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“SY”ビジネスマン?

ネットをウロウロしていたら、こんな記事を見つけた。
゛SY”って何? と思ったのだけど、開いてみるとこんな当たり前の事だった。。。(^_^;

“SY”ビジネスマンが危ない…今こそ「数字力」を!

2008/3/24 17:00

 先の日銀後継総裁問題では福田首相の「KY」ぶりが問題になった。すっかりおなじみの「空気が読めない」の略だが、では「SY」はご存じだろうか? こちらは「数字が読めない」の略。経営コンサルタント、小宮一慶さん(50)の“命名”で「数字力」がビジネスマンの課題とも。いったいどういうことなのか −。

 近年、会計本が相次いでヒット、小宮さんにも『「1秒!」で財務諸表を読む方法』の著書があるが、「会計以前に身につけたいのが“数字力”」と、このほど『ビジネスマンのための「数字力」養成講座』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)を出版した。

 「今の時代、表面的な現象をパッとつかんでまとめる人が頭がいいと思われていますが、とくにビジネスマンは論理的に、深く考えることも大事。そのためには具体化が必要で、その究極が数字なんです」

 現在、10社以上の非常勤取締役を務める小宮さん。出席する役員会でも「もう少し売り上げを上げよう」「あとちょっとです」など漠然とした会話が飛び交うという。

 「でも、“あとちょっと”っていくらなのかという話をしないと先に進まない。その具体化力が身に付けば、目標とのギャップや目標達成へのプロセスも見えてくる」

 当たり前のことにも聞こえるが、「おそらく半分以上の会社で、半分以上の社員が、自社の売り上げを知らない」のが現状とも。それも関心がない(?)からだとか。だが、企業の売上高といったミクロレベル、またGDP(国内総生産)などマクロレベルの、おもな数字を知れば、「自分の中に基準を持ち、自社や世の中、国のことがより明確に見えてくる。数字力は物事を論理的に推論、把握すると同時に、個々の目標を達成するためのツールになる」というわけだ。

 たとえば、国内企業の付加価値額(売上高マイナス仕入れ)の合計がGDPで、GDPが個々の給料にも反映する−といった関係、1人あたりの付加価値額は給料に見合うだけのパフォーマンスを上げているか−といったアプローチなど、自分のことに引き寄せれば、関心も出てくる。

 「数字力」を高めるためには、すべてを数字に落とし込む思考パターンを持つこと。そして大ぐくりの数字の定義を正確に知り、他の数字と関連付け、推論を導く。

 「数字を見ないと、世の中わからない。KY=空気読めないだけじゃなく、SY=数字読めないのも大変ですよ。企業の経営者は数字ありきじゃないと会社つぶしちゃいます。嫌でも逃れられないんです」

 もちろん、数字がすべてというのも味気なく、「もうちょっと」的なアバウト感も日本人らしいとは思うが…。

 「幸せとか数字で計れないものもあるけど、GDPも“幸せの源泉”です。売上高も企業とお客さまや市場との接点−というような哲学的な意味がある。それを知らないとただの数字オタクになっちゃう。数字は執念じゃなく信念で出すもの。よい商品やサービスでお客さんに喜んでもらうという信念が必要です」

 小宮さんが著書で取り上げている数字項目を新聞やネットでチェック−あなたも数字力アップを!!

【あなたはわかる? この数字】
  ・日本の人口
  ・日本の労働人口
  ・日本の今年の国家予算
  ・日本の現在の財政赤字
  ・日本の国内総生産(GDP)
  ・自分の会社の売上高
  ・業界全体の売上高
  ・自分の時給
  ・日本中の車の数
  ・コンビニ1人1回の平均買い物額
  ・日本の年間書籍売上高



学生時代に(ビジネスマンに)「財務諸表を読むことでビジネスに強くなる」という研修をする会社でアルバイトをしていたので、財務を初めとする“数字”に強いビジネスマンが仕事で“勝つ”と刷り込まれている。
先日まで私の上司だった人は、大学で数学科出身だったにも関わらず“数字”には弱く、会計には更に弱い。
嘗ての自分の部下で“会計以外は何でも解る”と言う人を優秀だと思っていたりする。
私や、お金の動きはモノの動きを表していると考える今の(私の)ボスにしてみれば、“会計”や会社の数字が解らずにして“仕事”が成り立つのか?という“大前提”での疑問はあるのだけどね(^^ゞ


引用した記事にあった数々の数値については、私も知らないものが多い。
でも、会社や仕事に関する数字には敏感でいたい。
私の場合は株価の日経平均や主要通貨に対する円相場などが主になるけどね。

最初の会社での新人の頃、所属していた課の全体会議の議事録を新人が当番で取らされていた。
課長が早口でいう会社の売上や販売管理費、経常利益や、当時勤めていた会社が金融機関だったので顧客からの預り資産の増減の公表される数字などメモをするのが追いつかず、何人かで手分けしてメモしていた。
配属された始めの頃は、数値そのものは発表する側(=課長)の手元にあるのに、新人がそれらを全て聞き取って議事録を取る事の意義を理解せずにただ不満だけがあった。
あるとき、私を気に入ってくれていた課長代理に「何故、新人が議事録をとるのか」を諭された。
私や私の同期の新人に不満があるのを察しての事だったのだろう。
その時言われた言葉の中で一番記憶に残っているのは、「“数字”に慣れて欲しい」だった。
例えば、売上が毎月平均して5億あるとして、ある特定の月には2割り増しの6億になるとする。
「システムを構築してテストをする時に、“売上げ”という数値が50億になったとしたら“システムにバグがある”という事を皮膚感覚で感じて欲しい」という事だった。

目から鱗が落ちた。
って、普通の人には当たり前の事かもしれないけど、その当時の私の仕事は“財務諸表”という言葉とはちょっと離れていたのもあって、社会人1年目の私には課の会議で発表される“預り資産”や顧客数などが身近だったのに身近には“感じて”いなかったのよね。。。
それまで、財務諸表を見て“違和感”のある数値を“感じる”事は自然に教育されていたけど、それが私の仕事とは結びついていなかった。
例えば、“預り資産”が100億円あると会議で繰り返し言われているのに、“預り資産”のシステム的な有効桁数を何桁にすべきかなんて事には結び付かなかった。
会議で発表されている“数字”を知っていたら、悩むことなく最低11桁、可能であれば12桁を有効桁数とすることは自ずと見えるのにね(^^ゞ

そんな事を含めて、会社の中の色々な数値、数字が常に傍にある環境に置かれていたのは、振り返ってみると良い“教育”環境だったのだな。。。

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