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20年後のマリリン

2005年11月 9日
06.日常雑記

今日は、先日亡くなった本田美奈子さんの葬儀だったらしい。
20年前、夏目雅子さんが亡くなったのと同じ病気で亡くなった。

その20年前、本田美奈子さんはアイドル歌手として芸能界デビュー。
デビュー当時はあまり魅力を感じない子だったけど、翌年の「1986年のマリリン」でかなり鮮烈な印象を残した。
それでもアイドル歌手にしては歌が巧いと思った程度だった。
その後、Queenのブライアン･メイが曲を提供したりして、それなりに話題にはなったけど、ミスサイゴンでのミュージカル歌手としてのデビューは鮮烈だった。
あの息の長さと、透明感があるのに艶やか歌声と声量に驚かされた。

昨日のお通夜や今日の告別式の報道を見ていると、本当に惜しむ声が多い。
若さを惜しむのではなく、その人の存在が亡くなる事そのものを惜しまれるって事はすごいこと。
彼女は相当な人柄と才能の持ち主だったのね。

今年の初め、急性骨髄性白血病で入院したことは知っていた。
その後退院したと思っていたのだけど、また入院したらしい。

昔は難病だった病気でも、最近はかなりの確率で完治している。
彼女の病気にしても、骨髄移植などで完治している人もいると聞く。
何故、完治できなかったのかな？
病気に気がついた時が遅かったのかな？
それとも、20年やそこらは病気にとっては短い期間なのかなぁ。

最後になってしまったけど、彼女のご冥福を祈る。

Comments:2

まる 2005年11月10日 22:32

本田美奈子さんとは、生年月日が全く一緒です。
正直言って、デビュー当時は、私がアイドルに全く興味がなく洋楽に夢中だったというのもあって、ヒット曲はしっているもののそれ以上ではありませんでした。
ミュージカルの主役を射止めた時も、「あぁ、有名人だからね」と思っていました。
"実際は、オーディションの審査員はアメリカ人だったので有名というアドバンテージは無かったんですよね"
興味を持ち始めたのは、クラッシックに乗り出してから。
テクニックはすごいけどどうもなじめないクラッシックの声楽家の歌と違って、すんなりと心に響いてきました。
と当時にこんなに声が出るようになっていたんだと、見直しました。
今まで、自分が得たものを捨てて、自分の理想とするものを目指して常に努力してきた彼女はすごいと思うし、素敵です。
そんな自分を、まだまだ発展途上だと認識して20年後、30年後の姿を描いて努力していたとの事。
きっと、その様な姿をみているから、周りからも本当の意味で惜しまれたんだろうなと思います。
歳を重ねて色々人生経験を積んでいけばもっともっと良い歌手になっただろうに、、、その機会が無くなってしまったのは残念です。
運命って本当に残酷だなと思います。

COO 2005年11月11日 01:21