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自民党総裁選

自民党の総裁選が終わった。

結果は、晋三クン464票、太郎ちゃん136票、谷垣クン104票。

    総得票 議員票 地方票
安倍候補 403  267  197
麻生候補 136  69   67
谷垣候補 102  66   36

太郎ちゃん頑張ったね(^^)
地方票が60票を超えたのは評価されるべきものだと思うわ。

この総裁選は「出来レース」と言われていたけど、本当の注目点は2位争いだった。
晋三クンは純ちゃんとも通ずる“人気”があったから、“選外”(?)だったものね(笑)。
そうは言っても、“人気”だけでは党内の説得力は薄い。
そんな中、政策面で晋三クンに近い太郎ちゃんが2位になれば、晋三クンは人気だけではなく政策でも支持されているとも言えるもの。
政策面で大局にある谷垣クンが2位だったら、外交面や税制面で晋三クンを支持できない層が多いと言わざるを得なかったものね。。。
太郎ちゃんが意識した/しないに関わらず、議員票だけでなく地方票も60票を超えたという事は、安倍/麻生政策が自民党には認められたという事だと言っていいと思うわ。

あぁ。。。でも。。。
晋三クンに総裁/首相になってほしくない人には、「谷垣候補も得票が100票を超えた。安倍候補が500票に至らなかったのは安倍支持票が谷垣候補に流れたから」と言うのだろうね。
でも、政策的に違いの少ない晋三クンと太郎ちゃんで9割近い得票数って、政策で谷垣クンが負けたって事だよ。


私は、自民党は少なくとも政策や理念で党首を選んでいると思っている。
マスコミが言うような党内の“バランス感覚”ではなく、日本のおかれている状況と今後の課題を鑑みた上での投票結果だと思っている。
世論的な“人気”は、候補者の姿形だけでなく、“理念”への共感があるのよ。
そういう意味では、“口先だけ”でその場しのぎの政策には共感は少ない。
そこに“理念”や“理想”、“信念”があるから共感を呼ぶのだと思うよ。

でもまぁ。。。
野党第1党は「政治家は、理念ではなく世渡り」らしいね。
一昨日だったか、マスコミにそう言っててのけた野党第1党の有力者が居たね。。。(-_-;
なんでも、政治家が目指す「国の行く末(の理想)」の正否を判断するのは政治家と言いたかったらしい。
そのニュースをネットで見た時、私は「バカじゃない~!!!」と言いそうになった。
職場でなく、自宅で読んだのならきっと叫んでた(笑)

政治家の理念の正否やその実現手段である政策の正否の判断は国民がするのが“主権在民”国家の民主主義。
日本も主権在民制度をとっているのに、彼はどこの国の政治家をしているつもりなのか?
まさか一党独裁国の中国で政治をしているつもりではないよね?(苦笑)

彼もプロ市民だった時には「理想国家」や「政治理念」があっただろうに、プロ市民から政治家に転進した時にそんな“理想・理念”を何処かに捨ててきたらしい。
っていうか、政治理念や“理想的な国家像”への思いがなくて、何が政治家かと思うのだけど。。。(-_-;
さっさと辞めれば~と言いたいよ。。。

そういえば、民主党は、政治オンチな女性政治家を広告塔にしているんだったね。
彼女は共同通信の研修会で、晋三クンを「外交が、政治がわかっていない。(あきれて)腰が抜ける」と言ったらしい。
空いた口がふさがらないとはこの事だね。
他国の機密情報をマスコミにあっさりしゃべる元外務大臣は、今も自身を外交や政治を判っていると思っているのかしらん?
2001.9.11のテロの時の、日本の外務大臣の言動には日本だけでなく世界中が腰を抜かした。
その余りの政治オンチぶりに多くの日本国民は彼女が外務大臣であることを恥ずかしいと思ったよ。
全世界に“外交オンチ”振りを曝したお人が、他人を「外交がわかっていない」といって説得力があるのかな?(苦笑)
寧ろ彼女と対極にある人の方が「外交が判って」いそうな感じがあるのだけど。。。(^_^;)

そんな風に勘違いした“政治オンチ”さん達に空虚な“批判”をさせる事でしか、対抗できない民主党って情けない。
って言うか、「“反対”の為の政党」に成り下がっている民主党が情けない。
結党の時はいくらか期待が持てそうだったのに、今の民主党は上っ面だけで他人を批判するだけの浅薄な人を取り込むことを目的とした政党になってしまった。
「貧すれば鈍す」とでもいうのか、長い野党暮らしの間に精神まで貧しくなってしまった感じ。
政治理念や国家への理想はなくて与党に“反対する”事を目的としている政党って必要なのかな?

でも、テレビや新聞でどんなに甘ったるい宣伝をしても一時の社会党のようには支持が伸びないのは、そんなマヤカシには飽き飽きしている洗練された国民が多くなったからだと思う。
少なくとも、民主党や旧社会党、現社民党の政策の浅薄さや、マヤカシを見抜ける人が多くなったからだと思うよ。
進化、成長しないのは政党だけ。

そういう意味では、晋三クンの“対抗馬”(?)は、民主党ではなく自民党の中にあるといえるのだろうね。
自民党の党内で与党と野党の働きをしないといけない感じ。
そういう意味でも今回の2位争いが重要だったのだと思う。


さてさて、晋三クン、これから大変なのは人事。
純ちゃん政権下でポストにあぶれた人たちがこぞって晋三クンを応援している事でも、それは透けて見える。
悪党面した面々も面倒だと思うけど、一番面倒なのは後見人を自認する出身派閥の“親分”だよね。
まぁ、善朗クンは、さっさと“権利のない”立場に追いやってしまうのが一番。
“権威”大好きなあのお人は、“祭り上げ”て実質的な発言権を奪ってしまうのが一番だね。


マスコミは「初めての戦後生まれの総裁」って言っているけど、今回の3人の候補者で戦後生まれじゃないのは誰?
太郎ちゃん?
太郎ちゃんだって、戦後生まれだよね。
誰がなっても「戦後生まれ」なのだったら今頃騒ぐ事ではないと思うのだけどな。

COO的党人事案(笑)

 幹事長 :秀直クンだろけど、個人的には太郎ちゃんがイイ
      同じ中川なら昭ちゃんだったらサプライズ?
 政調会長:二階クン
 総務会長:???

 内閣官房長官:町村クン(サプライズで、早苗チャン???)
 外務大臣:太郎ちゃん(でも幹事長になったら、外務大臣にはならないよね。。。笑)
 財務大臣:塩崎クン(サプライズで、さつきチャン???個人的にさつきちゃんはイヤだなぁ。。。)

武部君は何処にもっていこうか。。。?(^^ゞ

個人的には、早苗チャンは×。
「立場が変わると主義主張を変える」と言う人は、政治家として信用できない。

Comments:3

BlogPetのQooQoo 2006年9月21日 11:56

QooQooは、麻生で面々や、権利と出来レースとか争いなどを宣伝しなかった?

まる 2006年9月24日 02:42

>マスコミは「初めての戦後生まれの総裁」って言っているけど、今回の3人の候補者で戦後生まれじゃないのは誰?
>太郎ちゃん?
>太郎ちゃんだって、戦後生まれだよね。
>誰がなっても「戦後生まれ」なのだったら今頃騒ぐ事ではないと思うのだけどな。
あ、そうなんですか??!
マスコミの言いっぷりから、てっきり、晋三さん以外は、皆戦前or戦中生まれかと思っていた(笑)
なんだ。
少なくとも、谷垣さんは戦後の顔だなぁ~、どう考えても(汗)

COO 2006年9月24日 15:45

>まるさん
 いや私が勘違いしていたようです(^_^;

 麻生さんは昭和15年なので一応戦前生まれですね。
 1940年9月なのですが、昭和20年9月だと勘違いしていました。

 谷垣さんは昭和20年の3月で、一応戦中って事になるのかな。
 なので、今回の3人の候補者の中で、完全に戦後生まれなのでは安倍さんだけでした。。。

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