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人間が人間としてどう行動すべきか、どう生きるべきか

<OECD>学習到達度 文章などの読解力で日本は14位
  ##OECD学習到達度調査:知識量や計算力を測る国際教育到達度評価学会(IEA)の国際数学・理科教育調査と違い、実生活への応用力を測る。


日本人の学力低下は今年に入ってからもこれまで何度も報道されてきた事だから、今更驚くようなニュースではない。
むしろ、「やっぱりね」という感じ。
確か昨年のテストでは、読解力は言語(母国語)の違いで日本には不利と言っていたんだよね。
今年は去年の8位に比べて14位と大きく後退したのだけど、これは文部科学省的にはOKなのかしら?
文部科学省が気にするだろう科学的活用力が2位で数学的活用力が6位なのだから、こちらを“ゆとり教育”の成果としてみて欲しいというところなのだろうか。

と思っていたら、どうも違ったらしい。
文科省の見解としては、「学力は世界トップレベルとは言えない」らしい。
中山文科相に至っては「要するに勉強しなくなったと言う事」と、あたかも勉強の出来ない子が多いとの発言。
まぁ、そりゃそうよね。
なんてったって、加盟国平均が500点となるような偏差処理をしたら、最下位ランクの335点以下が7.4%(前回は2.7%)と加盟国平均を大きく下回ったのだものね。
勉強の出来ない子供が増えたのは間違いなさそうね。


そんな事を考えながらネットをウロウロしていたら、こんな記事を見つけた。
文科省はすでに舵をきっていた

この記事が書かれたのが2003年の10月だから、今からおよそ1年前。
文科省は既に今の“ゆとり教育”が失敗だったというか、思うような成果が上がっていないことに気が付いていたのね。
でも、意外だったのが、私は“ゆとり教育”とは“覚える”事より“考える力を付ける”事を重視した教育だと思っていたのだけど、この記事を読むと、「教えた事を確実に”覚えさせる”教育」だったのね。
それって、詰め込みとあまり変わらないんじゃないの。
学校での学習時間が減った分、“詰め込む”絶対量を減らして子供を楽にしてやっただけなんじゃないの?
そしてその実態は、余った時間を使って塾に行くから詰め込む量もあまり変わっていないし、学習時間も減っていない。。。
でも昨今の不景気で子供の教育費も削られる傾向にあるところを見ると、塾に行けるのも、親に資金的余裕がある子供に限られていくのね。
子供の学力は、親の富裕の程度に比例していくことになる。

私は個人的には、子供の詰め込み教育には反対はしない。
子供の、脳が柔らかく、物覚えの良いうちに“知識”を沢山覚えこむことは歓迎すべきだと思っている。
そして、できれば、その学習は“学校”で終結して欲しい。
学校以外に塾へ行かなければ必要な知識が修得できないなんて事は、異常だと思っている。


でもなぁ。。。
最近の学生は暇だとロクな事を考えないし、しないのね。。。
先日の国士舘大学生、今日の亜細亜大学生、これ以外にも高校生や大学生による破廉恥な性犯罪が頻発している。
(教師の性犯罪も増えているから、子供に限った事じゃないのかもしれないけど。。。)
最近は、大学生になっても他人の痛みを思いやれないというか、やっていい事とやってはいけない事の区別がつかないらしい。
学力低下以前の問題だね。

こうなると、詰め込み教育やゆとり教育以前の問題だよね。
人間が人間としてどう行動すべきか、どう生きるべきかの教育・訓練が急務なんじゃないかなぁ。。。

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