- 2007年6月24日
- 03.旅行記
朝早くから行動したお陰でお腹が空いている。
佐原の町に出てお蕎麦でも食べてかえろう。
と、言うわけで行ったのが、佐原では有名な老舗のお蕎麦屋さんの小堀屋本店へ。
って、車を停めた駐車場の前にあったから行っただけなんだけどね。
千葉県の有形文化財に指定されているという本店は大行列。
20人は並んでいただろうか。
並ぶのが苦手な私は、本店別館へ。
別館は本店の2軒ほど隣にあって、旧千葉銀行佐原支店の建物を店舗にしている。
お店の名物は「黒きり蕎麦」。
なんでも日高昆布を練りこんだ蕎麦らしい。
でも、私はお腹が空いていて天麩羅を食べたかったから、天ざるそばを頼んだ。
って、ざる蕎麦と黒きりそばの値段の違いが200円程度なのに、天麩羅が付くと600円も違うのだもの(^_^;
蕎麦は更科風の白い繊細な蕎麦で、コシが弱い。
ツユは醤油が勝って、少し辛い。
後でネットで調べたら“甘い”と評価する人が多いようだけど、今日は作る人が違ったのかな?
オペレーションの悪さも手伝って、お蕎麦屋さんなのに回転が悪い。
次は来ないな。
腹ごなしを兼ねて少し街歩き。
佐原は北総の小江戸と言われる街と知っていたけど、地元では「佐原は江戸に勝る」と言うらしい。
小野川と忠敬橋通り(?)沿いに、古い町並みが保存、復旧されている。
黒漆喰の蔵造りの「正文堂」は、看板の龍の彫り物が見事。
書店という事らしいが、書店と龍ってどういう関係があるのかな?
伊能忠敬旧宅はとても大きなお屋敷。
名主の家だし、商売も手広くやっていたのだから当たり前なんだろうけど、本当に広い。
お屋敷は無料で公開されいるけど、忠敬の記念館ではない。
記念館は小野川を挟んで向い側に大きなものがある。
伊能忠敬旧宅の前にある橋は樋橋が正式名称だけど通称ジャージャー橋。
灌漑用水を小野川の東岸から西岸に送るための樋を箱形にして、人が渡れるようにしたのがこの橋で、今で樋としては使われていないけど観光用に30分おきに5分間水をながしている。
その水が流れ落ちるジャージャーと言う音が、「日本の残したい音100選」に入っているらしい。
江戸時代そのままの雰囲気が残るという「中村屋乾物店」。
窓の扉には「勝男節」(かつおぶし)という文字があり、乾物店の看板だという事がうかがえる。
レンガ造りの建物は、旧三菱銀行の三菱館。
以前は観光案内所として使われていたらしいけど、今は街造りの展示場になっている。
平成6年から10年かけてこの“江戸風”の町並みを作ってきた過程が展示されている。
団体さんについているガイドさんの説明によると東京駅を設計した人がこの建物も設計したとか。
江戸期に交通の要所であった佐原が栄えていたのは解るけど、明治期になっても栄えていたのね。
中村屋商店は忠敬橋の袂にある。
何でも五角形の柱があるとか。
忠敬橋の欄干にはこんな飾り。
あやめの街で、日本における測量の父である伊能忠敬の町だという事ね。
小野川は川というより掘割の雰囲気。
この雰囲気では、映画のロケ地になるというのがよく解る。
佐原の八坂神社のお祭りでは、人形の山車がでるらしい。
街灯を見上げるとこんな飾りが。。。
これって、その人形山車なんだろうか?
開運橋の欄干には鯉。
利根川に近いこの町なら、鯉もよく獲れるんだろうね。。。
そういえば、マンホールは鯉とあやめの図柄だった。
この佐原はお酒の街でもある。
江戸時代には、関東の灘とも言われたらしい。
父の日に何もしていないから、お酒でも買って帰ろうと思って、酒蔵に寄ってみた。
酒蔵の中は覗かなかったけど、外の設えが可愛らしい。
この壁の飾りは、樽の底板と側板で作ったものらしい。
再利用なんだろうけど、センスいいね。
さて、雨が降ってきた。
そろそろ帰ろうかな。
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