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評価は出来る。。。けど。。。

お役所の重要発表って、休日の明け方にすることが多い。
今回もまた。。。

<タミフル事故>「関係は否定的」見解を撤回 厚労省次官

3月22日21時10分配信 毎日新聞

 厚生労働省の辻哲夫・事務次官は22日の定例会見で、インフルエンザ治療薬「タミフル」の服用と飛び降りなどの異常行動との因果関係について、従来の「否定的」との見解を事実上撤回し、「虚心に原因を調査したい」として、白紙に戻す考えを示した。転落と飛び降りが死亡事例以外にも15件あることが判明し、「重大な問題」との認識を新たにしたという。これまで異常行動の内容を十分に分析していなかったことになり、厚労省の認識不足に批判が集まりそうだ。
 辻事務次官は10代へのタミフル処方を原則禁止したことに関し「(服用後の異常行動を)非常に重く受け止め、極めて重大な問題と考えている。可能な限りの措置を取りたい」と話した。さらに副作用情報として企業などから厚労省に報告がある中で、飛び降りなどの異常行動について徹底的に調査をすると明言。有識者による審議会に検証を依頼する一方、広く情報を公開していく方針を明らかにした。
 タミフル服用後の10代の死亡事例は04年以降で計5件。辻事務次官は「死亡事例は認識していた」としながらも、20日までに分かった死亡事例以外の15件(うち10代は11件)は「知らなかった」と釈明。社会問題化しているにもかかわらず、異常行動の内容を分析していなかったことを明らかにした。また、同省の黒川達夫・大臣官房審議官も会見し、死亡事例以外を調査しなかった点について「他の薬の副作用情報が多かった」と弁明。一連の対応に問題はなかったとの立場を強調した。
 厚労省によると、タミフルの副作用報告総数は01年の発売以降、1763件(20日現在)という。【玉木達也】

最終更新:3月22日23時40分


因果関係は認められないと言っていた厚生労働省が因果関係を認めた事には意義を感じる。
“遅い”と言う人は多いだろうし、正直言って私も“遅い”とは思うが、これまでの薬害エイズや肝炎の対処に比べればかなり早い。
“遅すぎ”になる前の判断は評価できると思う。
更に、因果関係についての検証の不備も認めたのだから、それなりに評価できる。
ただ、“検証の不備”について“自覚”したのであれば、タミフルだけでなくこれまでに認可してる他の薬品についても見直しをして欲しいものだと思うのよね。


それにしても、何故“10代”なのだろう?
会社の同僚クンの家族が丁度今インフルエンザに罹って、10歳を超えたお子さんにはタミフルは処方されなかったけど、8歳のお子さんにはタミフルが処方されたとか。
子供の身体の大きさ(や薬の効き具合)は年齢では測れないと思うのだけど、本当に“10歳”で一律に切ってしまうのがいいのかなぁ。。。?

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