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本質を矮小化しようとしていない?

先週末あたりから、マンションの掲示板に「構造計算偽造問題について」という張り紙が貼ってある。
文字が小さいので、あまり気にすること無かったのだけど。。。って文字が小さいと読めないのだもの(^_^;
文字が小さい張り紙って、“読んでもらおう”という意思を感じられないのよねぇ。。。
って言うか、読んで欲しくない掲示物って義務だけで出していて、実は後ろめたいことが書いてあることが多い。
だから、本当は、こういう張り紙こそ、チェックして見ないといけないのよね。


張り紙をよく読んでみると、「当マンションは問題となっている市川市の設計事務所とは全く関係ない事が判明したのでお知らせする」と書いてある。
なんだかなぁ。。。
問題の本質って、彼と関係していたか否かと言う事?
そうじゃなくて、“構造計算を見直して問題ないことを確認しました”って言って欲しかったな。
まぁ、販売会社と建設会社が連名で「当マンションの品質に責任を持つ」と書いてあったから昨日の自治会総会では何も言わなかったけどね。


今回の事件って、市川市の設計士がクローズアップされているけど、木村建設が自社で構造計算している建築物だって偽造が発覚している。
それに、木村建設でも姉歯設計士だけでなく、他の建設会社だって発覚しているでしょ?
構造計算を全く外注に出さず自分の所で計算したのなら、そう書いて「当社が品質には責任を持つから安心して」と書くべき。
また、設計書どおりの建設施工でなかったために、結果として耐震性が弱くなっている建築物も発覚している。

構造設計や構造計算だけが問題なのではなく、建築会社が手抜きや品質を無視した廉価建築・販売をしていないと言う事が大事なんだけどな。

問題の本質を無視して、事象を矮小化しようとする姿勢にちょっと疑問。
掲示物の文字に「読ませたくないけど、儀式としてださないとしかたない」という意図がアリアリなのが疑問。
最後の1文に「品質に責任を持つ」の一言がなければ、販売会社に文句を言っていたかもね。

Comments:6

ゆりかりん 2005年12月13日 15:49

笑っちゃうよね。
だけど、日本文化独特の泥臭さを感じる。

しかしさぁ~、古い木造の文化住宅みたいな所に住まざるを得ない人達も
日本各地にイッパイいるわけじゃん?
多分、震度5なんて~のには到底耐えられないような・・・。
そういう人達も、今回被害者と言われている人達も、
「自ら選んで住んだ」って意味じゃ同じなわけよね。
前者の命は無視するのに、どうして後者のみ救おうとするのかな?
・・・しかも血税を大量投入して。

更に言えば、自然災害の被害者達ってさ、
今だ先の見えない避難生活を送ってるわけじゃん?
我家に帰りたくとも帰ることを許されず、
避難所で息を引き取る老人達も多いとか?
「不可抗力」と掲げるなら彼等とて同じよね?
どうして彼らの悲惨な状況は見捨ててるの?

不公平・・・だし、釈然としないわ。

どうでも良いけど、早く犯罪当該者達の資産を差し押さえて欲しいな。
(まんまと逃げ果せようとしてるからね、連中・・・)
シッカリ社会的責任&義務を負ってもらわにゃ!

COO 2005年12月14日 01:05

>ゆりかりんさん
 2ヶ月ぐらい前かなぁ。。。
 外国のTV番組でやっていたのだけど、日本の古くからの木造建築は柔構造で自身には意外に強いらしいですよ。

 って、そんな話ではないですね(^_^;)

 今回の事件は、表向きには正当な商取引で実は詐欺だったというものですから、
 今までの経済犯罪と同じように、当事者で解決するのがスジだと思います、

 ただ、今にも崩れる可も知れない住居に住まわせるのは忍びない。
 “寝泊りしているこの場所がいつ崩れるか”と思うだけでもストレスになるのですから、
 希望する人が空いている公営住宅に移って、暫くの間の家賃補助ぐらいは(公が)すべきなのかなとも思っています。
 そういう意味では、住居に関しては自然災害の被災者と同じ程度に援助をするのも仕方ないとは思います。
 住民が、それ以上を望む場合や仮住まいの住居への転居を望まない場合は
 それ以上の事は公的な機関が支援することではなく、
 住民が直接、販売会社に交渉することだと思っています。
 

 > どうでも良いけど、早く犯罪当該者達の資産を差し押さえて欲しいな。
 彼らも“株式会社”で(犯罪を)行っているので、
 個人資産の差し押さえまでは法的にもムリなのでしょうね。
 個人的には、「“破産申請”なんて受理するな!」と思いますけどね。。。

 あとは、被害者がそれぞれの社長を訴えるしかないのでしょうかね。。。

 

ゆりかりん 2005年12月16日 01:24

それが神話なのよ。

ウチの元義母の家は、木造50年だったけど、それは豪奢な建造だったのよ。
(南京鉄道を引いた人の一人娘だっただけあって・・・)

だけど、倒れた。。。
(その他の周辺の一帯の木造住宅も一切合財更地になったほど、倒壊したよ)

ただ、被災エリア外ということになってたために、何の援助も得られなかったけど・・・。

(私等が10年かけて借金=ローンで再建した)元義母の家なんて幸いな方で、
その他の住宅は更地のままよ、いまだに・・・。

甘い神話には騙されない方が良いかもね?
(そこにこそ、ミョウチクリンなシナリオが・・・?)


COO 2005年12月16日 02:51

>ゆりかりんさん
 “被災エリア”って何のために括るのでしょうね。
 被災した人がそこにいるのに。。。


 テレビでやっていたのは、
 日本の木造家屋は、柱が礎石の上で“動く”ように出来ているから
 地震の時には、地面の揺れに合わせて逆方向に動くって言ってた。
 日本の家は壁が少ないから、“壊れる”ものもないと。
 戦後に立てられた家は壁が多くなっているから以前に比べて“壊れやすい”と。

 まぁ、これも、海外のTV局が製作していたものだから、
 どの程度検証しているのかはわかりませんけど。

まる 2005年12月17日 01:54

>日本の古くからの木造建築は柔構造
これって、五重塔等、本当に古くからの木造建築のことじゃないのん?
本当によくあれだけ地震に遭遇して残っているもんです。
中途半端に古いのはダメそう。
母の親戚は、阪神大震災の時に芦屋の戦前の屋敷に住んでいたらしいけど、
ぺったんこ、一家全滅しちゃいましたよ。

COO 2005年12月17日 02:51

>まるさん
 本当に古いものでないと駄目なのかしらね。。。

 芦屋だったら、“壁”が多い豪邸でした?
 ゆりかりんさんのお義母さんの家もそうかと思うのだけど、
 戦前でも、洋風建築が導入されている家って、日本家屋とはいえないと思うのですが。。。
 って、私は建築には全く素人なので、推測だけでお話になりませんねm(__)m

 

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