- 2009年7月19日
- 01.時事寸評
津島雄二衆院議員 政界引退へ、後継候補触れず 会見で7月19日21時24分配信 毎日新聞
引退会見で「こだわりのない新しい目で新しい政治をする必要がある」などと話す津島雄二氏=青森市浜田で2009年7月19日、後藤豪撮影
自民党津島派会長で党税制調査会長の津島雄二衆院議員(79)=青森1区=が19日、青森市の事務所で記者会見し、次期衆院選には立候補せず政界から引退することを明らかにした。派閥会長の後継者については「お任せする」と述べた。同党の派閥会長が後継者のはっきりしないまま政界を引退するのは異例。津島派は田中派、竹下派の流れをくむ名門派閥でもあり、自民党の派閥弱体化を象徴する引退といえそうだ。
津島氏は旧大蔵省出身で、76年に初当選し11期目。厚相を2回務め、橋本龍太郎元首相が日本歯科医師連盟からの1億円ヤミ献金事件で旧橋本派会長を辞任後、05年11月に派閥会長を引き継いだ。
津島氏は高齢多選批判に自民党への逆風も加わり、次期衆院選で苦戦が予想されていた。会見では「新しい若い人が素直な目で次の時代を開いていく政治をする必要性を強く感じた」と引退理由を説明。青森1区の後継候補については「私の政治哲学を理解する人に引き継いでほしい」と述べた。津島派の船田元事務総長は「寝耳に水で戸惑いを隠せない」とコメント。「(次の次の衆院選で自民党の)世襲制限が始まる前に長男に譲ろうと考えたのでは」(同派幹部)との指摘もある。【後藤豪、山田夢留】最終更新:7月19日23時7分
それにしても、津島君は政治センスのない人だった気がする。
旧大蔵省出身で、税財政や社会保障分野の政策通といわれ実務家だったのかもしれないけど、派閥の領袖らしいリーダシップは感じられなかったね。
野心も感じられないというか、寧ろ存在感がないとも言える。
彼は、最大派閥を橋本龍太郎から引き継いだものの、自身が総裁候補になる事がなかっただけでなく総裁選で他派閥の候補を推す事で結局派閥の力を弱めてしまった。
次の選挙で自派閥から大量の落選者をだしたら責任問題になるかもしれなかった。
そういう意味でも、この引退表明は“敵前逃亡”の臭いがする。
さて、自民党総裁をめぐるゴタゴタだけでなく、元お金持ち派閥の領袖を巡るゴタゴタも勃発しそうな感じなのかな?
誰がなるにしても、先ずは次の総選挙で当選しない事には始まらないね(苦笑)
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