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意外に知られていないけど、始まった大きな動き

昨日から株券電子化に関わるシステムの一部が稼動した。
昨日は康夫クンの総理辞任ニュースが衝撃的でマスコミに取り上げられる事はなかったけど、これって意外に大きな事なのよ。


ほふり、株主情報の一元管理を行うシステムが一部稼働
9月2日8時34分配信 日刊工業新聞

 証券保管振替機構(ほふり)は1日、09年1月の株券電子化に向けて、名寄せなど株主情報の一元管理を行う「加入者情報システム」を同日付で一部稼働させたと発表した。今回一元管理するのは、ほふりが今年4月末時点で名寄せした1500万人分の株主データ。
 ほふりでは今後、今年5月以降に新規口座開設や住所変更、名義変更を行った株主データを更新する。10月下旬のシステム全面稼働までに、株主確定の基準日に、当該企業の株主情報を通知する総株主通知を株主名簿管理人経由で発行会社に送付できる体制を整える。
 また、証券決済制度改革推進センターは株券電子化に関する相談窓口「株券電子化コールセンター」にフリーダイヤル(0120・77・0915)を追加した。
最終更新:9月2日8時34分


新聞記事によると今回のシステム稼動を「試験稼動」と書いている所もあるけど、試験稼動というより、事前整備のための一部稼動で実質的に本格稼動が開始したと言っていいんじゃないだろうか。


日経新聞でも記事が掲載されていた(日経は今回の稼動は試験稼動と書いてあった)から、多くの人も今回のシステム対応の内容を知る事になっただろう。
株券の電子化では、証券保管振替機構(通称:ほふり)が上場株式の株主の情報を管理する
今の“保振”のシステムでは、株主の氏名や住所は株券を預けている証券会社から信託銀行に届け出ている。
今後は、証券会社からほふりへ届けた後、ほふりで取りまとめて信託銀行に届け出る。
いくつかの証券会社に口座をもっている株主が、住所変更の届けを忘れたりして証券会社によって届けている住所などが違うと、ほふりから証券会社に問い合わせがあって、証券会社から「あなたがウチの証券会社届けている住所と他の証券会社に届けてういる住所が違っている」という連絡が株主に来ることになる。
この仕組みをしらないと、株主は「他の証券会社に届けている住所と違うなんて、何で判ったの???」と事になって、「個人情報の漏洩?」なんて事にもなりかねない。
そのときになって慌てないように、株主さんたちはこの「株券電子化」の仕組みをしっかり知っておかないとね。
まだまだ、「株券がなくなる」という事しかしらない人が多いから。








しかしなぁ。。
個人情報の保護なんていいながら、色々な所で個人情報が管理されることになって、世の中じゅうに個人情報が溢れることになってしまうのだな。


こんなに沢山の個人情報を集めるほふりのセキュリティ体制がどういうものなのか、ちょっと気になる。

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