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“減反”って何?“減反見直し”って?

よく解らない。。。

<自民・加藤氏>官房長官の減反見直し発言に反論

6月1日22時19分配信 毎日新聞

 自民党食料戦略本部長を務める加藤紘一元幹事長は1日、フジテレビの番組に出演し、町村信孝官房長官がコメの生産調整(減反)を見直す必要性に言及したことについて「コメ価格が下がって大変なことになる」と反論した。

 加藤氏は「正直言ってコメは余っている」と指摘したうえで、「大豆や小麦を作らないと駄目だ」と述べ、大豆や小麦の増産を優先させるべきだとの考えを示した。

 町村氏は5月31日の講演で、食料自給率の政府目標を引き上げる考えを示し、「世界では食糧不足の国があるのに減反するのはもったいない。減反を含めて農業政策を根本から見直すことが必要だ」などと発言した。

最終更新:6月1日22時19分


紘一クンは、お米を沢山作って流通量が増えるとお米が安くなるので困ると言っている。
食料を始めとする諸物価が上がって、政府としては物価上昇を抑えなければならない時に「価格が下がると困る」とは、国民(全体)の生活を考えていない人の言葉と言っていいのかな?
米の流通量を減らして価格を維持しようとしても、これから人口が減っていけば必要量も減ってくる。
必要量に合わせて生産量を調整するのであれば、今後ますます生産を減らさなければならない。
それより寧ろ、沢山作って、食料が足りなくて困っている国へ輸出しても良いのでは?

実は私、政治家の言う“減反”という言葉の意味、“減反見直し”の言葉の意味が解らない。
減反政策の結果お米を作るのを休んでいる土地では、完全に土地を休ませてしまうと作物ができなくなるからとコスモスや蓮華草などの草花を植えている土地がある。
そういった土地でお米以外の作物を作ってはいけないのだろうか?
土地を遊ばせる事によって援助金を支払うのではなく、米に代わって他の作物を作ることで農家に収入を上げさせる方が良いのでは?
世界には米を主食としない人たちも多くいるのだから、主食となりうる他の作物を作って輸出するというのもアリなのでは?
そういう“以前田んぼだった土地で他の作物への転作”は“減反見直し”にはならないのか?


さて、実際問題としては、食品価格が上がるのはお米が原因ではない。
小麦の価格はこれまで国が負担して価格を抑えていたけど、それが耐えられない水準まできたので政府が価格を上げた。
これは、価格を上げなければ税金を上げなければならないので、国民負担という意味ではどちらにしても大きな違いはない。

小麦ってアメリカとオーストラリアからの輸入が多い。
ブッシュの馬鹿政策のおかげでアメリカでバイオ燃料の材料になるトウモロコシへの転作が始まっているのが小麦価格高騰の原因の1つ。
オーストラリアはここ数年の干ばつで小麦ができなくなってきているので、“出来ない”ものを買おうとしているのだから、その価格は当然高くなる。

小麦を海外に依存するのではなく、減反政策で遊ばせている土地で作る事は出来ないのか?
日本にうどん文化があるということは、日本でだって小麦は生育するはず。
これまではお米の方が小麦より貨幣としての価値があったからお米が優先して作られていただけでしょ?
減反政策を見直して、食料となる他の作物を奨励するという政策もアリだと思うんだけどな。。。

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