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そのハードルは?

地震が起きた当日の東電の発表を「眉唾」だと感じたのは、発表の数時間後。

<中越沖地震>柏崎刈羽原発に50件のトラブル 東電発表

7月13日13時20分配信 毎日新聞

 東京電力は17日、新潟県中越沖地震の影響で、柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)に50件のトラブルが起きていると発表した。同日午後までに確認できた件数で、さらに増える見通し。消火用の水を送る配管が5カ所で損傷し、消火が十分にできない状態になっていた。これとは別に、同原発7号機からは、微量だが通常は出ない種類の放射性ヨウ素などが大気に放出されたことが確認された。地震への多数の弱点が露呈し、原発の耐震指針見直しを求める声が高まりそうだ。
 同社によると、17日午後1時ごろ、7号機の「主排気筒」の排気から、放射性のヨウ素やコバルトなどが検出された。放出量は、原発の敷地境界のすぐそばに人がいた場合に、一般人の年間放射線被ばく限度の1000万分の1の放射線を受ける程度。だが、これらの元素は通常、放出されないはずのもので、地震による異常が原因の可能性があるという。
 消火用配管は、耐震上の重要度が最低の「Cクラス」で、耐震性は高くなかった。16日の火災では、消火用水の水圧が低く、発電所員らによる消火がうまくいかなかったが、配管の損傷が原因だった可能性がある。
 また、原発で使ったネジなど、低レベルの放射性廃棄物を納めたドラム缶約2万2000本のうち、少なくとも約100本が地震で転倒し、数本のふたが開いていた。ドラム缶を納めた貯蔵庫の床からは、微量の放射性物質が検出された。外部への流出はなかった。
 さらに、1号機から5号機で、原子炉内の空気などをフィルターで浄化した後で大気中に排出する「主排気筒」につながるダクトが、それぞれずれていた。ずれの位置はすべて中の空気がフィルターで浄化された後で、環境に大きな影響はないとみられる。
 耐震設計での軽視が、火災発生や消火の遅れを招いた可能性について、東電は「今後データを集め、消火用配管などを耐震上どう扱うべきか検討したい」と話している。
 トラブル多発について経済産業省原子力安全・保安院は「原発全体の確認を終え、それぞれの詳細な評価をしたうえで、今後の対策に生かしていきたい」としている。【高木昭午】

(後略)

最終更新:7月17日23時18分


地震の直後は東電も実態を把握していなかったのかもしれない。
それでも、そもそも柏崎の原発が耐震性に対する見積もりの甘いなかで設計されている事は3年前の震災で検証済みのハズ。
それなのに、今回の地震で直ぐに“被害”を把握できなかったのは何故だろう?
放射能漏れなどの2次災害は当然第1義的に心配したけど、前回の災害を糧とした対策を怠った東電には怒りを感じるよ。

今日のニュースでは、柏崎の原発の運転を前面停止になる事を伝えた上で、柏崎の原発が運転できないと、この夏の電力不足が懸念されるという。

電力会社が営利企業体である以上、“電気をどんどん使ってね”というのもアリだとは思う。
でも、“供給できないから節約してね”は違うような気がする。
そりゃ、地球温暖化なんかを考えたら節電は是だけど、それを供給する側が言うのはなんだか違う気がするのよね。
って、それはタバコにも言える事なんだけどね。。。(^_^;


企業での電力使用には電力会社だけに頼るのではなく、企業が自ら電力を生産する体制を整えられつつある。
翻って、個人での電力使用はどうなのだろう?
マンションなどで屋上や壁面にビオトープを作るのが提唱されているけど、使用電力削減だけでなく家庭での電力生産だってもっと考えた方がいいのかも。
戸建家庭だけでなく、マンションなどでも太陽光発電や風力発電、或いは夏場の家庭から排出されるエアコンの熱を利用した発電って出来ないのかなぁ。。。?
って、頭のイイ人はとっくに考えている事なんだろうけど、私の周りでは実用化はされていない。
こういう“発電”の実用化へのハードルって何なんだろうね。。。?

Comments:2

maru 2007年7月19日 00:52

刈羽原発の直下には、活断層がある事が分かってきたみたいですね。
今回の震源地は、原発から9キロ。
刈羽原発の設計上は300ガルを想定しているらしいですが、今回は680ガルを越えたらしいからダメですね。
建設を決めた時点では分かっていなかった事、想定していなかった事がいろいろ出てきましたね。
前提条件を再検証する必要があるのではないでしょうかね。
で、どうなるのか?なんとも言いにくいですがね。

COO 2007年7月19日 01:18

>maruさん
 柏崎の原発が断層の上にあると言うのは最近判った事だとしても、
 前回の中越地震で柏崎の原発が震源となりうる地盤にある事は解っていたハズだと思うのですよね。
 なのに、対策が薄く、今回の現象というのはね。。。(-_-;

 日本はそもそも火山の上というか、
 地震のデパートの上に位置しているのだから、
 日本の国土にある以上“(地震に対して)安全な場所”はないのに、
 なんとなく希望的観測に立っているのが気になります。
 って、結果論なんですけどね(^_^;

 今の時代に原発をゼロにすることは出来ない。
 で、あれば、原発を少しでも安全に運用するしかない。
 そう考えると、原発を全面的に否定する立場ではなくても、
 明日(近い未来)には、是非とも前提条件を見直して欲しいと思いますよね。。。


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