- 2007年2月11日
- 03.旅行記
外に出ると、車には霜が降りている。
夜、寒かったハズだわ。
少し高い処にあるホテルを出て芦ノ湖畔を目指すと、突然富士山が見えた。
見える事は予想していたから、“突然”ではないね(笑)
今日の天気なら富士山が見えるハズと思って、富士山のビューポイントである恩賜箱根公園を目指している処だもの、途中で富士山が見えても何の不思議もないものね。
恩賜箱根公園はその名の通り、以前離宮があった場所が神奈川県に払い下げられて公園になっている処。
明治天皇の離宮で、皇族の静養の他、海外からの国賓をもてなした場所という事で、当時は日本建築の日本館と洋館があったらしい。
伊豆の大地震や関東大震災で建物はすっかり崩壊して、今は当時の洋館の一部を再建して湖畔展望館となっている。
以前から在るのは知っていたけど、此処からの富士山がすばらしいと聞いて今回初めて来てみた。
復元再建されたものとは言え、内部の意匠もセンスがいい。
広間にはテーブルがいくつか並んでいたけど、ここは食堂だったのかしら?
何の企画なのか、2つ飾ってあるミニねぶたが唐突な感じ。
湖畔展望館に「ミニねぶた」の展示について案内が書いてあったからそれなりに企画したものなんだろうけど、どうせなら2体ではなく沢山展示すればよいのに。。。
手入れされた庭や洋館2階のバルコニーからの富士山は確かに素晴らしい。
外国人の賓客には富士山の眺めは何よりのもてなしだろうと思う。
ただ、個人的には、「海賊船」の発着場所辺りから見る富士山の方が好きかな。
此処では離宮の庭園の背景に見える富士山なのだけど、「海賊船」の発着場所からだと箱根神社の赤い鳥居のバックに富士山が見え、紅い鳥居と白い富士と手前の山(駒が岳?)の緑のコントラストがキレイなのよ。
でも、富士山って何処で見ても好きなのだけどね(笑)
恩賜箱根公園を出て、近くの釣り船の発着場所に行ってみる。
此処からも富士山が見えるハズと思って来たら予想通り。
ちょっと雲がかかっていたけど、ここもいい感じだった。
恩賜箱根公園や「海賊船」の発着場所は駐車場が有料だけど、ここなら無料で車を停められる。穴場かも。
さて、今日の目的は箱根神社の宝物殿。
宝物殿が新しくなった事で、湯本の早雲寺とコラボレートしてこの3連休限定で曽我兄弟縁の宝物の展示があるらしい。
箱根神社は曽我五郎の縁の地だものね(^^)
連休だからなのか、箱根神社は参拝客が多い。
拝殿前の参拝に人が並んでいる。初詣みたいだ。
参拝して、拝殿前の社務所で、隣の九頭龍神社でご神水を頂くためのペットボトルを買う。
ここの九頭龍神社は芦の湖畔にある九頭龍神社の新宮で、名水で有名な此処のご神水は一口飲むだけで身体の浄化が出来ると言われる。
デトックス、デトックス(笑)
宝物殿では、箱根権現(廃佛棄釈で今は箱根神社になっている)に納められた絵や木造の仏様、曽我兄弟が仇討ちに用いた刀が展示されていた。
他には、江戸時代に人気があったという曽我兄弟の歌舞伎絵。
吾妻鏡は高校生の頃に読んだはずなのに曽我兄弟の仇討ちの話は忘れていた。
父親が河津姓なのになぜ兄弟が曽我姓なのかと思ったら、河津三郎が殺された後に兄弟のお母さんが曽我氏に後添えに入ったからなのね。
昨日行った曽我梅林のある曽我地区は曽我兄弟の縁の地とは知っていたけど、生まれた場所ではなく育った場所だったのね。
箱根神社の宝物殿に行ったのだから、次は早雲寺に行かなきゃね(笑)
早雲寺は大学2年の時のゼミの合宿以来。といっても、お寺に泊まった訳ではなく近くの旅館に泊まって、休憩時間にお寺のお庭を眺めただけ。
早雲寺は名前の通り(小田原)北条家に縁のあるお寺で、寺宝の定期公開は11月の3日間だけで普段は境内しか公開されていないのにこの3日は特別にお寺の中も公開しているらしい。
北条早雲は戦国大名の中でも好きな大名の1人。これは是非行かなきゃね(^^)
- Newer: 地獄と旨いお蕎麦
- Older: 朝の人間観察にイライラ。。。(-_-;
Comments:1
- xem phim online 2017年9月24日 06:07
宝物殿では、箱根権現(廃佛棄釈で今は箱根神社になっている)に納められた絵や木造の仏様、曽我兄弟が仇討ちに用いた刀が展示されていた