- 2010年1月14日
- 01.時事寸評
アメリカ人の"戦争観"に対して、今更の"失望"もないだろう。。。と思う。
「正当な戦争」失望と憤り=オバマ氏受賞演説、被爆地に波紋12月11日18時41分配信 時事通信
オバマ米大統領が10日、ノルウェーのオスロで行ったノーベル平和賞の受賞演説に、被爆地の広島と長崎で波紋が広がっている。「時に武力は必要だ」と、戦争容認と取れる発言をしたオバマ氏に、被爆者は核廃絶に向けた活躍に期待を寄せながらも、「戦争肯定は間違い」「良い戦争と悪い戦争があるのか」と失望や憤りの声を上げた。
広島県原爆被害者団体協議会の金子一士理事長(84)は11日、「オバマ氏が核廃絶の世論を巻き起こしたことは間違いないが、良い戦争と悪い戦争があると言っているようだ。戦争を肯定しながら『核なき世界』を目指すのは矛盾しているのではないか」と疑問を呈した。日本原水爆被害者団体協議会の坪井直代表委員(84)は「アフガニスタンへの米軍増派をめぐる国内問題などもあるのだろう」と立場をおもんぱかり、「核廃絶への道を真っすぐ進むよう今後も応援したい」と話した。
「戦争を肯定することは絶対に正しくない」。語気を強めたのは、爆心地から約800メートルで被爆した長崎市の下平作江さん(74)。家族3人を原爆で失った。「戦争で犠牲になるのはいつも非戦闘員。ボタン一つでいつ核兵器が使われるか分からないのが現代の戦争で、人類が滅びる可能性だってある」と話し、「『核のない世界』の演説を聞き、平和な世界が来ると思ったから支持したが、平和のためと戦争を推し進めるのは被爆者の思いと反する。理想を失わないでほしい」と訴えた。
長崎原爆被災者協議会の山田拓民事務局長(78)は「平和賞受賞は的外れではない」としつつ、「日本はかつて『正義のため、平和のため』と称して戦争を行った。日本は過去の反省を生かし、『平和のための戦争』の危険性を率直に伝えてほしい」と日本政府に注文を付けた。
最終更新:12月11日23時23分
失望とは期待の裏返し。
アメリカ人でなくても、アメリカ人であっても、世の中はオバマ大統領に期待したのだよね。
でも、何を期待したのだろうか?
"変える"と言って大統領に就任して1年経つが、オバマ大統領はアメリカの何も変えていない。
アメリカで黒人が大統領になった事は、アメリカの国民が意識を"変えた"証明ではあるけど、アメリカ政府は何かを変えたのか?
アメリカ人はオバマ大統領に"停滞"を打破してくれる事を期待したのだろうと思う。
日本を初めとする非アメリカ人は、アメリカの"戦争が経済を良くする"という経済政策を変えてくれる事を期待したのだろうと思う。
しかし、政治的な基盤がそれ程強くも無い若い大統領がどれだけの変化を成し遂げる事ができただろうか?
否、成し遂げられる見込みがあっただろうか?
アメリカ人じゃなくても"変化を成し遂げるのは難しい"と知っていたのではないだろうか?
そもそも、世の中はオバマ大統領に対して勝手に期待したに過ぎない。。。
夢を見させてもらっただけなんじゃないだろうか。
しかし、その"夢"は、日本の民主党が日本国民に提示した夢より、夢がある。
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