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文化度の低さを世界中に見せたね(^^;

中国政府は、これを苦々しく思っただろうか?


“太陽”オグシオ夢散…「殺!殺!」報復応援に萎縮
8月12日17時0分配信 夕刊フジ

 オグシオを殺せ-。バドミントン女子ダブルスの小椋久美子、潮田玲子組は世界ランク3位で第2シードの中国ペアと準々決勝で対戦、0-2で惨敗した。確かに対戦相手は強かった。しかし、それ以上の難敵が、観客席にいた。
 「シャーッ! シャーッ!」。中国選手がスマッシュを打つたびに、中国人の大応援団から、敵を威嚇する獣のような声が起こった。漢字を当てると「殺!殺!」。本来はスマッシュの時のかけ声は「扣殺(コーシャー)!」がフェアな応援なのに、オグシオにむけて会場全体で一糸乱れず「殺せ!殺せ!」の大合唱をしていたのだ。
 バドミントンは中国のお家芸のひとつ。相手は確かに強かった。第1ゲームで8連続ポイント、第2ゲームで9連続ポイントを許すなど、オグシオは全く歯が立たず、途中からはまるでサンドバッグ状態に打ち込まれた。「試合で何が起きたのか全くわからなかった」(潮田)と振り返るのも、1打ごとのスタンドからの殺気がオグシオを蝕んだために違いない。
 当初は「中国の応援は気にならなかった」といっていた潮田だが帰り際に内容を聞いて「怖いです。怖いです」と何度も口にして震えていた。小椋は「最後は完全に飲まれてしまいました」と話し「この4年間バドミントンをたくさんの人たちに見てもらいたくて一生懸命やってきました。相手への対策もきちんとしてきたのに残念です」と五輪を終え、うつむいた。
 「殺せ」の引き金は、この試合よりも前に行われた女子ダブルス準々決勝。末綱・前田組が、世界ランク1位で第1シードの中国組を下す金星を挙げた。その報復として、中国人応援団が大挙してオグシオ2人に大ブーイングをしたのだ。
 アウエーの洗礼として片づけるのは簡単だが、04年サッカーアジア杯ではジーコジャパンへ前代未聞のブーイングが中国各地で起き、大きな社会問題に。北京での決勝戦では優勝したジーコジャパンメンバーのバスが一時、中国人サポーターに取り囲まれ、警官隊とにらみ合いまで起きた。
 中国側も北京五輪にむけて応援に関して「横断幕や国旗を振り回すことを厳禁」とする教則本を出したが、どこ吹く風。会場のあちこちで中国国旗が振られ、赤いシャツを着た中国応援団があちこちに陣取っていた。そして、「殺せ! 殺せ!」である。とても五輪とは思えない光景だ。
最終更新:8月12日17時41分


スポーツの応援に「殺せ」と言うのはあまりにもお粗末ではないだろうか。
いつだったかのサッカーの試合ではもっと過激なことがあったけど、中国国民は“スポーツを観戦する”という“文化”を持ち合わせて居ない人が居るようだ。
それがたとえ少数の一部だったとしても、“それが中国だ”としてオリンピック映像が全世界に配信されてしまった。
勿論、中国選手と日本選手の試合なんて、中国人と日本人しか見ないかもしれない。
それでも、バドミントンに興味のある人なら中国人や日本人以外でも観るだろう。
バドミントンは発祥当時は男性は帽子着用、女性はロングスカート着用が義務付けられ応援の声だって制限されたような“紳士・淑女”のスポーツなのだから発祥地辺りでは今回の中国の応援はかなり眉をひそめられただろうね。

オリンピックを“大国の証明”とばかりに力が入っている中国政府。
でも、過剰警備の聖火リレー、盛り込むだけ盛り込んで締りの無かった開会式や、中国の観戦者のマナーの無さは、そのまま中国の文化度の低さを現す。
文化大革命でそれまでの文化を否定した賜物なのだと思うから、中国政府には自業自得。
いまさら“文化度が高い”だなんてアピールしようとしても、それは叶わぬ夢だったということ。
現時点では、オリンピックそのものを“失敗”だとは言わないけど、それでも中国政府の目論見は大きくはずしたと思うよ。






女子マラソンの野口みずき選手が出場を断念したらしい。
怪我が原因というが、本人はさぞかし無念だろう。

あくまで出場しがった彼女に、“メダルが取れないなら出るな”と説得した関係者がいたらしい。
女子マラソンにとって、この時期に“メダルが取れないなら”という選択肢が本当にひつようなのか?

野口選手が出場を辞退することで他の誰かが出てメダルを取れる可能性があるなら、そういう説得の言葉も納得性はあるかもしれない。
でも、今回は、野口選手の代わりは居ない。
本来なら補欠の選手が代わりになるのだろうけど、絶対にメダルを取れない(競技に参加しない)人をオリンピック見物させるために、補欠選手の派遣を取消した。
そういう意味では、マラソン選手の誰かに不測の事態が起きたらメダルを諦めるということ。
そんな選択をしながら、怪我をしながらも走りたがる選手に「メダルを取れないなら出るな」とはどういう言い草なのかしらね。

オリンピックへの出場辞退は彼女の選手生命を慮ってという声もあるけど、“足が壊れても”とオリンピックへの決意を語った彼女の選手としての“将来”って?
次のオリンピックは年齢的(体力的)に厳しいだろう。
となれば、今回のオリンピックを最後に選手生命が絶たれたとしても、彼女は幸せなのかもしれない。
だったら、寧ろ、選手生命が絶たれるような致命的な障害を負っても、このオリンピックで走る事が彼女には幸せな事なのかもしれない。

それを、「メダルが取れないなら出るな」とは、彼女が“出場しながらも”メダルを取れない事で不利益を得るのは誰なのか?
これも、ある意味、“スポーツ”に対する日本の文化の低さなのかもしれない。

本人が納得したような表情をしていないままの欠場が、残念でならない。。。

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