- 2008年10月10日
- 01.時事寸評
帰宅したら、巨人がセ・リーグ優勝したと、テレビが言っている。。。(苦笑)
阪神ファンとしては、リーグ戦の早い時期での阪神の“マジック”点灯には素直に喜べないでいたけど、こんな結末は予想しては居なかった。。。(>_<)
さて、アメリカ発の“金融恐慌”の予兆の前に、大和(やまと)保険が破綻した。
“3連休前の金曜日に注意”というセオリー通りに金融機関である大和保険が破綻したので、マスコミは“世界恐慌が日本に波及した”と言うような論調で報道するだろう。
でも、それは“ちょっと違う”よね。。。
大和保険は、今回の金融危機で倒産した訳ではなく、これまでの通常“経営”で9月の決算を超えられなった。
これまで株価の含み益でなんとか持ちこたえていたけど、経営実態の悪い会社が(含み益を吐き出しても持ちこたえられずに)倒産した。
9月末の決算を超えられなかったという事は、“今”ではなく“9月末”の株価でさえ評価損が大きかったのじゃないかな。
これは、ここ1ヶ月の株価低迷による“倒産”ではないのだから、混同してはいけないと思う。
しかし、それにしても、この株価って何なのでしょう???
こんなに下がったら、“株式投資”をしていない人の貯蓄も目減りしちゃうよ。。。
ネットでは“株価下落で影響を受けるのは株式投資をしている“お金持ち”だけの事で、“庶民”にはなんの影響もない”と、言う人が居る。
私の周りには、流石にそんな事をいう人は居ないけど、世の中には“株式投資はお金持ちのすること”と思っている人がまだまだ多く居るという事なのだろうね。
でも、年金を受けずに“生活保護”を受ける人は影響が“少ない”かもしれないけど、現在年金を受けている人や将来“年金”を受けるつもりの人には、株式市況は少なからず影響がある。
10数年前は運用に制限があったのでそうでもないけど、最近の年金はその一部を株式投資で運用するようになっている。
ここ数日にの株価下落で年金の資金(=原資)もかなり目減りしただろう。
その目減りの割合が2割だとしたら、年金受給者に支払われる年金が2割減るか、その支払いを補うために我々保険料納付者か、(原資不足に対応して)納税者がその2割分を補填するしかない。
要するに、株価下落は、広い意味で国民(すべからく)があらゆる意味で“収入”減になるのよね。。。
年金原資の収入源が年金支出減にシンクロするならば誰も“マイナス”にはならないけど、支出が物価連動を維持するのであれば年金支出は今後も増えるばかりなのだから年金資金を補わなければならないので保険料負担者の負担割合が大きくなって(負担者としては)収入源だし、年金資金が支出を賄いきれないのであれば至急が減らされることになるので受給者にとって“収入減”だよね。
おまけに、企業の“投資”心理が冷え込めば、来々春の採用に影響を及ぼす。
若者が就職できない状況を作ることになれば、その親御さんたちは(彼らの負担は表には出ていないけど)更に負担増だろう。
もっとも、いい年齢になった子供を親御さんが保護育成しているのはある意味問題なのだけど、こういう人が社会に溢れても表に出ていないので社会は“困っている”とは捉えられていないのよね。。。
なんて、酔っ払いのたわごとで、話が拡散してしまったけど。。。
このところの株価下落を“我が家は株式投資なんてしていないから、関係ないわ 株価下落なんて富裕層だけの問題でしょ”なんて言う人が多いけど、富裕層ではない層に打撃が大きいと思うのは少数派ではないと思うし、“私は関係”なんて言っている人こそが“関係大有り”だったりすると思うよ。
しかしなぁ。。。
上場リート(不動産投資信託)までもが破綻したのね。
不動産投資信託という商品性を考えると、上場されている“株式”の中では1番破綻しやすいものかもしれません。
でも、株式型投信とは言え、あくまでも“投資信託”なのだから、“破綻”するには早すぎるきがする。
上場してから破綻までがこんなに短い期間になるのであれば、取引所も投資信託の上場についてはもう少し慎重にならないといけないのかもしれないね。
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