- 2008年1月12日
- 01.時事寸評
<船場吉兆>経営陣を刷新…女将が新社長就任へ 反発の声も1月12日20時38分配信 毎日新聞
食品の表示偽装で昨年11月から休業中の高級料亭「船場吉兆」(本店・大阪市中央区)の経営陣刷新で、創業者、故湯木貞一氏の三女で女将(おかみ)の湯木佐知子取締役(70)が新社長に就任する見通しになった。一連の不祥事で、従業員や取り引き先に責任転嫁するなど、創業者一族による経営の甘さと傲慢(ごうまん)さが露呈した経緯があり、佐知子取締役の新社長就任は反発も予想される。
船場吉兆は、食品の産地偽装や賞味・消費期限の改ざんが次々に明らかになり、休業による経営悪化により、民事再生法の適用申請を検討。湯木正徳・現社長(74)と長男喜久郎取締役(45)、次男尚治取締役(38)は引責辞任するが、正徳社長の妻佐知子取締役は創業者の娘として役員留任を表明し、「料亭経営者は顧客との関係などから継続性が必要」と主張していた。
検討中の新体制では、他の役員に本店料理長ら料理人、弁護士らが就任する。心斎橋店のパート従業員らが加入する「アルバイト・派遣・パート関西労働組合」の仲村実事務長は「会社として責任を取ったことにならない。佐知子取締役を社長にしないよう申し入れる」と話している。
最終更新:1月12日21時56分
民事再生法申請ねぇ。。。
会社更生法ではないって事ね。
経営陣は“退任しない”選択をしたかったのね。
しかも、記者会見で消費者に1番悪い印象を与えた女将さんを新社長に据えるという厚顔。
「顧客との関係」だなんてどの口がいうのか?と呆れてしまう。
もっとも、民事再生法では債権者が反対すれば会社の再建計画は実施できないのだから、この女将さんも社長になれないかもしれない。
債権者だって会社を潰す選択に賛成は出来ないだろうからね。
これまで船場吉兆を信頼してきたお客様をないがしろにして、創業者である父親に対してだけ謝罪したあの女将さんが社長になるという事は、船場吉兆は“更生”する気がさらさらないと世間に意思表示したという事なんじゃないかな。
「船場吉兆はこれからもお客さんを大事にしない」と世の中に宣言したに等しい。
あぁそうか、そういう意味で「顧客との関係を継続」なのね(苦笑)
あとは、客の信頼を裏切る事を何とも思わない店を消費者がどう判断するかという事。
そこまで舐められても船場吉兆が存続する価値があると消費者が判断するならお店も再生するだろうし、舐められる事にNOと消費者が判断するならお店は消えるだろうね。
女将さんは、その時になってまた「父に申し訳ない」と泣いて謝るのだろうか?
前の謝罪会見を見た多くの人がこの女将さんの“客に対するも心得違い”が今回の1連の事件の本質だと感じただろうに、この女将さんは船場吉兆が完全になくなってしまってから初めて今回の事件の本質と(自らの)責任に気付くのだろうか。。。?
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