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"政権交代"と"友愛"が錦の御旗になるか?


お人好しのゆっぴぃクンは、"政権交代"が外交にも"黄門様の葵の印籠"の効果を果たすと勘違いしているらしい。
あぁ、それから伝家の宝刀の"友愛"も効果絶大と勘違い?


外交は"仲良しクラブ"ではなく、自国の利益のぶつかり合いだ。
ある利益を得るために、他の何かを犠牲にしたり相手に提供することもよくある。
というか、ギブ・アンド・テイクが外交や交渉事の前提事項になる。
だからこそ、是までの自民党政権が経済協力などの色々とロシアの利益を交渉の前提にしていた。
要するに、鼻先ににんじんをぶら下げていた訳ね。

ゆっぴぃクンは「日本は政権交代した」を御旗に立ててロシアとの交渉に「前提条件なし」を提案したのか?
と思ったら、「前提条件なし」を言い出したのロシアの方だったらしい。


領土交渉 「前提条件なしで合意」 構図変えたい露

11月16日7時56分配信 産経新聞

 【モスクワ=佐藤貴生】国営ロシア通信によると、ラブロフ露外相は15日、シンガポールで行われた日露首脳会談を受け、平和条約締結問題について「両首脳は何ら前提条件をつけることなく解決することで合意した」と述べ、鳩山政権を評価した。日本側は「合意」を確認していない。外相のこの発言からは、政権交代を機に領土問題交渉の構図を変えたいというロシア側の思惑がうかがえる。
 外相は首脳会談後、「日本の政権はこの数年、(北方領土問題の解決を含む)平和条約締結問題を、経済協力進展などの問題の前提条件としてきたが、鳩山政権にはそれがない」と述べた。さらに、会談では日本側から、「対露関係を戦略的パートナーとして発展させたい、との姿勢が感じ取れた」とも強調した。
 ロシアは最近、北方領土の経済開発に日本を引き込む戦略を鮮明にしていた。今月中旬には、北方領土を事実上管轄する露サハリン州が、経済交流進展を呼びかけるプレゼンテーションを東京で開催する計画も進めていた。
 ロシアの領土主権を既成事実化しかねないとみた日本側は関係者へのビザ(査証)発給を事実上拒否、プレゼン開催は中止に追い込まれたが、水産以外に目立った産業がなく、効果的な政策が取りにくい北方領土の現状を示す形となった。
 ロシアでは最近、経済危機が底を打ったとの指標が見え始めた半面、地方経済の低迷は長期化するとの見方が根強い。露極東部では国境を接する中国からの人口流入も懸念され、北方領土の実効支配は継続しつつも日本の力を借りたいというのが本音だろう。
 こうした動きを受けて、日本側の領土問題に対する姿勢にも若干の変化がみられる。イタル・タス通信は今月13日、日露の関係進展に熱意を示す鈴木宗男衆院外務委員長が、「北方領土と周辺の海域で、ロシアと経済協力を行う必要がある」と述べたと伝えた。
 経済協力を進める一方、領土問題の進展を図る戦略は実現しうるのか。日本の政策は曲がり角にさしかかっているようにみえる。
最終更新:11月16日9時17分


一方で、こんな報道もある。

日露首脳会談 友愛外交肩すかし 鳩山首相「2島では不十分」 露は「経済優先」露

11月16日7時56分配信 産経新聞

 「私なりの覚悟で行動していきたい」-。鳩山由紀夫首相は出発前、北方領土問題の解決に向け、日露首脳会談に臨む強い決意を語っていた。特に、首相就任直後には「できれば半年で国民の期待に応えたい」と並々ならぬ意欲を示していた。しかし、15日の首脳会談では、メドベージェフ大統領から具体的な方策を引き出せず、解決への足がかりをつかめなかった。
 首相はこの日の会談で、北方領土問題について「2島返還は理解できない」と大統領に迫り、大統領から「冷戦時代の発想はとらない」「鳩山政権の間に問題をぜひ前進させたいと心から思っている」との発言を引き出した。しかし、議論はこれ以上深まらず、せっかくの「覚悟」も肩すかしをくった格好だ。
 首相にとって、ロシアは浅からぬ因縁がある。昭和31(1956)年、日本と旧ソ連が国交を回復した「日ソ共同宣言」に署名したのは、ほかならぬ祖父の故・一郎元首相だ。首相自らもかつて民間友好団体「日ロ協会」の会長を務め、首相の長男、紀一郎氏は現在、モスクワ大学で研究員生活を送っている。
 そんな首相は日露関係の発展を「ライフワーク」と言ってはばからない。首相は9月、ニューヨークで行われたメドベージェフ大統領との初会談で「われわれの世代で最終的に解決したい」との思いを伝えた。
 今回の会談前、日本側には「政権交代を機にロシア側が領土問題で譲歩する可能性がある」(周辺)との期待もあった。根拠は、ロシア側が繰り返し日本側に発信してきた北方領土問題に関する「独創的アプローチ」という表現だが、今回の会談でも大統領は同じ言葉を使っただけで、具体的言及はなかった。
 ロシア側の消極的な姿勢の背景には、前原誠司国土交通相(沖縄・北方対策相)が先月17日、北方領土を洋上視察した際、「(旧ソ連が)不法占拠した」と発言したこともあったとみられる。また、「2012年の大統領選をにらみ、国内経済の立て直しを図りたい」(日露関係筋)との思惑があり、領土問題よりも経済協力を引き出す戦略を優先させようとしている事情もあるようだ。
 実際、ロシア国内のエネルギー供給源は、中長期的に生産減が予想される西シベリアから新規開発が見込まれる東シベリアに移行しつつあり、日本の技術による極東・東シベリア地域のインフラ(経済社会基盤)整備が不可欠だからだ。
 「国後(くなしり)、択捉(えとろふ)、歯舞、色丹の4島の帰属を明確にして平和条約を締結する」ことを明記した平成5年の東京宣言を交渉の基本とする日本に対し、ロシアは歯舞、色丹の2島返還を明記した昭和31年の日ソ共同宣言を交渉の基礎とする。ロシア側は、「日本がこれを拒めば4島どころか2島すら返すつもりはない」(自民党関係者)との見方もある。したたかなロシア相手に「友愛」外交がどこまで通用するか、これからが正念場だ。(シンガポール 松本浩史)
最終更新:11月16日8時49分


結局、ロシア側も日本の政権交代に期待するのか?

でもその期待は、(政権交代によって)別の新しい"前提条件"を引き出す期待。
ロシアは、日本の政権交代によって、民主党がよりロシアが期待する"前提条件"を引き出す気だろう。
これまでのロシアの"政権交代"時には、日本との"前提条件"は全く変わらなかったのにね(苦笑)

折りよく、ゆっぴぃクンは親ロシアと思われる。
ロシアにとっては、日本が"財布"として願ってもない環境にある。
ただ、思いがけず、民主党のゆっぴぃ政権に硬派な国交相が出来て、慌てたのだろうね。
そんな影響もあって多少は軌道修正もあるのだろうけど、財布という経済協力より資源開発の技術協力が欲しいというだけで、代替が"欲しい"ことは代わらない。
しかし、民主党政権下の日本はそもそもの技術開発を否定したのだから、技術協力の面でも期待できないかもよ。。。(苦笑)

まぁ。。。とはいえ、"友愛"だけでは外交はできないよ。。。


小沢氏、外国人参政権で「韓国、在日の要求が非常に高まっている」

11月16日19時38分配信 産経新聞

 民主党の小沢一郎幹事長は16日の記者会見で、永住外国人への地方参政権(選挙権)付与法案について「韓国政府サイド、在日の方々からも要求が非常に高まってきている」と述べ、法案推進の理由に韓国側の要請があることを認めた。
 小沢氏はさらに「民主党が積極的な姿勢を示していた経過もある。政府の姿勢を鮮明にする意味からも、政府提案が望ましい」とも述べた。
 地方参政権法案をめぐっては、民主党の山岡賢次国対委員長が6日、今国会中に議員立法で提出することを検討する意向を示したが、小沢氏が10日に政府提出法案が望ましいと表明。11日に開かれた政府・民主党首脳会議は法案の扱いを小沢氏に一任したが、今国会への提出は見送られる見通しとなっている。
 参政権付与をかねて求めてきた在日本大韓民国民団(民団)に属する在日韓国人が民主党候補を先の衆院選で支援するなど、両者の関係は深まっている。9月11日には民団メンバーが小沢氏に直接、地方参政権付与を要請している。
最終更新:11月16日19時38分

おやまぁ。。。
一郎クンも友愛精神発揮ですか?。。。(^_^;
そんな調子だから、北の将軍様は今の民主党政権を北朝鮮の傀儡政権になると踏んでいるのだね。

要求があるからと言って、"日本国民"になる気のない人たちへ参政権を与える事の必要性を考えた事があるのか?
一郎クンに参政権を要求している人たちって、"日本国民になりたくない"人たちなのだよ?
日本国民になりたくない人たちが、何故に日本で参政権を持ちたいか?その理由を一郎クンは考えているのか?
日本が経済制裁をしている今でも朝鮮へ資金を供給する人たちの要請に従って、(日本国民になりたくない)彼らに日本での参政権を与える事は、朝鮮が日本に政権を作る事だって可能になる。
日本国民が、国家の主権を朝鮮に譲り渡す事が可能になるんだよ?
民主党ってどこまで売国の政党なのか?と思うよ。

日本を他国の傀儡にする事のために改憲するのは積極なのに、日本を他国から守る為に改憲することには否定的とは、彼らは何処の国の政治家なのか?と思う。
官僚に国を売る事を肯定する気はないが、外国人、特に北朝鮮や中共のような非民主主義国家に国を売る政権を肯定することは絶対に出来ないな。

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