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西国88箇所巡礼と、妙見菩薩と釈迦、観音、弥勒三菩薩をお参り

14番の次は15番というのが普通なのだろうけど、15番札所の少林寺は駅に近いので今日は16番札所の西光寺を先に回る。


山門前には、「中開帳」とある。
そうか。。。「午年と午年の間の子年にご開帳される」という文章を読んで、「子年に(だけ)ご開帳がある」と読み取っていたけど、「午年と、(午年から6年の)子年にご開帳がある」だったのね。。。
で、午年が“本開帳”で、子年が“中開帳”なんだね。

西光寺1

本堂の欄間には金色の涅槃像があった。
こういう欄間は初めてかも。
本堂脇には四国88箇所観音霊場の本尊模刻像が並ぶ回廊があって、此処を巡れば四国の88箇所を回ったのと同じご利益がありやなしや。
私も一応回ってみたけど、ご利益は信ずる者に訪れるのよね(^^)
境内で一番目に付くのが、本堂左手にある大黒堂(?)

西光寺2

酒樽に茅葺の屋根を付けて茶室にしたものに、大黒天を祀ったとか。
此処で願い事をする人たちが名刺を残していくとかで、千社札ならぬ名刺がそこかしこに貼られている。
名刺が残されているお堂って始めてみたよ。
私も名刺を残してこようかと思ったけど、完全なプライベートの今日は名刺を持ってない(笑)


気がつくともう16時半。
神社やお寺って日没か17時でお仕舞いになる処が多い。
今日は、この後、秩父神社と15番札所の少林寺に行きたい。
時間があるかな?っていうか、ない。

急いで通りに戻ると、何のお祭りなのか曳山の展示があった。
秩父といえば、京都の祇園祭り、飛騨高山の高山祭りと並んで日本三大美祭・三大曳山祭りといわれる秩父夜祭がある。
その夜祭に出る山車が公開されているのだろう。
無意識にカメラを構えていたら、「太鼓を叩くから待ってて」と言われた。
私は、マスコミでも何でもないんだけど。。。(笑)

曳山

時間も気になるので、奥の大きな太鼓を叩いている男の子が交代するの待って退く。
だって、中学生らしき男の子の年季の入った(?)叩きっぷりには感心したけど、神社まで300m足らずの此処まで来て秩父神社をお参りできないのはイヤなんだもの(笑)


次は秩父神社。
って、また裏から入っちゃった。。。(^_^;
ここ何年か、神社には表参道からではなく、裏から入ってしまう事が多い。
実はさっきの今宮神社もそうだった。
意識している訳ではないのだけど、何なんだろうね。。。

裏から入ったお陰で、先ず最初に目に着いたのがこの「つなぎの龍」
秩父神社 つなぎ龍

本殿正面の左側(東側)に飾られた龍は鎖で繋がれている。

次に行く予定の少林寺の天ケ池の龍が暴れると、この龍の下に水溜りが出来たとか。
見て解る(?)ように、日光東照宮の眠り猫や三猿を作った左甚五郎の彫刻。
彫刻の精緻さと色彩が如何にもという雰囲気。

正面は子育ての虎。
秩父神社 子育ての虎1

秩父神社 子育ての虎2

秩父神社が徳川家康の庇護を受けたことから、家康(寅年生まれ、寅の日、寅の刻生まれ)の干支である虎が正面に飾られている。
本堂正面には4体の虎の彫り物があるが、この頃の習慣として虎の画では必ず1体を豹としたらしい。
この画では、母虎が豹になっている。
これも勿論、左甚五郎の作。

西側に回ると3匹の猿。
秩父神社 三猿

日光東照宮の三猿とは違って、「よく見て、よく聞き、よく話す」言ってみれば、コミュニケーションの猿で“お元気三猿”といわれているらしい。
日光東照宮の三猿に比べると、こちらの方が表情があって、確かに“元気”と言う感じ。
っていうか、コミカルだよ(笑)

神殿の北側には「北辰の梟」がある。
これも左甚五郎の作らしいが、写真は失敗(^_^;
神殿の北側にあって日陰になっていたことと、梟が小さかったので、撮れた写真はイマイチ。
梟だけあって、こちらは学問にご利益があるとかで、受験合格祈願の絵馬が多い。


秩父神社には八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)、知知夫彦命、天之御中主神(妙見菩薩)を主祭神として、昭和天皇の弟の秩父宮雍仁親王を合祀している。
なんだか、何でもあり?というような感じ。
おまけに、境内には全国の一宮やそれに準ずる神社の祭神が祀られ、摂社(なのかな?)として東照宮、天満天神宮、禍津日(まがつひ)社、柞稲荷神社、諏訪神社、日御碕宮がある。
本当に古今東西と言う感じよ。

秩父の夜祭は武甲山の男神である蔵王権現と秩父神社の女神(妙見菩薩)が年に一度の逢瀬を楽しむというものだと言われていている。
となると、此処は妙見菩薩である天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)が主祭神なのかな。

そういえば、蔵王権現には正妻がいてその正妻は神幸路の途中にある諏訪神社の八坂刀売命(やさかとめのかみ)と言われているらしい。
でもさぁ。。。諏訪神社って建御名方神(たけみなかたのかみ)とその妃である八坂刀売命(八坂刀売神)が祭られていることが多いのだけど、八坂刀売命2夫にまみえたのか?
さらに妙見菩薩は蔵王権現と不倫???
って、神話にはそういう話は枚挙に暇ないのだけど、神社で遭遇すると楽しい謎解きになるね(笑)
っていうか、蔵王権現は神話の神様じゃないし。。。
蔵王権現は釈迦、観音、弥勒の三尊が合体したものだから、菩薩や如来になった仏様が女性の菩薩と不倫というのはねぇ。。。(笑)


妙見さんと言えば、千葉神社も妙見さんが祭られている。
妙見さんと言い、天照大御神と言い、私は太陽や北極星という天を司る星の神様に縁がある。
もしかしたら、秩父神社とも何かしら縁があるのかしら?

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