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日本のミイラ?

今日は、いつも以上に“備忘録”だ。。。(^_^;


テレビで唐招提寺を取り上げた番組を放送していた。
「世界遺産 謎の3秘仏」というタイトルだった。

“鑑真和尚像”は日本版ミイラ?
唐招提寺と言えば、鑑真和尚のお寺。
その“鑑真和尚像”を“日本版ミイラ”と番組では称していた。

唐招提寺の盧舎那佛は、漆と布を重ね合わせて刳り貫き仏像を作成する「脱活乾漆仏」を天平時代の幻の技法らしい。
「脱活乾漆仏」は粘土の型の表面に漆で塗り固めた布を貼り付け、完全に乾いたところで中の粘土の型を取り出す。
要するに、手間がかかる=お金がかかるで、このお寺のその頃の経済状態が伺えるというもので、国家からこんなに手厚い保護を受けたお寺の存在意義とは?というような内容だった。

漆が税金の一種だった天平時代。漆はは自分の土地で栽培が義務付けられていた。
何故、脱活乾漆仏が唐招提寺の本尊になったのか?
こんなにお金を掛けたお寺が何故できたのか?
それを“謎”としながら、その謎は解かれていない。


ハードディスクが破損して今は画像すらないけど、10年近く前に奈良を旅行した時の事を思い出した。

薬師寺にの東山魁夷の襖絵が完成して、特別公開していた。
薬師寺と唐招提寺は殆ど隣と言っていい距離感で、私は唐招提寺にも足を伸ばした。
丁度、平成の大修理に入ったところで、唐招提寺では本堂に覆いを被せた姿だった。
覆いを被せられた本堂と、本堂にいらっしゃる三尊を拝見した。
仏様には詳しくはないけど、此処の仏様は他とは違う組み合わせだった事を感じた。

そのときの“感じ”が間違っていなかったらしい。
今日の放送をみる限り、他とは違う作り方と、組み合わせの三尊だった。

何年の前の1泊2日の慌しい旅行を思い出させてもらったテレビ番組だった。








その時は、12月の天皇誕生日を絡めた休みで奈良へ旅行した。
季節外れとは言えないだろうけど、その日、奈良で雪が降った。
京都では1日の積雪が10cmを超えた。
京都ではどうなのか解らないけど、今や関東人になってしまっている私には1日で10cmの雪には驚く。
東京では“生活の足”がストップしてしてしまって、生活が全くきなくなってしまうからね。

とっても寒かった日だった。
けど、干上がっていてほんのり雪を被った田んぼの中にお寺が見える“(日本の)源風景?”的な雰囲気を肌身に感じながら田んぼのあぜ道のようなバス通りを歩いた。
アテもなく。。。
なんだか、とっても寂しかった。
その日のバスは日に4本ぐらいしかなかったから。
通りが違ったらそれなりにバスの本数もあっただろうし、電車だったらもっと本数があったのだと思う。
でも、バブル崩壊の影響なのか連休なのにお休みの飲食店が多く、観光地なのに寂れた雰囲気の町並みというか風景が寂しかった。


 

 

翌日はピーカンだったけど、寒かったなぁ。。
地名だけを頼りに、若い頃奈良に住んでいた父が歩いた辺りを私も歩いて、この旅の目的を果たしたような気がしたのよね(^^)v


いや、それにしても、奈良のあまりの“田舎”ぷっりにちょっとだけ寂しい気がしたのは、奈良を“都”と思う感傷なのかしらん。。。?

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