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将来の為に、とりあえずクリップ。

将来の為に、とりあえずクリップ。

小泉政権下の自民党も党内があたかも“国会議場”のような意見の開きがあったけど、鳩山代表下の民主党も党内は右派から左派までの意見の開きがあって党内の意見調整が難しい。
今のマニフェストがどちらの側の“意見”が用いられたのかは解らない。
でも、その内、内部分裂するかも。。。


<FTA>民主・菅代表代行が修正案を発表の意向 週内にも

8月4日20時24分配信 毎日新聞

 民主党の菅直人代表代行は4日、札幌市で開いた党の衆院選マニフェスト(政権公約)説明会で「米国との間で自由貿易協定(FTA)を締結する」とした部分について、修正案を週内にも発表する意向を表明した。修正の仕方について「主要作物等の関税引き下げは基本的にやるべきでない。それが明確になる表現にしたい」と記者団に述べた。
 菅氏は同日、北海道の農業者団体から「FTA交渉で農畜産物を除外すると最終マニフェストに明記する」ことを求める要望書を手渡された。その後の説明会で菅氏は「自給率向上を基本にした党の農業政策に矛盾するFTA交渉をするつもりは一切ない」と強調。「(18日の)公示後配布するマニフェストではそうした趣旨を盛り込みたい」と語った。
 ただ、同党の農業政策の柱である戸別所得補償制度導入はFTA締結が目指す農業自由化と一体のものと考えられており、菅氏が指摘する農作物除外などは根幹にかかわり難航が避けられない。岡田克也幹事長も4日、愛知県豊橋市で「自給率を確保し、食の安全を確保した上でFTA交渉をしていく」と記者団に強調した。【田中成之】
最終更新:8月4日20時24分


<マニフェスト>神奈川、埼玉両県知事採点 民主は最低点に

8月5日0時27分配信 毎日新聞

 神奈川県の松沢成文知事と埼玉県の上田清司知事は4日、それぞれの定例記者会見で、衆院選に向けた主要政党のマニフェスト(政権公約)を自身が採点した結果を公表した。両知事とも元民主党衆院議員ながら、自民、公明、民主の3党では、両者とも民主を最低点とした。

 松沢知事は自民44点▽公明54点▽民主33点。上田知事は自民54点▽公明57点▽民主49点。いずれも全国知事会の評価基準を援用し、地方分権改革にかかわる部分のみを100点満点で採点した。松沢知事は「民主党は(自分が提唱する)道州制について言及がなかった。各党とも政策の期限、内容がほとんど分からない。政策も具体的ではない」、上田知事は「民主は政権を担う可能性が高くなっており、あまり調子のいいことを言えず、抑制気味。逆に自民は危機的状況と言われ、前向きに打ち込んでいる」と評した。
最終更新:8月5日0時27分


党内対立避け皇室論議封印

8月5日0時48分配信 産経新聞

 先の通常国会で廃案となった114本の法案の一つに「臨時祝日法案」がある。天皇陛下のご即位20年を記念し、国民こぞって祝うために今年11月12日を休日にするという内容だ。法案を推進してきた奉祝国会議員連盟には453人もの衆参両院議員が加盟し、民主党からも代表、鳩山由紀夫は副会長、代表代行の小沢一郎は顧問としてそれぞれ役員に名を連ねた。
 にもかかわらず、法案は葬り去られた。党内の国家観をめぐる路線対立を露見させたくないとの民主党の事情に振り回されたのだ。

 ■「天皇は元首」
 昨年6月5日、都内で開かれた即位20年奉祝委員会(会長・日本商工会議所の岡村正会頭)の設立総会。政財界関係者ら約500人の出席者は、鳩山(当時・幹事長)のあいさつに惜しみない拍手を送った。
 「憲法に『日本国は国民統合の象徴である天皇を元首とする』とうたうべきではないか。自民党と民主党、お互いの損得を超えて未来のため、この国の繁栄に尽くしていきたい」
 鳩山はその2日前、臨時祝日法案制定の方針を決めた奉祝議連の会合にも出席し、趣旨に賛同していた。議連役員にはほかにも常任幹事会議長の中井洽(ひろし)、元政調会長の仙谷由人、役員室長(当時・幹事長代理)で鳩山側近の平野博文らそうそうたる顔ぶれが並んだ。
 だが、鳩山と民主党の動きはぴたりと止まる。
 自民党や、52人の衆参議員全員が議連に入った公明党は早々に党内手続きを終え、「対決法案にしてはいけない」と民主党の調整を待った。だが、鳩山は「平野君に話をしてくれ」と逃げ腰となり、平野も「うちの反対で休日にならなかったとはいわれたくないが、意見集約に時間がかかる」と弁明を繰り返した。

 ■「荒立てないで」
 「祝日法については、党内のコンセンサスが得られていない状況だと報告する。(党内で)きちっと説明しなくてはならない」
 今年3月2日に都内で行われた奉祝議連と奉祝委員会の役員総会。鳩山は党内とりまとめに改めて意欲を表明した。だが、それでも事態は進まない。
 6月4日には議連実行委員長で無所属の元経産相、平沼赳夫がしびれを切らし、鳩山に早急な対応を促した。ここでも鳩山は「皇室のことでぎくしゃくしてはいけない。党内をまとめたい」と話すのみだった。
 さらに同月25日、鳩山が「法案を正式に出してくれたら対応する」と言い出したため、議連は自民、公明、国民新、新党大地、改革クラブなどの超党派で法案を衆院に提出した。その日、中井から平沼にこんな電話がかかってきた。
 「参院民主党は(日教組出身の参院議員会長の)輿石東が牛耳っているので、ことを荒立てないでほしい。最悪の場合、党議拘束を外して自由投票にする」
 ところが結局、民主党内で意見集約の場はもたれないまま、7月14日に問責決議案が可決された。臨時祝日法案の廃案も決まった。
 民主党議員時代(昨年8月離党)から法案作りに努めてきた改革クラブ代表、渡辺秀央は「鳩山君はブレにブレた」と総括する。
 「党内が一致できる一部の問題しか物事を進められない民主党の体質が典型的に表れた。皇室制度にどう向き合うかすら意思統一がされていないんだから」
 民主党が政権の座に就いたとき、明確な国家像を内外に示せるのかはまだ霧の中だ。

 ■米国の安堵と疑念
 米政府は民主党政権誕生を見越し、民主党幹部との接触を活発化させている。「果たして日米同盟を担いうる政党なのか」。米側の関心はこの一点に集中している。
 6月25日、民主党本部。米国防次官、フロノイは幹事長の岡田克也、副代表の前原誠司らに対し、米側の立場を言明した。
 「政権交代してもアフガニスタンや海賊対策と並び、グアム移転協定を含めた米軍再編を進めていくことは日米両国間の合意だ」
 岡田は「すべての懸案をテーブルに置いて交渉するつもりはない」と政権獲得後は柔軟に応じる考えを示した。7月17日には米国務次官補、キャンベルにも同様の考えを伝えた。
 一連の会談の成果か、次期駐日米大使、ジョン・ルースは7月23日の米上院外交委員会で「(日本の)民主党はここ数日発言を和らげている」と指摘した。現実的な言動が、米側に安堵感を与えているようだ。
 民主党は9月下旬の国連総会に際し、首相就任を見込む代表、鳩山由紀夫と米大統領、オバマとの初の首脳会談を行い、米国重視を明確にしたいようだ。だが、米側の懸念はまだ払拭されたわけではない。
 「民主党内には左派議員もいる。意見の対立はどう解消していくのか」
 岡田-キャンベル会談に先立ち、副幹事長の長島昭久を訪ねた米国務省スタッフは、こう率直に疑念を示した。長島は「今の民主党にイデオロギー対立はない」と反論したが、同時に民主党に向けられた厳しい視線を感じ取っていた。

 ■早くも見解にズレ
 民主党は7月27日に発表したマニフェスト(政権公約)では、党内で亀裂の芽となりかねない課題は巧みに結論を先送りした。
 例えば代表代行、小沢一郎が代表時代に「憲法違反」と断じたインド洋での海上自衛隊による補給活動には言及していない。
 だが、それで丸く収まるというわけでもない。補給活動を「延長しない」と明言する鳩山と、「単純延長はしない」と含みを残す岡田との間で、見解に早くもずれが生じ始めている。
 永住外国人への地方参政権付与問題も、党内対立を避けるためマニフェストには記載されていない。ただ、政策集「INDEX2009」は「結党時の基本政策」「早期実現の方針は維持」と明記しており、火種はくすぶったままだ。
 この問題は韓国のマスコミの関心も高く、国際問題化の兆しもある。在日本大韓民国民団(民団)は、衆院選を参政権獲得運動の天王山と位置付け、「合法的に、できる範囲で」(民団中央本部)、推進派議員の支援に動き始めた。
 民団発行の民団新聞(7月15日号)は「地方本部が団員全世帯に支援候補者のポスター張り出しを呼びかけた」と報じている。鳩山側近の一人は民団地方本部での講演で「政権奪取で皆さんの地方参政権を実現する」と“公約”した。政権を獲得すれば、「誠実な履行」を求められることになるだろう。

 ■細川政権の記憶
 「政策集では(策定過程で)オレが『従軍慰安婦』の(史実にない)『従軍』という文字を削った。教育問題も言い過ぎた部分は削除、削除だ。左がかったのは嫌いだからな」
 鳩山に近い党幹部は左派イデオロギーは排除したと強調する。それではこのまま民主党政策は現実化に向かうかと言うと、ことはそう単純ではない。
 7月12日、静岡県小山町の陸自富士学校で行われた記念行事。マニフェスト策定にかかわった民主党若手議員は来賓席で隣り合わせた自民党議員に、あっけらかんとこう語ったという。
 「インド洋の海自撤収については書き込みません。日米地位協定も(これまでのように)『改定する』とは書きません。来年夏の参院選までは党内に波風を立てたくないから年金問題一本で行きますよ」
 7月初頭のある夜、鳩山は側近の前衆院議員、中山義活と互いの妻も交えて都内のフランス料理店で会食した。その場で鳩山は語気を強めた。
 「自民党は今後4年間、権力の座から離れれば、分裂状態になる。われわれは二度と細川護煕政権の失敗は繰り返さない」
 平成5年に自民党から政権を奪取しながら、わずか8カ月で瓦解した非自民連立の細川政権。内部対立から政権崩壊へと雪崩を打つさまを官房副長官として目の当たりにした鳩山はいま路線問題は封印する腹づもりのようだ。
 だが、党内左派はそれで納得するのか。連立する予定の社民、国民新両党と調整できるのか。先送りした宿題はいずれ重くのしかかってくる。(敬称略)
 衆院選は、時代の閉塞(へいそく)感を吹き飛ばすことを期待された民主党が優位に戦いを進めている。では政権交代により民主党は何を目指すのか。政権を担う覚悟と態勢はあるのか。「政権前夜」の喧噪(けんそう)に包まれた民主党の実像に迫った。
最終更新:8月5日0時48分

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