- 2007年11月 8日
- 01.時事寸評
日本にミシュランが上陸する(東京版ミシュランが発刊される)と聞いたのはいつの事だっただろう?
もう随分前の事のような気がするけど、こんな記事が出るくらいだから、そう前の事ではなかったのかもしれない。
<ミシュラン>東京版発刊 三ツ星はどの店に? 和食の評価は?11月8日14時44分配信 毎日新聞
<ミシュラン>東京版発刊 三ツ星はどの店に? 和食の評価は?
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ミシュランガイド総責任者のジャン・リュック・ナレ氏。(手にしているのはパンフレット)
レストランを「星」の数で格付けするフランスの「ミシュランガイド」東京版が22日に発刊される。世界で22カ国目、アジアでは初めて。あらゆる食が集中する東京で、最高の三つ星を獲得するのはどの店か? 和食やすしの評価は? 107年の歴史と権威を誇るガイド本の判定に、熱い目が注がれている。【川久保美紀】■調査と評価
「東京がいかに素晴らしい食の都か、世界中の人々に知ってもらいたい」。ガイドの6代目総責任者、ジャンリュック・ナレ氏(仏人)はレベルの高さをそう褒めたたえ、アジア進出第1弾に東京を選んだことを「自然な選択」と話す。
調査方法は各国共通。「覆面」調査員が店を訪れ、「料理の味と質」だけで評価を下す。掲載の可能性が高いと、調査員が身分を明かして店内の写真撮影などを行う。格付けは▽三つ星「わざわざ訪れる価値がある卓越した料理」▽二つ星「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」▽一つ星「そのカテゴリーで特においしい料理を提供するレストラン」--の意味。三つ星は現在、世界に56店だけだ。なお、内装やサービスは別基準で評価される。
東京版は、欧州3人と日本人2人の調査員が、23区内のあらゆるジャンルの料理店1200~1500軒を訪れた。欧州の調査員は約20年のキャリアを持ち、日本料理の知識も豊富という。日本人も欧州で研修を重ねた。「3年後には全員日本人にしたい」とナレ氏。
(後略)
省略した部分で、「日本料理の奥深さを外国人(の調査員)がどの位理解できるか疑問」というような事をコメントした料理人がいた。
でもね、私たち日本人だって中華料理やフレンチ、トルコ料理をどの位理解しているというのだろう?
少なくとも、こんなコメントをする人は外国のお料理の奥深さを理解しているようには思えない。
どんな国、地域のお料理だって、それぞれの文化に根ざした奥行きはあるし、そこに流れる空気までを含めてがお料理だもの。
日本の和食だけが空気も含めてお料理というというのは、ある意味奢りだと思うわ。
で、肝心の星付け。。。
「料理の味と質」で評価を下すと言っても、味って人によって感じ方が違うもの。
誰かが美味しいと言っても、私が美味しいと感じるとは限らない。
逆に私が美味しいと思うものをダレもが美味しいと思うかと言えば、そうではない。
味ってそんなものだと思うんだけどな。。。
私は「裏(?)日記」では、ダイエットの為に食べたものを記録するという意味もあって、ほぼ毎日の夕食の写真を載せている。
だからと言って必ずしもレシピブログではないのよね(^_^;
材料と調味料は書いても、その分量は特に書かない。
私と同じ分量で作っても、材料の個体や季節による甘みの違いや水分量の違いまでは計算できないもの。
っていうか、いつもテキトーだから書けないだけなんだけどね(笑)
よく、女性は日によって味覚が変わるから料理人には向かないと言われる。
また、逆に味覚が異なることで同じお料理でも日によって味が異なるから家庭で毎日食べても飽きないと言われる。
これが正しいとなると、「美味しい」と思う基準が日によって違うという事になる。
これって、他人がした(固定化した)評価が自分の味覚に合うときもあれば合わない時もあるって事よね。。。
記事の中の“パリなどでは「三つ星店は3カ月先まで予約で埋まる」とさえ言われる。”と書かれているのを見て、そうなのかな???と思ってしまった。
っていうか、日本の料理店では1年先まで予約が取れないという店があるらしいじゃない?
だったら、ミシュランよりよっぽど信頼されている星取表があるって事なのかしら?(笑)
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