- 2007年9月 3日
- 01.時事寸評
橋下弁護士を提訴=テレビで「懲戒を扇動」-光市母子殺害差し戻し審で・広島月3日17時31分配信 時事通信
大阪弁護士会所属の橋下徹弁護士がテレビ番組で、山口県光市母子殺害事件の差し戻し控訴審の被告(26)弁護団に対する懲戒請求を扇動したとして、このうち今枝仁弁護士ら4人が3日、橋下弁護士を相手に、1人当たり300万円の損害賠償を求める訴訟を広島地裁に起こした。
訴状などによると、橋下弁護士は5月27日に西日本を中心に放送された民放番組の中で、同弁護団の弁護活動に触れ、「もし許せないって思うんだったら、一斉に弁護士会に対して懲戒請求掛けてもらいたい」などと発言し、視聴者を扇動した。
差し戻し審の弁護団に対する懲戒請求はそれまで1件もなかったが、放映後、今枝弁護士ら4人それぞれに300件を超える請求が広島弁護士会に届いた。このため、弁明書や資料の提出などの負担を強いられ、弁護活動に不当な重圧を受けたなどと主張している。最終更新:9月3日20時2分
橋下徹弁護士が出ていたテレビ番組を見ていなかった事を残念に思う。
ある事件に対して一般市民の感覚で「許せない」と思う弁護活動があったとして、その行いに対して「懲戒請求」が出来ると知っている人はどの位いるのだろう?
今回の件でも300人どころではなくかなり多くの人が「許せない」と思っているはずで、その多くの人が弁護士に対する「懲戒請求」なんて対応策を知らないのでは?
こういう「許せない」という意思に対して、「橋下弁護士」を相手に損害賠償訴訟を起こすことは声を出さなかった人たちの怒りに火を点けるだけだと思う。
まぁ、弁護士という職業は他人の権利を代弁する職業ではある訳で、こういう対応もいたし方ないのかな?と思う部分がないとは言えないよ。
でも、客観的にみて、今枝弁護士はこの「300件を越える請求」を真摯に受け止めるべきだと思うな。
っていうか、「こいつら纏めて弁護士資格を剥奪しろ!」というのがホンネ(^_^;
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