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“負け”も“負け”を認めてしまえれば、案外気が楽(笑)

2004年5月31日
07.独り言

今日は、職場で送別会。
同じフロアにはもちろん女性も数人いたが、男性ばかりで女性が私一人のチームだった。
そのチームでの送別会で、楽しいお酒で楽しい時を過ごした。
1次会の終わりには花束まで貰ってしまって、こんなにしてもらっていいのかしら。。。

今回、この職場を離れるにあたっては、職場にかなり迷惑をかけている。
私は客先に常駐して仕事をしているので、今のこの職場は私の所属する会社ではなくて、会社から見て顧客先。
今月から、別の会社から仕事のオーダーがあって、今居るお客さんに充分なネゴを取らないうちに新しい仕事を受注してしまったものだから、今日まで結構、バタバタしていた。
本来なら、その客先から出入り禁止になっても仕方の無いぐらい不義理をしているのに、お客さんの方から、うちの上司がその客先で立場を無くさない様にと気を使ってもらっている。
まったく、主客逆転だ。。。

男の負け犬は女よりミジメ (ゲンダイネット)）

「負け犬」は“メス”だけじゃない。コラムニストの酒井順子氏が著書「負け犬の遠吠え」の中で、「どんなに美人で仕事ができても、３０代以上・未婚・子ナシは女の負け犬」と過激に表現し、大論争を巻き起こした。内心、複雑な男性は多いのではないか。

　実は、「３０代以上・未婚・子ナシ」の男性は、女性より圧倒的に多い。国立社会保障・人口問題研究所によれば、１８～４９歳の男女のうち、３０代以上の未婚者の割合は女性２４％に対し、男性は３０．７％。ナント、３人に１人が独り身なのだ。

なんだなかなぁ。。。
“負け犬の遠吠え”の著者である酒井氏の論によると、私は負け犬らしい(笑)
結婚していなくても、付き合っている男性が居て仕事もあればそれで良いだろうと思うのだけど、そう思ったり、そう主張する事すらも“負け犬”なんだそうだ(苦笑)

私の周りにも30代どころか40代になっても独身者が多い。
男性、女性に関わらずなんだけど、どちらかと言うと女性の方が独身を楽しんでいる感がある。
若い頃にそれなりに遊んでいて、自分の楽しみ（趣味）もあって充実しているように見える男性でさえ、40歳前後になって結婚していないことに心残りを感じているようだ。
自分なりに納得して、充実しているら、結婚に拘る必要なないと思うのだけど、これは一般的な価値観じゃないのね。。。(笑)

しかしこの負け犬と言う言葉、なんだか気になる(笑)
“個性”を重要視され、“他”と同じでない事に価値があるかの様に教育された世代にとって、“30歳までには結婚して子供を持つ”と言う先人が敷いたレール（価値観）に素直に従う事が本当に勝ち？
価値のある事なのだろうか？
それってヘン。
昨日までは他と同じ行動パターンを取る事は価値が無いと言われてきたのに、今日からは他と同じ行動パターンを取る事に価値があるとでも言うのか。
矛盾している。。。

氏が結婚していて、結婚していない人を見下しているのか思えばそうでもない。
ご自身もこの“負け犬”カテゴリに入るらしい。
では、自身が“負け犬”だと拗ねているのかと思えばそうでもなさそうだ。
まぁ、多少は拗ねて、結婚している人に厭味の一つでも言いたいと言うパラドックスなのかもしれないが。。。

しかし×2
人の人生、生き方をなんで“勝ち”、“負け”に分類したがるのかなぁ。。。
この言葉、結婚したくてもなんらかの事情がある人に対しては、傷口に塩を塗りこむようなものかもしれない。
そして、一方、不幸な結婚してをしている人には慰めの言葉になっているのかな。。。？
でも、勝ちか負けかなんて、人生が終わってみないと判らない。

今、勝った気でいても、最後にどんでん返しで負ける事もあるのに。。。
そういった意味では、“結婚をした経験がある”とか、“子供を持った（経験がある）”とか、その事がその人にもたらした結果ではなく、事象だけ判断できる勝ち負けは簡単で良いし、自分を納得させる効果もあるのかもしれない。。。

私自身は結婚にそれ程強い願望もないし、既に子供を持つことは諦めている。
だから、一生“負け犬”なんだろうけど、別に勝たなくてもイイや(笑)
“負け”も“負け”を認めてしまえれば、案外気が楽だ(笑)
？
彼女が“負け犬”と自ら主張するのって、そういう効果を狙ったのかしらん？(笑)