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奇跡なのか、人知の賜物なのか

昨日は体調がイマイチで、起きたのはお昼前。
起き上がる直前にテレビを点けたら報道されていたのは、この地震のニュース。
丁度、輪島の警察から、この地震で死亡者が出たとのニュースを放送していた。
正直言って、地震の大きさを考えたら死者が1人だなんてありえなくて、「これから被害者数が増えるのだろうな」と思った。

「死者1人」は奇跡に近い=発生時間や少ない雪など要因-能登地震

3月26日20時1分配信 時事通信

 地震被災地を視察した金沢大大学院自然科学科の村田晶助手(地震工学)は26日、地震規模と人的被害の数を比較し、「死者が1人にとどまったのは奇跡に近い。十数人いてもおかしくなかった」と話した。
 また、今回の地震の特徴として、「地震の規模の割に、ライフラインの被害が少なかった」と指摘。特に大規模な停電が起きなかったことについては、「電気は度重なる災害で復旧のノウハウができていたのだろう」と分析している。
 被害が少なかった理由として、(1)地震発生が火を使う時間帯ではなく、火災が起こらなかった(2)今年は雪が少なく、建物の倒壊が少なくて済んだ(3)高齢化率は高いが、元気な人が多い-などを挙げた。 

最終更新:3月26日20時1分


そうだね。
でも、色々な条件がプラスに重なったとしても、これだけの地震で人的被害が比較的少ないのは驚異的な事だよ。
この地域って今まで地震は殆どなかったハズだから地震慣れはしていないだろうし、震源地は最近話題になっている北陸電力の志賀原子力発電所の直ぐ近くなのだから、原子力発電所の被災による2次被害だってありうるもの。

そう考えたら。。。
被災者はお気の毒だと思っているし、こんな表現をするのは不謹慎で申し訳ないと思うのだど、震災直後の被害がこのくらいで収まったのは奇跡に近いと思う。
そして、この“奇跡”を起こしたのって、地域の人たちや行政の防災意識や、地域がお互いを助け合う“ご近所”感覚の賜物なんだろうと思うよ。


しかしなぁ。。。
出来て間もない能登有料道路の惨状は目に余る。
地盤の弱いところにムリして道路を作った結果なのだろうけど、復旧時にはもう少し考えた方がよさそうだよね。。。


しかしなぁ。。。×2

<能登半島地震>小説「ゼロの焦点」舞台の断崖崩落

3月26日21時14分配信 毎日新聞

 能登半島地震で、国定公園の景勝地「能登金剛」内のヤセの断崖が崩落していたことが26日、分かった。住民から役場に通報があり、職員が確認した。ヤセの断崖は松本清張の推理小説「ゼロの焦点」の舞台にもなった景勝地。年間約12万人が訪れる。地震で高さ約35メートル、幅約10メートルにわたって崩れ落ちた。

最終更新:3月26日21時14分

丁度2年前のこの時期、友人との恒例の春の旅行で能登に行った。
その時、ヤセの断崖にも寄ったのよね。
岩盤の風化の関係で当時もがけ崩れの危険性が高いといわれていたヤセの断崖だったけど、今回の地震でも崩落しているのね。
“ヤセの断崖”と呼ばれる場所はそんなに広い場所ではなかったから、幅10mにも渡って崩落したのだったら景観も変わったのかなぁ。。。


全然関係ないけど、その旅行の最中、九州で福岡県西方沖地震があったのよね。。。
福岡県のこの辺りも地震の経験は殆どない土地だったと思う。
九州にも北海道にも北陸にも住んだことはあるけど、私の実感では東京は地震が日常茶飯事にあるけど、それ以外の場所では殆ど経験した事はない。
北海道に居た頃は、十勝沖地震があったけど、私が住んでいたのは揺れはしたけど震源地からは離れていたしね。。。
でも、阪神大震災もそうだけど、地震の経験の少ない場所で大きな地震が起きている実態を考えると、日本には地震の無い場所は無いと、改めて思う。

Comments:4

BlogPetのQooQoo 2007年3月27日 10:43

きのうQooQooが、断崖に関係するつもりだった。
また西方へ国定も実感したかった。

こっとんふわふわ 2007年3月28日 12:41

被災された方々にはお大変気の毒ですが、死者が1名というのは奇跡的と思います。
道路が落ちたのは液状化現象によるものだそうですから、仕方なかったのではないでしょうか。
被災者の方々の生活が一日も早くもとに戻りますよう、願っております。

こっとんふわふわ 2007年3月28日 12:41

被災された方々にはお大変気の毒ですが、死者が1名というのは奇跡的と思います。
道路が落ちたのは液状化現象によるものだそうですから、仕方なかったのではないでしょうか。
被災者の方々の生活が一日も早くもとに戻りますよう、願っております。

COO 2007年3月28日 22:25

>こっとんふわふわさん
 発生時刻や、その日が震源地近くの町のお祭りで多くの人が外に出ていたという
 偶然が奇跡をつくる要因ではあったのでしょうが、
 高齢者が多く、寝たきりの老人もいる町で、
 何かあった時に、そういう自力で動けない人を助ける仕組みが出来ていたのも
 今回の被害が少なかった要因だったように思います。

 能登有料道路については、今回液状化した部分は
 沢を埋め立てて道路を作った場所で、
 もともと沢に流れてこんでいた水を他所に逃がす事なく、その上に盛り土をしたのですから
 地震がなくても早晩液状化したのではないかと思います。
 何故、川の上にトンネルを作ることなく盛り土をしたのか。。。と思うのですよね。。。

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