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源氏物語で京都観光

今日は雨。
明日も雨で気温もかなり下がるらしい。
とは言え、先週の温かさに桜の開花予想はかなり早まっているという。
東京では今週末には開花するらしい。


桜と聞くと、京都に花見に行きたくなってしまう私は、やはり京都病?(^^ゞ
今年は源氏物語から1000年の記念の年だとか。
「源氏物語から」と言われても、“いつが基準?”と思ってしまうのだけど、紫式式部が「宴会で藤原公任から“若紫は此処にいますか?”と聞かれた」と紫部日記に書いた日付から起算しての1000年だとか。
学問的にはその頃には色々異論もあるらしいが、まぁとにかく今年で1000年という事で、先日は滋賀県の石山寺近くで1000年の記念行事の開会が宣言されたらしい。


そんな“源氏物語1000年”記念に乗ったのか、こんな本を読んでみた。

源氏物語の京都案内 (文春文庫 編 5-9)源氏物語の京都案内 (文春文庫 編 5-9)
文藝春秋

文藝春秋 2008-03-07
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源氏物語は読まれる時代ごとに様々な解釈や楽しみ方があった、とした上で現在の京都と源氏物語をリンクさせて京都を楽しむガイド本。
源氏物語54帖のあらすじ/読みどころ/現代で源氏物語の世界を感じられる京都の観光スポット/京都の菓子が各帖4ページで紹介されている。
買うときに一寸高いかな?と思ったけど、観光スポットと京都のお菓子のページはカラーで掲載されていて、かなり満足度の高い“京都案内”になっている。
京都好きの私には、読んでいるだけで今年の桜も京都で見たいと思わせるものだった。
私も改めて源氏物語を読みたくなったし、縁の地を歩いて見たくなった。

また、巻末には、「若菜(上)」の女三の宮の降嫁のシーンの与謝野晶子、谷崎潤一郎、円地文子、田辺聖子、橋本治の現代語訳を並べて、その解釈の違いを紹介している。
実は私は現代語訳は田辺聖子(と円地文子を少々)しか読んでいなかったので、訳によってこんなに印象が違う事にビックリ。

それにしても、源氏物語は学生時代に教わった古典文学の中でも、学校をを卒業しても“読みたい”と思わせる不思議な読み物だね。










それにしても×2

現代語訳に大和和気の「あさきゆめみし」が紹介されていて、「大学の授業では“この部分はあさきゆめみの創作部分”と紹介しなければならないほど、若者に浸透している」と書かれていた。
私は「あさきゆめめし」は、朧月夜の君と源氏の君の密会が右大臣に見つかってしまうシーンしか読んだ事はないのだけど、そんなに浸透している漫画だったのね。
他にも「まろ、ん?―大掴源氏物語」が「源氏物語のあらすじを知る入門書としては最適」とあった。

まろ、ん?―大掴源氏物語まろ、ん?―大掴源氏物語
小泉 吉宏

幻冬舎 2002-01
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噂によると、この「まろ、ん?―大掴源氏物語」では光源氏は美男子ではないらしいので、私の好みに合うのはか疑問だけどね(笑)

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