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センチメンタルな旅の思い出

テレビ番組が「ノスタルジック乗り物紀行」と題した番組を放映している。
中でタイムリーなのは、3/13に廃止されたブルートレイン。
東京から熊本、大分へ向かう「はやぶさ」と「富士」。
私の記憶の中にあるブルートレインには「さくら」もあるし、「こだま」もあったハズ。


ブルートレインは北陸に住んでいた子供の頃、両親の実家のある九州に行くときに乗った。
未だ、山陽新幹線が開通する以前。
車両の真ん中に通路があって通路の両側にベッドがあった車両と、通路が車両の片側にあってベッド車両が反対側にある車両と2種類あった。
通路が真ん中にあるタイプは、朝が来るとそのままベッドを片付けていす席を作っていた。
その椅子は昔の急行車両のような硬い椅子席だった。


もうひとつの私のブルートレインの思い出は、就職して3年目の夏休みに九州に行った時に乗った事。
私は仕事を終えてブルートレインで東京から長崎へ向かった。
途中目が覚めて外を見たら掛川だった。
大学時代の親友の実家が隣の袋井だったから、この辺りを見たいと思っていたから自然に目が覚めたのかな?
博多を経由して長崎に着いたのはお昼前。
昨日、東京駅で電車に乗ったのが19時前だったから、長時間の旅行った。

長崎の町を1人で歩いていたら、偶然に会社の同期入社の女性と会った。
彼女とは就職活動の時から縁があった。
就職活動といっても私は1社しか受けていないので、“行く先々で会った”というのではなく、試験を進む度に試験会場で出会っていた。
彼女の特徴ある出で立ちで私は“また彼女がいるわ”と思ったのだけど、私の方は至って平凡なので彼女の記憶には残っていなかったらしい(笑)
それが、こんな旅行先でも縁があるなんて!と不思議に思ったのだった。
学生時代の友人と一緒だった彼女(たち)と夕食をご一緒して、ホテルに戻ると「お祖母ちゃんが亡くなったので旅行を中断してお祖母ちゃんの元に向かうように」と伝言があった。

実は、その旅行は、翌日長崎で妹と合流して長崎~平戸を回った後、祖母のお見舞いに行く予定だった。
お見舞いが、葬儀への出席とは。。。
親戚の伯母さんたちには、「遠くから来る貴女達が何度も来なくてもいいように、お祖母ちゃんが考えたのだよ」と言われたけど、それはそれで私たちがお祖母ちゃんの死期を早めたようで、申し訳ない。
早めたといっても、90を幾つも過ぎた大往生だったから、伯母たちは悪気なく言ったのだろうけど。


鉄道ファンでなくても、寝台車には思い出を持つ人が多いだろう。
ブルートレインの廃止にはセンチメンタルになる人が多いだろうな。

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