で食べられる。今後はみそ汁の具や鍋物の締めとして全国に売り出していきたいという。
 黒はんぺんで有名になった「静岡おでん」も、これを目あてに訪れる観光客が増えてきた。今年地元で開かれた「おでんフェスタ」には約30万人が来場する人気だ。「静岡おでんの会」副会長の藤嶋悦郎さんは「牛すじでとる黒いスープも黒いはんぺんも、地元の人間は当たり前だと思っていた。こんなに話題になるとは」と笑顔を見せる。
 B級ご当地グルメを一過性の人気に終わらせず、根付かせる条件として田村秀さんは「地域おこしのリーダーがいて、味に個性があり、地元の人に愛されている」。この3点が必要だと話している。
最終更新:11月11日16時30分


そういえば、静岡おでんはこのB1グランプリから全国区になったんだっけ?

大学に入って最初に知り合った友人が静岡の出身だった。
彼女からは静岡おでんを始めとして、色々な食べ物を教わった。
おでんは、彼女と一緒に食べに行った渋谷の居酒屋さんのおでんを見て「これはおでんではない」という話で盛り上がって食べさせてもらった。
こんにゃくやはんぺんが真っ黒なツユに浸かったおでんにはビックリ。
どちらかというと関西風の出汁の色の薄いおでんを食べていた私にとって、関東のおでんでも汁の色が濃いと思っていたのに、彼女が持ってきたのはそれ以上だった。
正直言って、「塩辛そうで食べたくない」というのがファーストインプレッション(^_^;

彼女から教わった(私にとって)珍しい食べ物といえば、茹でた落花生。
本当は千葉でも落花生を茹でるらしいのだけど、純粋な関東人(?)ではない両親を持つ私には、落花生は炒るものであって、茹でて食べるなんてしらない食べ方だった。


今回のB1グランプリでは出展されてはいないけど、地方の「ご当地グルメ」として有名なのは長崎のトルコライスや佐世保の佐世保バーガーなのかな?
あまり知られてはいないけど、金沢のハントンライスもご当地グルメというのかな。
南北に長く、また日本海と太平洋というような潮の流れも温度も大きく違う海に囲まれた日本という国では、地域によって色々な食文化が育まれている。
焼きそばやおでんの競演というだけでなく、もっと色々な食文化が発信されれば面白いだろうな。
そういった食品を東京で食べれられれば食の楽しみも広がるし、またご当地へ行く楽しみも増えるというもの。

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