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Sentimental Journey to 北陸 (懐かしさに浸って。。。)

ホテルを出る前にフロントでコンビニエンスストアの場所を聞くと、駅にしかないと言う。
では、薬局は?
この辺りの商店街は日曜日に休むところが多いので、今日は開いているかどうか。。。と言われた。
駅へは行きたい方向とは違う方向にある。
爪が裂けたので保護用の絆創膏が欲しいだけ、急病ではない。
歩きながら開いている薬局があれば聞いて見よう。


この道は、駅前でも商店街でもなけど、お城からは直接続く道なので、嘗てはメインストリートだったのだろう。
昔ながらの町屋が今も多く残っていて、その殆どにウダツが上がっている。
(っていうか、ウダツが上がっていない家を殆ど見られない)
もしかしたら上級武士の家が多かったのかもしれない。
一国一城の規定から外れて建てられた隠居城だから、幕府からの「謀反の恐れあり」との疑いを持たれない様に、城を守る武士の屋敷でも金沢の武家屋敷のような構えではなく町人の住む町屋造りになっているのかもしれない。

町屋通り

お茶屋さん

通り沿いの家多くが民家で、そんな中に数件ある“お茶”屋さんには看板代わりの茶壷が1階の屋上に乗って居る。
この通りには中学時代の同級生の家がある。歩きながら表札を眺めると、当時のままの名前。
友人達はお嫁に行ったり他の地で仕事に就いていたりするだろうから、この家に今も住んでいるとは限らない。
でも、それが今は友人は居ない“実家”だとしても、彼らが帰る家がまだ30年前のそのままにあるのが嬉しいと思うのは、ちょっとセンチになりすぎかな?(^^ゞ


高校ころ通った本屋さんでは「教科書の100年」という企画展示の案内が貼ってあった。
未だお店は開いていなかったけど、開いていたら見たかったな。
高校時代に歩いた懐かしい道を歩いて公園に着く。
城址公園というのか、昔の城跡にお城の庭園が今も残っている。

公園の雪吊り

雪の多い土地柄、雪が少なくなった現代でも雪吊りは行われている。
その雪吊りは芸術的で美しい。

天気予報の“雪”予報は何処へ行ったのか、公園内では陽の光が降り注ぎ、滝の水も光っている。

公園の桜滝

公園の奥には私が通っていた高校がある。

。。。
なんだか道を間違えたらしい。。。
30年の公園で、公園からの出口を間違えたらしく、公園の北側に出なければならないのに西側に出たらしい。。。(^_^;
暫し歩いて、城址の石垣を見つけた。

城址

これは高校の敷地の西の端。
え?という事は、やっぱり公園の出方を間違えたのね(^^ゞ っと、今頃気がつく私。。。(^_^;
高校は公園を出たら道を挟んだ向こう側が高校のハズなのに、なんでこんなに歩いているのか。。。(^_^;


このお城は、加賀藩3代藩主前田利常が隠居城として築いたもの。
特筆すべきは、元和元年(1615)の一国一城令が出された後の寛永16年(1639)に築城された事。
徳川2代将軍の娘をお嫁さんにもらっている利常が既に家督を光高に譲って隠居の身だったから許されたと、子供の頃に聞いた記憶がある。
一般的には“一国一城”なのに、加賀の国だけが一国二城を許されたのは、家常が評判の“歌舞伎”者であった事も関係しているのかもしれない。

石垣に登ると高校の校庭が見える。
広い。。。
アンツーカーのテニスコートが4面(奥にクレーコートが2面あった)、ハンドボールコート、サッカーコート、野球場、陸上にトラックと並んで、校舎が遥か彼方に見える。
校舎は、教室のある校舎2棟のほか、体育館が2つ、武道館、弓道場、(野球やサッカー、ハンドボールの)室内練習場、図書館と、今は記念館になっている昔の校舎。
これが県立高校の施設なのだから、千葉ではとても考えられない。
そういえば、ここから転校した千葉の高校には体育館が1つしかなく(しかも1階建てのものが1つ)、校庭では400mの陸上トラックを取るのがやっとで、グラウンドは陸上部、野球部、サッカー部が共有利用していて、その狭さにビックリしたものだ。
これでも千葉では一般よりやや広いというのだから、田舎の学校の豊かさに驚くよ。
(千葉の高校には冷房だけでなく暖房の設備すら無いことのもビックりしたんだった。。。)

高校

高校

高校同窓会事務局

記念館の前に、「誠は天の道也」と書かれた碑があった。
誰の言葉だったのかをすっかり忘れていたけど、この言葉は私にとっては友人のお祖父さんで、一般的には聴覚生理学者の権威である、勝木保次氏の言葉だった。
現代では耳に痛い言葉だね。

高校裏の川

学校の裏に出ると、護岸工事が殆どなされていない静かな川。
これでも1級河川なんだけど。。。最近は、こんな姿の川を見なくなったな。
ここではクラス対抗のボートレース大会があった。
私はナックルフォアを漕いだんだった。
懐かしいなぁ。。。

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