- 2010年1月25日
- 01.時事寸評
朝の東京駅で高校生らしき若者のグループが旅行会社の添乗員に連れられている。
修学旅行にしてはグループの人数が少ない。
察するに、受験の下見かな?
彼らの心の中は不安でイッパイなんだろうな。
名護市長選の結果を米軍移設へ斟酌すると言ったのから、辺野古への移設は有り得ない。
民主党の言う「ゼロベース」とはどういう意味か?
沖縄県民の民意を重要視するならば少なくとも「辺野古沖」という選択肢は有り得ない。
また、鳩山総理が総理大臣として発言した「選挙結果を斟酌する」という言葉からも「辺野古沖」は有り得ない。
仮に米軍の移設先を辺野古沖と決定したならば、「鳩山総理の政治的発言は全く信用できない」という事になるから。
官房長官に与野党から批判=「斟酌理由ない」発言1月25日21時18分配信 時事通信
米軍普天間飛行場の移設反対派候補が勝利した沖縄県名護市長選の結果に「斟酌(しんしゃく)しなければならない理由はない」とした平野博文官房長官の発言に対し、与野党幹部から25日、批判が相次いだ。
連立を組む国民新党の下地幹郎政調会長は、国会内で記者団に「現実離れした話だ。民意を大事にしないでこの問題を論議するのはおかしい」と反発した。
また、自民党の石破茂政調会長は記者団に「選挙の前に言うべきだった。終わってから言うのは政府として無責任だ」と指摘。共産党の市田忠義書記局長も記者会見で「名護市民の意思を無視する暴言を吐いた。許されない。民意を何と心得るのか」と断じた。
最終更新:1月25日22時35分
政権の拠り所を「選挙で選ばれた事による"民意"」とする政権が、自らの政策を争点とする選挙の結果(=民意)を斟酌する理由にはならないとは、どういう了見なのか?
更に、民主党からの推薦を受けた候補が当選したというのに、それを無視するというのは筋の通らないおかしな話。
名護市民には名護市長選挙の結果を見たい、アメリカはトラスト・ミー(私を信じて)5月までに決めると言った八方美人は、どう結末つけるのか?
結局、民主党は自分の都合に合わせて"民意"を使い分けるという事なんだね。
世間一般では、これを二枚舌という。
そして、人が「二枚舌」という言葉を使う時は、その言論に信用を置けない事を意味する。
「我々の言葉を信用するな」と内閣官房長官が言ってのける民主党政権は流石だね。
それにしても、沖縄県知事がおっしゃるように、外交や国防問題を一地域の住民投票に委ねる考え方が政権当事者として間違っている。
そういう意味では市長選の結果を政府が斟酌する必要はないのが本来の姿。
でも、民主党は市長選の前に「市長選の結果を見て決める」と言ったのだから、ここで名護市民を裏切る訳にはいかないよねぇ。。。
- Newer: 身の回りの管理すらできないのに、日本の首相が出来るのか???
- Older: 迷い込んだ迷宮