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典型的な詐欺パターン

<近未来通信>「230カ国カバー」は虚偽 海外稼動はゼロ


 IP電話会社「近未来通信」(東京都中央区)が投資家にPRしていた海外24カ所の中継局は、実際には全く稼働していなかったことが分かった。「格安料金で230カ国をカバー」などと世界規模の通信事業を確立したように装っており、詐欺容疑で捜査している警視庁捜査2課は、投資を募るための悪質な虚偽宣伝とみて追及する。
 近未来通信が、投資家らに配布していたパンフレットによると、同社は99年12月に海外初のIP電話中継局をロサンゼルスに開設。その後、ハワイ、ロンドン、シンガポール、シドニー、北京、パリなどを加え、海外計24カ所に中継局を開設した。パンフレットには、中継局が置かれているという高層ビルの写真が地球の図とともに並べられ、世界的な展開を強調していた。
 また、「中継局のネットワークを利用することで、格安な料金設定を可能にした」「発着信エリアは海外230カ国をカバー」と記載し、海外でも格安な通話料金が可能になったように、成功ぶりをアピールしていた。
 ところが、総務省が11月27日、国内にある同社の中継局2カ所を立ち入り検査したところ、計数十台のサーバーのうち2台しか稼働していないことを確認。このため、国内外すべてのサーバーの稼働状況を報告するよう同社に求めた。その結果、同社が国内に持つサーバー1389台のうち、稼働していたのは、わずか7台。海外に至っては、1077台のうち、稼働はゼロだったという。「230カ国をカバー」しているはずの、24中継局はすべて機能していなかったことになる。
 同社は、投資家を信用させるため、観光旅行を兼ねた海外中継局の見学会を催していたとされるが、その時だけ稼働しているサーバーを用意していた可能性がある。
 海外のサーバーが稼働していなかったことについて同社は「KDDIなど他社に使用料を払って回線を借りていた」と総務省に釈明した。しかし同省は「そもそも海外に自前のサーバーがあることも確認できていない」と話している。【石丸整】
(毎日新聞) - 12月5日16時21分更新


被害者はお気の毒だけど、正直言ってなんでこんな話に投資をするのかなぁ。。。というのがホンネ。

先日、彼氏とも話していたのだけど、何故この事業(計画)を見て“儲かる”と思えるのだろう?と思う。
新聞に載っていた勧誘記事を見ても、私には儲かる(収益を上げられる)ビジネスモデルが見出せなかったのよね。。。
と思ったから私は“出資”をしなかった訳だけど、世の中にはこういう話に出資する人が大勢いるのだものね。
出資した人たちはこの事業モデルの何を信じて出資したのか?と私は思うけど、きっと訳も判らずに“収益がある”という言葉に乗っかったのね。。。

でもまぁ。。。私や彼氏に言わせると、この投資勧誘には典型的な(経済=出資)詐欺のパターンが随所に見られる。
って、こんな儲け話を聞いて“胡散臭い”と思うのは、かなり“ケチ”な人なのかもしれないけどね。。。(苦笑)
多くの人には、こんないい話には乗らないのがおバカさんと言われるのかもしれない。。。

でもね、上手い話には落とし穴があるのが往々で、落とし穴がある事を不安に思わずにいてその穴をを見つけられない人が儲け話の経済詐欺に引っかかる。
そんなに甘い儲け話はないって事よね。。。


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