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“知っている”事の価値の有無

小学校で全都道府県名と位置くらいは暗記を…中教審方針

9月12日10時24分配信 読売新聞

 今年度内にも改定する予定の学習指導要領について、中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の専門部会は、小学校社会で、47都道府県と世界の主な国々の名称と位置を覚えさせる方針を固めた。

 現行の指導要領で学習内容が3割削減されたことに伴い、弥生時代から教えることになっている日本の歴史も、縄文時代から教えることにする。

 詰め込み教育への批判から、授業時間が大幅に減る一方、自分で資料を探して発表するといった「調べ学習」の時間が増えたため、「学校が基本的な知識を教えない状況」(文部科学省)になり、学力低下の一因と指摘されていた。今回の方針は、脱ゆとり教育への転換を示す一例と言える。

最終更新:9月12日10時24分


なんだかなぁ。。。

私は47都道府県は全部言えるし、日本地図の中で場所も解る。
子供の頃から地図が好きだったからね。

もう2年前になるけど、長野である場所に行きたかった時に、知らない地名があった。
勿論私が日本中の市町村名を知っていた訳ではないけれど、“平成の大合併”で地町村名が変わったから“目印”となる大きな“市”の名前も変わってしまっていたから解らなかったのよね。

で、都道府県名。。。
道州制の導入が議論されている状況下で、現在の都道府県名を覚える事にはどういう意味があるのだろう?
こんなモノを暗記する事の意義が解らない。。。


数年前のお正月の事。
ゲームの「信長の野望」が好きだと言う甥っ子と、「桶狭間の戦いで鳥の羽ばたきに驚いた今川義元軍が織田信長軍に戦わずして負けた」という話をした。
甥っ子は「義元が鳥の羽ばたきに驚いたんだよね」というのに対して、その時既に「羽ばたきに驚いた」と言う事が“歴史家”に否定されようとしている時だったので甥っ子には明確な返事をしないでいたら、「(お姉ちゃんは)よく知らないの?」と甥っ子に指摘された(^_^;)
彼が学校でどう教わるのか解らなかったし、学校で教わる事と違う事を教えるのは混乱の元だと判断して、その場は「知らないのよ」」と答えたものの、この子が高校受験の頃には違う学説が“定説”になるのだろうかと思ってみたり。。。

“今”の“定説”や“状態”がどうであるかを教えるのは、勿論すべきことだと思う。
でも、それが“今”の状態に過ぎないことを理解させた上で教えるのが必要で、“暗記”させる事に意味も意義も感じない。
誤解の無い様に付け加えるけど、“覚える事”に意義がないと言っているのではない。
後に変わる可能性があって、その人がその知識を必要とするときには必要とする“情報”変わっている可能性を併せて教える必要があると言っているだけ。
“暗記”というと、応用の利かないものように感じられるから。





というのも、最近“暗記”も充分ではないけど、“暗記”した以上の“応用”が出来ない人をよく見かけるから、心配になっただけ。
応用できない形で“知識”を身に着けるのであれば、それを身に着ける時間と努力が無駄だもの。
“知っている”だけでは、何の役にも立たない、“知識”なんて、応用できてこそ“付加価値”を産むのだものね。




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