- 2007年2月23日
- 01.時事寸評
三洋電機、決算で不適切な損失処理?監視委が調査2月23日13時51分配信 読売新聞
経営再建中の電機大手「三洋電機」(大阪府守口市)が、2005年3月期までの2年間の決算で、保有する子会社株の評価損などを過小計上していた疑いがあるとして、証券取引等監視委員会の調査を受けていることが分かった。
監視委は同社社員を事情聴取しており、同社は23日、「当局の調査に全面的に協力している。通常の資料提出、説明と理解している」とのコメントを発表した。
有価証券報告書などによると、三洋は03年3月期、保有する子会社の株式の評価損などがあり、連結ベースで当時としては過去最大の616億円の赤字(税引き後)に陥ったが、04年3月期では一転して134億円の黒字を計上していた。関係者によると、三洋は、子会社などの業績が低迷していたのに、その株式の評価損を実態より少なく計上し、利益を水増して決算を粉飾していた疑いがあるという。
最終更新:2月23日13時51分
何故今頃?
三洋電機の粉飾決算疑惑なんて、この決算が発表された直後の2005年8月には噂されていた。
何事にも動きが遅いのがお上なのか?
それとも、嫌疑が固まったからの動きなのか?
今回は厳重な措置はなされないらしく、上場廃止はなさそうだ。
ただ、監査を担当した「みすず監査法人」はいよいよお仕舞いらしい。
昨日も、監査情報の入ったPCを紛失したとか。。。
美鈴監査法人は日興コーディアル証券をはじめとしてこれまで報道された“粉飾決算”の多くに関与しているから、三洋電機だけが原因ではないだろうけどいよいよ監査業務から手を引くらしいね。
でも、そんな監査法人の台所事情には関係なく、粉飾決算嫌疑を2年近く経って知らされる一般人には不利益際りない事よ(恕)
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Comments:2
- まる 2007年3月 1日 01:00
話は違いますが、、、、三洋電機ってどうして、ここまで行っちゃったのでしょうかね。
バッテリー、太陽発電、家電でも挑戦的な機能を持った面白い製品を出したりブランドイメージは無いけれど、いい企業だったのですが、、、、一説には、半導体工場が中越地震でダメージを受けたからとか言われていましたが、、、、謎。
それにしても、会長を野中ともよにしたメリットってなんだったんでしょうか?
それから、社長って未だに企業家から出ているんですね、ちょっと驚きでした。- COO 2007年3月 3日 00:13
>まるさん
新聞からの受け売りですが、
appleのiPodのコンセプトを始めに考えたというか、
Appleに持ちかけたのは三洋電機の役員さんだったとか。
当時の会長だか社長だかが、これからはコンテンツではなく情報システムが勝負の世界だと言ったとか。。。
端的に言って、経営判断が間違っています。
その当時、と言っても、そう古い話ではなくたかだか3~4年前の事です。
世の中は既に“これからはコンテンツの時代”に向かっていた頃です。技術もコンテンツ(発想)も良いものを持っているのに
創業家が経営者だと、それを発揮できにくいのでしょうかね。。。
確かに、創業家と言うのは“思い”も強くて、なかなか他人の意見を受け入れるのは難しいところがあるのでしょうが、
それでは、企業は続いていけないですものね。。。そうそう、野中ともよ氏は、やはりイメージ戦略上のお飾りだったのではないでしょうかねぇ。。。
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