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真夏の札所巡礼 実りを待つ道を歩く

8番札所の西善寺を出て次に目指すのは6番札所のト雲寺。
ト雲寺への道すがら、川遊びする子供たちを見た。
この川遊びも近所の観光農園のアクティビティらしい。
そのままの流れ(?)で近くの観光農園に立ち寄る。
って、これも設定されたハイキングコースなんだよね(笑)


ぶどう園花

先ず目に付いたのはぶどう園。
そう言えば、以前“秩父ワイン”も見たような記憶がある。
でも思い違い?と思う。
だって、ブドウ農園そのものは小さくてとても“商売”になるようなものではなかったもの。

この農園では冷たいお茶のサービスがあった。
これもイベント参加者へのサービスなのだけど、此処ではイベントへの参加の有無を確認はせずにサービスしてくれる。
途中ペットボトルのお茶で水分補給をしては来たものの、これまで炎天下の中を歩いてきたので冷たいお茶がありがたい。
何度もお替わりしちゃったよ(^^)

昼食にはやや早いものの、美味しいものがあれば。。。と思って中を覗いたけど、ここでは“本当に楽しいもの”は奥にあるようで、“ちょっと”覗いただけではわからなかった。
“手打ち”(そば&うどん)の看板には惹かれたものの、何も食べずに次へと急ぐ。

次は6番札所のト雲寺。

ト雲寺

狭い境内だったけど、此処での納経の際に頂いた散華が目を惹いた。

ト雲寺 散華
右奥の赤い実は千両だと思うのだけど、手前の赤い実は微妙に違う気がする。
納経所のお坊さん(曹洞宗であれば雲水なのだろうけど、曹洞宗以外の修行僧は何と呼ぶのが正式なのだろうか?)に「これは(千両ではないようですが)何ですか?」と尋ねたら、「これはズミですよ」と言われた。
お坊さんの解説によると、春の4月には白い花が一面に咲いて秋の紅葉の頃には小梅(直径1cm?)ぐらいの赤い実がなるらしい。
その実は梅酒のように焼酎に漬けると滋養強壮薬になるとの事。
更に、ズミが一面に咲くお寺は此処しかないと言っていた。

更に(×2)、散華は御開帳の都度デザインを換えるらしいが、今回はそれぞれのお寺を象徴するお花をデザインしているので“花散華”と言うらしい。
「前回はこんなデザインだったんだよ」と梵字が書かれた散華を見せてくれた。
確かに、単に梵字が書かれた散華より、お寺自慢のお花が描かれた散華の方が私のような“なんちゃって”巡礼者には楽しい。
散華のデザインは御開帳の度に換えるというのであれば、次の御開帳までに34寺の全てを廻らないとね。


設定されたハイキングコースでは、この次は武甲山御嶽神社里宮。
武甲山御嶽神社里宮は日本武命をご祭神としている神社で、お神輿が美しい。
そういえば、秩父神社の山車も匠の美しさが際立ったのだけど、此処も小さな神社なのにお神輿の細工はかなり際立っている。
ちょうど昼食時だったので、イベント参加者には昼食休憩用に社務所が公開されていたのでチラッと覗いてみたら社務所の中も襖などの意匠はそれなりに整えられている。
所謂、“由緒ある”神社だと言うのが伺える神社だった。

今は11時過ぎ。
お昼ごはんにしてもいいけど、この後を考えるとちょっと早い。
社務所ではお昼ごはん用にお茶も出されていたけど、社務所には縁側から入るしかなく、背の低い私が入るにはちょっと高すぎる縁台にちょっと躊躇。。。(^^ゞ
とりあえず、次の法長寺に行ってお昼にしますか。。。


御嶽神社から歩くこと15分で法長寺に着いた。

法長寺

平賀源内が設計をしたという本堂は大きい。
秩父のお寺の中ではかなり大きなお寺なんじゃないだろうか。

時計を見ると12時少し前。
ちょうどいいから、此処で昼食タイムにする。

横瀬駅で買ったお握りは当然もう冷めている。
でも、手握りのお握りは美味しいね。
具は小梅(お握りの具としては、私が一番イマイチだと思うモノ)だったけど、此処まで消費したカロリーと塩分を補給するには梅干のお握りが一番だと思った。
水分ならペットボトルのお茶で補給できても、疲れを癒す塩分と糖質とクエン酸はお握りでしか補給できない。。。というか、疲れた身体には美味しく感じらるお握りだった。
モノを食べた後には何故か手を洗わずには居られない私は、お寺の境内にあった公衆トイレで手を洗う。
食べる前に洗うべきでしょ?という声も聞こえそうだけど、私の場合は食べる前も当然だけど食べた後にも洗わないと気がすまないのよ。

で、トイレの手洗い場の鏡で自分の姿を見るとまるでお風呂上りの様。。。(^_^;
日焼け防止のはずのお化粧はすっかり落ちている。
基本的にお化粧が嫌いな私がお化粧しているのは、一重に“日焼け対策”。
炎天下の昼日向に素肌で出るだけの度胸・勇気がないだけ。
と言いながら、近所の2時間程度のお散歩なら炎天下でもお化粧をせずに出かけたりするのだけど、流石にこの炎天下では気になるよね(^_^;
で、鏡でみる私のお肌の方はまさにお風呂上りの様でちょっと見はお肌がプルプルしていように見えるけど、こういう“素”の状態って焼けやすいのでは?と思ってしまう。
お手洗いで一緒になった年配の女性と「汗で、日焼け対策が台無し」という会話を交わした。
彼女は(当然ながら)今は暑くて汗だくだけどこのあとコース通りに歩いて温泉に浸かるのが楽しみだ、と言う。
私は途中でコースを外れるつもりなので、温泉に入れるのは何時間後になるのか。。。(^_^;

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