- 2009年8月31日
- 01.時事寸評
民主党の圧勝から1夜明けて、世の中は未だ狂騒の中にある。
今朝はから民主党の議員がテレビに出ずっぱり。
そんな中、「税金の無駄遣いは、民主党マニフェストにある各種手当てを賄える程にあるのか?」と尋いていた。
アナウンサとの不倫で有名な豪志クンが「八つ場ダムのような絶対的なムダもあるし、それで足りなければ相対的なムダを作り出す」と言っていた。
つまり、必要ではあるが緊急ではない事業、支出を後回しにして手当てに回すらしい。
そんな事、選挙中には言っていなかったよね。って、首都高速と阪神高速以外の高速道路でも無料化にしない道路があるけど、選挙に影響があるのでマニフェストには書けないって馬淵議員が言ってたっけ。
選挙に影響があることはマニフェストには書けないし、選挙期間中はそのような突っ込みはするなとマスコミとも約束があったのだろうね。
選挙当日の朝のテレビ番組で「民主党のマニフェストが(マスコミによって)精査されなかったのは、酒井容疑者の事件があったから」と“身内の事情”を表現したアナウンサーが居たが、本当はのりピーの事件があって(都合が)よかったというところなのだろうな。
しかし、名ばかりであっても「民主党」への政権交代と言うのは、海外でもニュースになるのね。
<衆院選>民主圧勝 世界のメディアはこう報じた8月31日21時53分配信 毎日新聞
衆院選での民主党圧勝について8月31日、各国メディアはそれぞれ意匠を凝らして伝えた。日本人の分析から日本近代史、日米関係、民主党への論評まで、日本の歴史的な政権交代は、外国からはどう見られているのか。報道ぶりを概観した。
◇欧州は外交方針の軌道修正に注目
欧州メディアは、民主党政権が、自民党の対米追従路線から「日米同盟を維持しつつ、対米依存を軽減する」(ベルギー紙)方向へ、どこまで外交方針を軌道修正するのかに注目している。
鳩山由紀夫代表が掲げる「友愛」は、フランス革命の「自由、平等、博愛」の精神や欧州統合運動家の著作が起源。米国型グローバリズムを手厳しく批判する一方、欧州連合(EU)を参考に、東アジア共同体の建設や地方分権を進める考えを表明するなど、その外交姿勢は「欧州寄り」とも映るからだ。
欧州のラジオは「民主党は米国から多少、距離を置き、アジアの近隣国との和解を進めようとしている」と伝えた。だが、民主党内に意見の相違があることなどから、「政権公約が政策にどう反映されるかを見極める必要がある」(EU筋)との声も出ている。
仏国際関係研究所(IFRI)アジアセンターのバレリー・ニケ所長は「米軍基地の扱いなどを見直す余地はあるだろうが、米国は日本の安全保障戦略の中心であり続け、(日米関係の)激変ではない」と分析している。【ブリュッセル福島良典】◇「鳩山氏は新しい侍」インド、「震度7級の出来事」ロシア
■中国
京華時報=鳩山氏のあだ名を「宇宙人」と紹介。「『宇宙人』鳩山の夢かなう」
広州日報=吉田茂、鳩山一郎両元首相の孫同士の戦い。政権は代わっても、世襲政治は変わらない。■韓国
朝鮮日報=政権交代後の日本がどこに向かうかは非常に不透明。■北朝鮮
朝鮮中央通信=「自民党が大惨敗を喫した」と選挙結果だけを伝え、論評なし。■インド
タイムズ・オブ・インディア紙=鳩山氏は「新しい侍」。選挙前に「SAYONARA LDP(さよなら自民党)」の分析記事。■シンガポール
ストレーツ・タイムズ紙=民主党のマニフェストからは、不振が続く日本経済をいかに上向かせるか、はっきりしない。■オーストラリア
オーストラリアン紙=日本の近代史において、明治維新や戦後の経済復興に並ぶ大きな変革だ。■米国
ウォールストリート・ジャーナル紙=日本現代史の分水嶺(ぶんすいれい)として後世に伝わるだろう。米国などにとって、自民党政権に比べ対応が難しくなる。■英国
フィナンシャル・タイムズ紙=極めて日本的な反乱。民主党に革新的な新政策が見られないのは、日本人が今もそれなりに現状に満足しているからだ。
インディペンデント紙=民主党の外交方針は、日本がようやく冷戦終結を確認したことを示す。アジア重視の姿勢から「地域勢力」化する可能性がある。■イタリア
メッサジェーロ紙=イタリアと日本は人口減、移民規制、年金問題など似た問題を抱え、右派から左派への政権交代が必要だった。■ロシア
政府紙「ロシースカヤ・ガゼータ」=震度7級の出来事。米国が終戦後の日本で2大政党制を根付かせようとしたが、当時の日本は受け入れられず、巨大な自民党と政権を担えない野党による「1.5党制」が続いたが、(経済)危機に耐えられなかった。■エジプト
アルアハラム紙=民主党の地滑り的勝利は、国民生活重視の政策を掲げ、官僚の政治支配に反対したことが背景にあった。■イスラエル
イスラエル民放=鳩山氏は日本のオバマ。【ロンドン笠原敏彦、ローマ藤原章生、北京・西岡省二、モスクワ大前仁、デリー栗田慎一、トリポリ和田浩明】
最終更新:8月31日23時0分
「アメリカの言いなりになるのではなく、国連の言いなりになれ」と言う人の声が大きな民主党政権では、アメリカは困るだろうな。
まして、東アジア共同体を構想する政権だとすれば、アメリカにとっても危険極まりないだろうね。
比較して、中国やイギリスは冷静な反応。。。というか、日本の“政権交代”を小ばかにしている感すらある。
イスラエルの「鳩山氏は日本のオバマ」と言うのが的を射ているような気がする。
既に選挙前からふら付いている民主党のマニフェストだけど、オバマのように選挙中は「止める」と明言していた事でも「継続」するような趣旨がえはしょっちゅうなのだろうな。
それにしても、官僚頼みの政権の始まりだったと言われる細川内閣において政治が官僚の言いなりになる路を作った人たちが、どうやって脱官僚を達成するのか見物だわ。
それにしても×2、この選挙が日本人が北朝鮮による拉致被害者を見捨てた日とならない事を切に願う。
それにしても×3、郵政利権の民輔が政治の世界からの引退は喜ばしい限りだわ。
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