- 2008年3月24日
- 01.時事寸評
なんだかなぁ。。。
飽食時代の貢献 広がるフードバンク活動3月24日14時16分配信 産経新聞
■廃棄、余剰…生活困者に提供
「フードバンク(食べ物の銀行)」と呼ばれる活動が広がっている。品質に問題がないのに、包装の不具合などで「売り物にならない」と企業が廃棄する食品や飲料、家庭で余っている賞味期限切れ前の食品などを集め、生活困窮者に無償提供する取り組みだ。飽食の時代にあって食料を無駄にせず、社会貢献もできることから好意的な提供者も増えてきている。(頼永博朗)
「ラベルが汚れてしまっただけの缶詰、形がふぞろいの野菜や果物など、まだ食べられる物を捨てずに提供してみませんか」
千葉市の幕張メッセで今月開催されたアジア最大級の食品・飲料専門展示会「FOODEX JAPAN 2008/第33回国際食品・飲料展」の特別講演。多くの業界関係者らを前に、フードバンク活動への協力を求める1人の米国人男性の姿があった。
男性は、日本のフードバンクの先駆け的な存在、NPO法人「セカンドハーベストジャパン」(2HJ、東京)の理事長、チャールズ・マクジルトンさん(44)。“食の祭典”を情報発信の好機ととらえ、初のブースも出展。来場者は活動内容について熱心に耳を傾けていた。
(後略)
これを本末転倒していると思うのは私だけ?
先ず第1に、食べられるのに“法的な”というか“企業にとっての安全対策的な”“賞味期限”が過ぎたからといって、食べ物を捨ててしまう事自体がオカシイ。
“賞味期限”や“消費期限”なんてある一定の環境下でのもの。
保存状態が違えば“賞味”可能な期限も、“消費”可能な期限も違う。
ましてラベルの汚れや形状などは“賞味”や“消費”の期限とは全く関係はない。
そんな事を混同しているおバカな消費者を“教育”するのが本来の姿なんじゃないだろうか?
次に、食品の安全性に疑問があると思って捨てる(食べ)物を生活困窮者に押し付ける事が社会貢献なのか?
これって、大きく履き違えていると思うけど?
生活困窮者の胃袋はゴミ捨て場ではない。
“ゴミ”にしないために食物を生活困窮者に提供(と言えば聞こえはよさそうだけど。。。)する事が、本当に社会貢献?
それって、“ゴミ減らし”という観点だけじゃないの?
本当に生活困窮者への“支援”を考えるならば、すべきことは生活に困窮していない人が捨てる“ゴミ”を生活困窮者に与える事ではないと思うよ。
勿論、本来食べられる食物を捨てる事には反対だし、“捨てられる”(=ゴミになる)前に有効利用できれば良いとは思う。
でも、それ以前に、“捨てる”事を止めさせる運動にならないのは何故なんだろう???
なんだか、とっても腹のたつ記事だわ(恕)
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