Home > 01.時事寸評 > 今度こそ真摯に裁判に向き合って欲しい

今度こそ真摯に裁判に向き合って欲しい

山口県光市の母子殺害事件の差し戻し裁判で死刑判決が出た。
そもそも、最高裁が「(よっぽどの理由が無いのであれば、)死刑でないのはオカシイ」と差し戻した裁判だったのだから、裁判は“死刑ありき”で、あとはいかに“よっぽどの理由”を示すかだった。
ところが弁護団は、その“よっぽどの理由”に荒唐無稽で遺族の気持ちを逆なでする事柄を持ち出した。
結果的にその事柄が“よっぽどの理由”とは認められなかっただけでなく、これまでの9年間で元少年がまったく“更生”していなかった事が証明されて、弁護団の完敗という結果になった。


個人的には、被害者家族の本村さんの知性と理性に脱帽する。
2、3日前の記者会見では「どんな判決でも重く受け止める」と言っていたが、今日の記者会見でも「応報感情としては死刑は当然だと思うけど、殺害された妻子と犯人の3人が死ぬ事は社会にとっては損失」と言っていた。
まだ32歳の“青年”と言って良いような男性の言葉とは思えない程、配慮と理性が溢れている。
改めてこの人は凄い人だと思う。
と、同時に、荒唐無稽な論理で“事実”を隠匿した弁護団に対しての怒りがまた湧いてくる。


弁護団は最高裁に上告したらしい。
本村さんにとっては9年かかっても解明されなかった事件の本質が、今度こそ解明されて欲しいと思うし、弁護団は今度こそ真摯に裁判に向き合って欲しいと思う。

Comments:0

Comment Form

Trackbacks:0

TrackBack URL for this entry
http://coo.main.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/1709
Listed below are links to weblogs that reference
今度こそ真摯に裁判に向き合って欲しい from 空のつぶやき

Home > 01.時事寸評 > 今度こそ真摯に裁判に向き合って欲しい

Search
Calendar
« 2008 4 »
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
Archives
Blog List

BlogPeopleに登録

ブログランキング・にほんブログ村へ

あわせて読みたいブログパーツ



Gallery


Counter
Feeds

Return to page top