- 2007年7月25日
- 02.経済
野村HDがかなり大きな損失を出している。
損失の原因は住宅融資「サブプライムローン」という証券。
変動金利型サブプライム証券、事実上の発行停止状態に7月25日15時23分配信 ロイター
7月24日、米国で変動金利型サブプライムローンを担保とする証券の発行が、事実上停止状態に陥っている。写真は6月、米コロラド州で撮影した建設中の住宅物件(2007年 ロイター/Rick Wilking)
[ニューヨーク 24日 ロイター] 米国で変動金利(ARM)型サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)を担保とする証券の発行が、事実上停止状態に陥っている。ローンの延滞率上昇が続いていることや、格付け会社による格下げが相次いでいることが背景。
米国では住宅平均価格が下落、住宅ローンの実行も伸び悩んでおり、他の金融市場や景気全体に影響が波及する可能性も指摘されている。
問題の中心には、ARM型サブプライムローンの借り手の債務不履行がある。このローンでは、固定金利期間が終わり、変動金利に移行することで、最大6%ポイント金利が上昇するケースもあり、借り手にとって「返済ショック」の様相を呈している。
米債券運用会社PIMCOのビル・グロース氏は24日、「ムーディーズとスタンダード&プアーズ(S&P)がようやく本腰を入れて、サブプライム関連銘柄の格下げに乗り出した。今後こうした動きがさらに広がる可能性がある」と指摘した。
JPモルガンによると、7月第1─3週に発行されたARM型サブプライムローン担保証券はわずか2銘柄。6月は最後のの1週間だけで、少なくとも12銘柄が発行されている。(以下略)
(ロイター日本語ニュース 原文執筆:Al Yoon、 Nancy Leinfuss、翻訳:深滝壱哉)
最終更新:7月25日15時23分
日本では個人向けの住宅ローンは比較的優良な債権だけど、アメリカはそうとはいえない。
1990年代、やはり住宅ローンを証券化したモーゲージ証券がかなり焦げ付いた。
モーゲージ証券は利回りが高かったので、日本でもかなり売れた。
でも、利回りが高いという事は、ローン金利が高いという事で、イコール債務者の信用リスクが高いと言う事。
借り手が返さない可能性が高い債務を証券化したものなのだから、当然焦げ付く可能性は高くなる。
当時の私はそんな証券を買う気にはなれなかったけど、実家の両親の元へは証券会社の営業からかなり勧誘があった。
私が反対するので両親は買わなかったけど、買っていたらかなりの損失を被っただろうと思う。
今話題の「サブプライムローン」だって似たようなもので、信用度の低い借り手向け住宅ローンなのだから焦げ付きがあっても仕方ない。
そんな債権を組み込んだ投資信託で大きな損失を出すなんて、これが投資家であるならば「過去に学んでいない」というのだろうけど、仲介する証券会社の立場ではある程度仕方のないことなのかな。
でもなぁ。。。いくら利回りがイイからといって、こんな商品を組むなんて。。。
日本の投資家がそこまでリスクに理解があるとは思えないんだけどな。
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