- 2008年9月16日
- 03.旅行記 | 05.旨い&美味い&口福
さて、次は何処へ行こう。
未だお昼前だから、ちょっと遠くまで足を伸ばすのもよし、今は11時過ぎなのでこの辺りで食事をするのもよし。
情報収集のために、「おいらせ渓流観光センター」と書かれた建物に入る。
彼氏は此処で娘ちゃんへのお土産に、ご当地キティを大人買い。
娘ちゃんは幼子ではなく、もう就職して立派にお給料をもらっている大人よ。
本人も「娘に大甘なバカ親」と苦笑いしていたけど、ホントだよ(笑)
昼食は足を伸ばして黒石の汁焼きそばを食べる事にした。
って言っても、黒石までは車で1時間半以上かかる。
朝ごはんを沢山食べたから、少しぐらい昼食時間が遅くなっても我慢できるし、いい天気だからドライブもイイよ(^^)
奥入瀬から酸ヶ湯温泉方向へ向かう。
実は今日の宿は酸ヶ湯温泉。
途中の山道は、今日もこんな森の中。
昨日の十和田湖に向かう森とは明らかに木の色が違う。
昨日も今日もブナの原生林だというのに、木の色が違うのは何故なのだろう。。。?
それでも、こんな山の中にあるなんて、これでは確かに酸ヶ湯は秘湯だね。
車がなければこんな所にはこられないもの。。。
酸ヶ湯温泉を通り過ぎてしばらく走ると城ヶ倉大橋に出る。
上路式アーチ橋としては日本一の長さをだという城ヶ倉橋は、橋の中央から渓谷までの高さは122m。
高い所が好きな私でも、橋から渓谷を覗いた時には膝が震えた。
欄干があるにも関わらず、思わず歩道の車道側を歩いちゃったよ(^_^;
黒石で汁焼きそばを食べようと彼氏に提案した時は、彼氏も「汁焼きそばって何?ご当地焼きそば?」と思ったようだった。
しかし、これは焼きそばなのだろうか?
豚肉やたまねぎ、キャベツと言った、焼きそばの具としてはオーソドックスな具材が入ったソース焼きそばに、カツオと煮干の醤油味のスープが張ってあって、更に“具”としてマイタケと海老のテンプラが乗っている。
画像だけ見ると日本食のお蕎麦のようだけど、食べてみると、確かに焼きそばなんだよね。。。(笑)
今日入った「蔵よし」というお店では限定1日20食という汁焼きそばは、食べ始めは焼きそばで、食べ進むにつれてお蕎麦になってくるという不思議なものだったよ。
テンプラが美味しくて、さすがに和食のお店という感じ。
でも昨日に続いて今日も“和風ファミレス”のようなお店で、テンプラもお寿司も焼肉もあるというお店。
汁焼きそばを食べながら、私たちはラム肉の串焼きまで頼んじゃった。
美味しかったけど、今日も食べ過ぎ。。。(^_^;
食後の腹ごなしに、蔵よしから歩いて5分ほどの処にある“こみせ”を散策。
“こみせ”とは和製アーケードの事。
藩政時代のこみせが残っているのは珍しいとかで、此処の数10mは「日本の道100選」になっている。
で、このアーケードは雪よけ、日差しよけと言うことらしい。
八戸では庇が短く傾斜の浅い屋根の造りを見てこの辺りは雪が少ないのか?と思ったのだけど、日本海側と言える黒石は雪が多いのだろうね。
写真の1階の軒先から延びて歩道部分を覆う屋根が“こみせ”で、なんでも、この歩道部分も私有地なのだとか。
軒先に当たる部分には掘割というか水路がある。
雪が融けて、丁度この水路に落ちるのだろうね。合理的だね。
こみせ通りの両端には「菊乃井」、「玉垂」という大きな造り酒屋。
彼氏は「玉垂」しか気が付かなかったのか、「玉垂」の大きな酒林が気に入ったのか、「玉垂」を見てみたいという。
勿論、私には異論はないよ(^^)
この酒林は直径2m、重さ1.1トンらしい。
なんというか、1トンもの酒林を吊り下げられる(耐えられる)屋根がすばらしい!
彼氏がお酒を見ていると、お店の人が「この家は釘を1本も使っていないのですよ」と教えてくれた。
お店の人のお言葉に甘えて、中を見学させてもらった。
といっても、奥まで全てではなく、酒蔵の手前まで。
それでも、旧式のテレビがある茶の間は今も“暮らし”の場だとか。
しかし、こんなに天井が高いお家では寒いだろうな。。。
っていうか、お酒を作る場所では、独特の匂いがする。
酒麹が家に住み着いているのだろうね。
さてさて、この「こみせ通り」。。。
確かに風情はあっていいのだけど、観光拠点とするにはイマイチ物足りない。
通りも数10mだし、「こみせ」が残っている家は23件しかない。
滋賀県の長浜のように、後から付け足して“なんちゃって”にしてでも、それなりの規模にして飲食店などを出した方が観光客を呼べるのかもしれない。
でも、“なんちゃって”にしたら、“藩政時代からそのまま残る”という部分でウソになってしまうか。。。
難しいね。
でも、それでも、これだけではインパクトに欠けるのは事実なんだよね。。。
- Newer: 混浴の秘湯、酸ヶ湯温泉
- Older: 奥入瀬の渓流を満喫♪
Comments:0
Trackbacks:0
- TrackBack URL for this entry
- http://coo.main.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/1843
- Listed below are links to weblogs that reference
- 江戸時代が残る街で新しい味 from 空のつぶやき