- 2007年12月15日
- 03.旅行記 | 05.旨い＆美味い＆口福
空港でレンタカーを借りる手続きをしていると雨が落ちてきた。
そういえば傘を忘れた。
猫の目のように天気が変わる土地で、「弁当を忘れても傘わすれるな」と言われるのに、しっかり忘れて来た(-_-;
規定どおりの車のチェックをして車に乗り込み、エンジンをかける頃には雨がアラレに変わってフロントガラスを激しく叩く。
いいタイミングだったわ。
今日は橋立に行きたい。
その前に30年前に住んで居た家を見たいと思ったけど解らず。。。(^_^;
というか、もう無くなっていた。
その頃住んでいたのは国有地に建てられた集合住宅だった。
今はその集合住宅そのものが無くなって、別の観光施設になっている。
再開発による立ち退きなのか、空港の周りも家が減って道が広くなっていて、随分と景色が変わっている。
バイパスを通って北陸自動車道の片山津ICを目指す。
途中の道もすっかり変わっている。
この辺りには、たしか養豚場もあったはず。。。
すっかり大きな工業団地に変わっている。
そのころも工業団地もあったけど、こんなに大きくなかったような気がする。
かろうじてその頃の面影（？）を残すのは、集合墓地にあった学徒出陣で戦死した学生の鎮魂の学生像。
でも、この集合墓地も2本の道路に挟まれて窮屈そう。
って、いうか、家は立ち退いたのに何故お墓だけ残したのか。。。？
こんなに車の行き来が激しい騒々しい処にいても、仏様は落ち着かないんじゃないかなぁ。。。
北陸自動車道に入ったら一瞬空が晴れてきた。
良かったぁ。。。スタッドレスを履いているとは言え雪道の運転は怖いもの。。。
なんて思ったのがイケなかったのか、この後直ぐにまたアラレ。
反対車線にはスリップして中央分離帯に突っ込んでいる車がある。
ドライバーらしき男性が携帯電話で話してるところをみるとまだ事故ったばかり？
私も気をつけなきゃね。
反対側の車線だと、尼御前SAから外に出て尼御前岬に出られる。
でも、こちらの車線だと出られないのよね。。。
カーナビ君、道を間違えたか？(笑)
仕方ないので加賀ICまで行って戻ってくる。
随分遠回りだけどゆっくりドライブを楽しみましょう(^^)
橋立漁港は閑かだ。
橋立の市は夜。
未だ漁に出ている最中なのか市場に人の姿が見えないだけでなく、波も静か。
これじゃ北陸の海とは思えないなぁ。。。
ふと空を見上げると虹が出ている。
尼御前岬にも波が打ち付けている様子はない。
景勝地である尼御前岬は義経伝説に名前を由来する。
当時検問が厳しかった安宅関を義経一行が無事に超えられるようにと尼の御前がここで人身御供になったという。
○○の安全を願っての人身御供という話は何処にでもありそうな伝説ではあるけど、義経びいきの土地ならではの伝説というのかな。
波が穏やかだといっても、アラレが降るような天気なのだから流石に寒い。
早々に車に戻って、蟹を目指す。
橋立蟹は砂地に生息するので、越前蟹や（橋立以外の）石川県の加能蟹に比べてかなり美味しいのよ。
岬から車で2、3分の処にあった海産物の直販センターの隣にあるお食事処に入った。
他にタクシーが停まっているような料亭チックなお店も何件かあったけど、ここは安かった。
最初に目に付いた「ズワイガニ 11500円」の文字に「食べられない？」と思ったのだけど、カウンターの中の黒板には「子持ち蟹1100円」とある。
雌の香箱蟹は雄の蟹に比べると小さくて安い。
身体が小さいだけでなく足の身も少ないからなんだけど、幾らなんでも雄の1/10というのは安すぎ。
実は香箱蟹の方が身も美味しいし、卵（内子、外子）が美味しい。さらに香箱蟹は関東では滅多に食べられない。
これは食べるしかないね(^^)
足は半身だったけど、甲羅は1つ丸まる。
外子もたっぷり、内子もたっぷり。
蟹だけではなく、海鮮丼も頼んだ。
なんと、海鮮丼にも半身の蟹と甲羅、外子が入っていた。
他にはブリ、シマアジ、居ア、ツブ貝、子持ちの甘エビが入って、これで2100円なんだから安い。
料亭でなくても新鮮な魚と蟹を安くて沢山食べられるのだから大満足♪
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