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利用者の責任

こんにゃくゼリーが製造を再開するらしい。
こんにゃく成分を少なくして柔らかくし、外部パッケージに「小さな子供とお年寄りには食べさせないように」と記載るすとか。

朝のワイドショーでは、「大人が食べて美味しいものは子供にとっても美味しいのだから、安全に食べられるようにして作るべきだ」と言ったコメンテータがいた。
何だかな。。。
このコメンテータは、「お酒を美味しいと思う親は1歳の子供にお酒を飲ませてよい」と言うのだろうか?
成長の過程で、子供が食べてよいもの/食べてはいけない物があるのが当然なんじゃないの?


こんにゃくゼリーが製造中止に追い込まれた直接の原因になったのは1歳の子供がこんにゃくを喉に詰まらせた事だった。
まさか乳児にこんにゃくを食べさせる人はいないと思うけど、このコメンテータの論理では、親が美味しいと思ったら乳児にも食べさせて良いというのだろうな。
親が子供の成長にあわせてこんにゃくゼリーを与えればよいだけでないの?
それでも食べさせたかったら、親が子供が食べられるような大きさに千切って与えればよいだけの事。
親が子供の安全を守る事をサボって、メーカに責任を負わせればよいと言うのは考え違いなんじゃないのか?
子供の事故の原因の一部にこういう阿保な大人がいる事があるのだろうな。





「ムトーハップ」という入浴剤が製造中止になるらしい。
この会社は「ムトーハップ」しか作っていないので、製造中止は即、会社の存続問題になる。

硫化水素で自殺をする人が自殺用の薬剤を作る材料として使われたことで、日本チェーンドラッグストア協会が加盟店に販売自粛を通達した事による販売減が原因らしい。
疲労回復だけでなくアトピー治療にも効果があるという入浴剤が自殺を助長したのではなく、自殺した人がそんな“薬”を悪用した事が1つの会社を潰す事になる。
本来体調をよくする為に作った製品を自殺に利用されたために、会社が潰れて失業者を作ってしまう。
この会社の社員さんたちは、自社製品を自殺に使った人に賠償請求したいくらいの気持ちがあると思うよ。

ほとほと行き詰っての自殺だとしても、自らの死が他人にどんな迷惑をかける事になるのかを考えない人たちがこういう死を選んだのだろう。
こういう人たちが他人を巻き込む“死”を選んだのだろう。


でもなぁ。。。
こういう“死に方”を(ある意味)必要以上に煽ったという意味でマスコミにも責任はあると思うのだけどな。

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