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何か間違ってない?

最近、テレビを見ていて気なるCMが、マンナンライフ社の「お年寄りや子供はこんにゃくゼリーを食べないで」というもの。
別に不良品を作った訳ではないのにこんなCMを出さなければならないなんて、マンナンライフ社は相当悔しいだろう。


こんにゃくゼリーを食べて喉に詰まらせるというのは、昨日今日の話ではない。
もう10年以上前からあった事だ。
なのに、何故、今頃、問題になるの?
と、思ったら、どうも聖子ちゃんの実績つくりの為らしい。阿保らし。

こんにゃくゼリーが発売されて以来の10数年で17件あったらしい。
毎年お正月になると聞くお餅に比べると少ないと思う。
食品を喉に詰まらせたことによる窒息という意味では、おにぎりやパンでも事故はあるらしい。
聖子ちゃんは、こんにゃくゼリーの規制をしたあとは、お餅やおにぎり、パンも規制するつもりなのか?
充分に噛むことが出来ない子供の安全を考えて食品を規制すると言う意味では、ガムなども規制の対象になるのか?

そもそも、充分に噛むことが出来ない子供に与える“(喉に詰まらせる心配のない)安全な食品”って何なのか?
流動食なら安全だろうとも思うけど、過去にお粥を喉に詰まらせて亡くなった方もいる。
どんな食べ方をする人にも安全な食品なんてありえないのであって、毒性の心配がないのであれば、食べる側(与えた親)の責任ではないのか?
子供が噛めないのであれば、小さな欠片にして与えれば済んだ事なのだと思うよ。
人が1人亡くなった事の原因を「食品を喉に詰まらせた」と特定することは当然だと思うけど、これを短絡的に“規制対象”とするのは違う気がする。

「こんにゃくゼリーをメーカーが自主回収すべき」とした後の会見で、聖子ちゃんが「“餅は喉に詰まるもの”、という常識を多くの人が共有している」と言ったらしい。
だったら、“こんにゃくゼリーは喉に詰まるもの”、という常識を国民に浸透させるのが聖子ちゃんの仕事なのでは?
マルチ商法から国民を守るのは消費者庁の仕事だとは思うし、必要以上にメーカーを保護すべきなどとは全く思わないけど、国民を過保護にして“身を守る最低限の常識すらない”人間にするのが消費者行政担当大臣の仕事だとは思えないけど?








中山元国交大臣ではないけど、この園長のような公共性のない人が教育者というのも困ったものだね。

野菜刈り取られ…涙ぐむ園児 保育園の畑を大阪府が行政代執行 10月16日11時56分配信 産経新聞

第二京阪道路(京都市伏見区-大阪府門真市)の建設予定地に位置する北巣本保育園(門真市)の野菜畑を撤去する大阪府の行政代執行が16日早朝から始まった。保育園側は2週間後に近くの保育園と合同でこの野菜畑を使ったイモ掘り行事を控えており、職員ら約50人が「子供たちの野菜を奪わないで」と反対の声をあげたが、府は代執行を強行。園児らが育てた野菜を刈り取り、敷地の立ち入り禁止措置を取った。
橋下徹知事は「府はこれまで誠実に交渉してきた。供用開始が遅れると通行料で6億、7億円の損害が出る。申し訳ないが理解していただきたい」とコメント。「イモ掘り行事まで待ってほしい」という要望には「なぜ2週間早くイモ掘りをしなかったのか。もっと早く園児を喜ばせる方法があったはずだ」と保育園側の対応を批判した。
これに対し、野菜畑の所有者で同園理事の松本剛一さん(49)は「イモがちゃんと育つにはあと2週間はかかるし、そもそも代執行の通知があったのは10日前で行事変更にも無理があった。府の都合で子供の気持ちを踏みにじったのは許せない」と怒りを隠しきれない様子だった。
代執行はこの日、午前7時半から開始。府職員ら約100人がシャベルやカマなどで園児らが今春から育ててきたサツマイモやトマトなどを刈り取った。作物は段ボールに入れられ、府が保管。園側の要望があれば返却されるという。
保育園の職員や保護者らは「子供たちが育てたお野菜です」などと記されたプラカードを掲げ「子供たちの野菜を奪う権利が橋下知事にあるのか」と声をあげ、あたりは一時騒然となったが、府は周囲をフェンスで囲い、敷地内を立ち入り禁止とする措置を取った。野菜畑には登園前の園児も立ち寄っていたが刈り取られた野菜を前に涙ぐむ場面も見られた。
野菜畑は約20年前から園児用の菜園として利用。第二京阪の建設のため、平成15年から用地買収の交渉が始まっていたが、保育園側は「大切な食育の場」と拒絶していた。
府は今月6日、強制的に撤去させる代執行令書を保育園側に交付。園側は立ち退き取り消しを求めた裁判を起こした。訴訟はまだ係争中で、大阪高裁が30日に決定を出す予定となっているが、府は高裁決定を待たずに代執行に踏み切った。
最終更新:10月16日15時10分


今年の種まき、作付け以降に交渉が始まったのであれば大阪府に“配慮が足りない”と言うところだけど、用地買収交渉は平成15年から始まっていた事。
寧ろ、いつ強制執行されるのか解らないのに農園を作って園児を裏切ったのは幼稚園そのものなのでは?

この幼稚園の園長は、幼稚園1件のために“高速道路を作らせない”つもりだったのか?それとも、迂回先で(自分以外の)誰かが土地提供の犠牲になればよいと考えたのか?
幼稚園の農園とちがって、高速道路は予め定められた土地以外の土地をつかって建設するというのはかなりムリがある。
例え1mでも土地(買収が)途切れれば、建設そのものが出来なくなる。
幼稚園の農園が何万ヘクタールあるのかしらないけど、その高速道路が想定される利用者も含めて建設反対者が多いのでなければ、農園が移動する方が正当であろう。
この園長が公共性に欠けるのか「ごね得」と交渉を長引かせているのか、そのどちらかなのか、両方なのか解らないけど、こういう人が幼児教育を担っていることが、“常識less”の日本人をつくる原因なのだろうね。
聖子ちゃん、将来の消費者のために、こういう“教育者”を規制するのはいかが?

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