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“開く”か“閉じる”か。。。自民党総裁選に思う

昨日の彼氏とのデートでも当然出た話題は晋三クンの退任劇。
このタイミングの退任は「投げ出した」感があって、晋三クンに対して“子供っぽい”という印象を国民に与えるというのは私と彼氏の共通認識。
でも彼氏との会話では、私が帰宅途中の電車に乗るまでこの情報を知らなかった事を彼氏に驚かれた。

外部との情報が隔離されている私の職場ではこの話題はリアルタイムには届かない。
情報隔離しているとはいっても、勿論自社との連絡などで携帯電話への規制はやや緩い。
なので携帯電話に配信されるニュースなどでリアルタイムにこの情報を得ていた人も居るだろうし、客先はこういった情報にある程度業績が左右される職種の顧客を抱えるので客先の社員フロアは当然リアルタイムにこの情報を得ているハズだ。
でも、そうは言っても、そういった情報は私がいる(客先の社員とは隔離された)フロアには届かないのよね。。。


辞任直後は「麻生幹事長優位」が伝えられたのだけど、蓋を開けてみるとどうも違うらしい。
なんでも康夫ちゃん優位で、既に総理総裁は康夫ちゃんに決まったかのようなマスコミの報道。。。
なんだかな。。。

確かに、太郎クンは政策的に晋三クンに近いし、晋三クンが辞任を発表する2日も前に晋三クンの首相辞任の意向を知っていたのに慰留できずに途中放棄させたという“責任”があると言える。
でも、それが何?

確かに失言癖があると言える。
でも、それが何?
国を脅かすような失言があったとでも?

確かに、「(純ちゃんに)ぶっ壊わされた自民党を立て直す義務がある」と言って、さも純ちゃんの“改革路線”に反旗を翻したように見える。
でも、それが何?
スクラップ&ビルドの“スクラップ”を純ちゃんが担ってくれたので、次の“ビルド”を自分が担うと言ったに過ぎないでしょ?

何よりも、“晋三クンへの不満”を向ける矛先として太郎クンをスケープゴートにしたに過ぎないのでしょう?


どちらが今の日本にとって欲しいリーダーか?と言われると解らない。
ただ、個人的には“信念の強いリーダー”が必要だと思う。
そういう意味では太郎クンが適任だと思う。

また、海外メディアに「日本にとって対外的に功績のあった安倍首相を下ろした後に短命政権が続くのであれば、日本は国際的に孤立する。」とまで言われる日本の指導者が、対外的に“信念”が乏しく、ワンポイントリリーフのように短命で終るのであればそれは日本という国にとっての“背任行為”となる。
日本は(康夫クンが言うように)少なくとも4年(自民党総裁としては2期満了)は維持できる指導者で無ければならない。
そういう意味では、前回の康夫クンの内閣官房長長官の辞め方が気になる。
個人的には、5年前は康夫クンにも期待していたものの、今は全く期待はない。
まして、今回の立候補に至る経緯も気に入らない。
なんだかな。。。と言う感じ。

ただ、政策的に開きの少ない2人なので、
 ・次の総裁・総理をワンポイント・リリーフにするのか否か
 ・北朝鮮に対して、太陽政策か北風政策か
対北朝鮮政策としてはちょっとニュアンスが違うけど大筋ではそんなに外してはいないはず。
となると、今回の総裁選はこの選択になるのだろうな。
党員ではない私としては、太郎クンを推したい気がするけど、かなり不利な状況だなぁ。。。


私が太郎クンを推す理由のひとつは、「開かれた自民党」への期待。
それは、町村派が康夫クンを推すに当たって「平日の街頭演説の禁止」をした事に尽きる。
「政策」で勝てる見込みがあるのなら、平日であろう休日であろうが誰がいつ、何処で、街頭演説しようと勝手だと思うけど?
それを聞いてなおかつ「受け入れられない」と思うのであれば有権者(党員)はそれなりの投票行動をするだろうから。。。

Comments:2

まる 2007年9月18日 02:25

福田の息子さん、前回の総裁選には「歳だから」と出なかったのでは?
更に1年たって、その点がどうクリアされたのかな?
状況が自分に有利になって初めて立候補を表明する候補。個人的には、"総裁"=首相としては弱い気がしますし、、、、、自民党衰退の傾向を押し戻すことが出来るのか?ちょいと疑問。
先日、サッチャー元首相の記事が出てたので少し調べたら、彼女が首相になったのは54歳。安倍さんは、そんな若造な訳ではないんですね。
ちなみに、その後のメージャー首相。短命だと思っていたら7年弱。ブレアなんて、最近なったと思ったら10年やっているんですね。サッチャーさんは11年。

COO 2007年9月18日 23:01

>まるさん
 そうなんですよね。。。
 海外の宰相は日本より任期が長いです。
 イギリスもフランスも日本よりずっと長くて、
 よく言われるのは、「“サミットの写真”は日本以外はいつも同じメンバー」と。
 鉄の女と言われたサッチャーさんは11年でしたが、
 本当に中身の濃い11年でした。
 当時は海外の証券の動向が仕事に影響することが多く、
 イギリスの国営企業が民営化し株式が上場されるたび、
 「また~」と若干不満げに思う事もしばしばでした。
 今はいくらか簡素化されましたが、当時のイギリスの税制はかなり面倒だったので、
 システム対応が必要なことがしばしばあったのです。

 康夫クンは、前回の総裁選は“若い”晋三クンがメインだったので
 自分の年齢を言い訳にしたのでしょうが、
 今回は「若い人には任せられない」とでも言われたのでしょうね。
 サッチャー女史を持ち出すまでもなく、
 海外の主要国でも30代で首相になるひとだっているし、
 40代で大統領になる人だっているのに、
 70代で。。。なんてねぇ。。。
 66歳でも決して若くはないと思いますよね。。。


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