- 2007年12月 7日
- 01.時事寸評
特会の10兆円、国債返済に=「埋蔵金」で財政健全化-財務省12月6日19時1分配信 時事通信
財務省は6日までに、2008年度予算編成で財政融資資金特別会計(財融特会)の積立金から約10兆円を取り崩し、国債の返済に充てる方針を固めた。国債発行残高を減らし、利払い費抑制を狙う。自民党の中川秀直元幹事長は過剰な特会積立金を「埋蔵金」と呼び、予算財源として活用すべきだと主張。財務省も主要先進国で最悪の状態である財政の健全化には埋蔵金の一部を活用せざるを得ないと判断した。
財融特会は、財投債を発行して調達した資金を地方自治体や政府系金融機関に融資するのが目的。資金調達金利が貸付金利を上回る場合に備えて毎年度の利益を準備金として積み立てており、07年度末の積立金は約18兆円に上る見通しだ。最終更新:12月6日19時3分
特別会計だとか、特定財源だとか、いい加減なくして欲しい。
日本が戦後の復興期で未だ貧しかった時代なら色々な名目で、半分贅沢を戒めながら、半分贅沢が出来る富裕層が受益者となる特別徴収の税金もそれなりに必要だったと思う。
でも、今では過去の遺物なんじゃないのかなぁ。。。?
景気対策だって、財政投融資をバックにした公共事業だけでは成り立たなくなっている。
イヤ、産業構造が変わっている今、景気対策の手法だって変えなければならない状況に陥っている。
頭の固い官僚と、頭の中が進化しないご老体の政治家が景気対策を考えているから、財政投融資をバックにした公共事業だけが繰り返されるけど、本当は公共医療だとかもう少し技術と知識が必要な分野への投資が景気対策と福祉に寄与する。
景気対策も、即効性だけを求めているだけでは、結果的に全く効果がでないという事に、そろそろ気が付かなければならいと思う。
そういった事を踏まえた上で、財政投融資のプールももう少し減らしても良いような気がする。
財政投融資にプールがあるのに国債という借金を重ねるのは、何か違うような感じがする。
一般家庭で、貯金をするために借金をする家庭がどのくらいあるだろうか?
財政投融資が景気対策で必要な“資金”だとしても、必要になった時に“借金”するのが“普通”の感覚では?
道路特定財源、暫定税率10年維持で政府・与党正式合意12月7日13時41分配信 読売新聞
道路特定財源の見直しを巡る政府・与党協議会が7日午前、首相官邸で開かれ、2008年度から10年間、暫定税率による上乗せ課税分を含めて現行の税率を維持することなどで正式に合意した。
合意には、特定財源の使い道として高速道路料金の引き下げなどに2兆5000億円をあて、5000億円規模で自治体向けの無利子融資枠を創設することなども盛り込まれた。
協議会には、政府側から町村官房長官、額賀財務相、冬柴国土交通相、増田総務相、与党側から伊吹自民党幹事長や、北側公明党幹事長らが出席した。
道路整備の中期計画の事業費は、国交省が素案で示した65兆円を6兆円減らして、「59兆円を上回らない」範囲とした。また、08年度予算で、道路特定財源から一般財源に回す額は07年度の1806億円を上回るようにすることも確認した。
最終更新:12月7日13時41分
日本の津々浦々までコンクリート舗装された道路が行き渡っている現在、道路の事業費って59兆円も必要なの?
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