- 2009年5月 7日
- 01.時事寸評
久しぶりに18時前に会社を出る事ができたので、チョッと寄り道しようと思って丸ビルへ。
地下から入ると、丸ビル内にいくつかあるモニターには「LIVE]の文字と共にトム・ハンクスが映っていた。
他にも多くの人と赤じゅうたんが映っていた。
何処だろう?と思いながらエスカレータで1Fに上がると物々しい雰囲気。
1Fには留まっている事ができなくて、誘導されるままに2Fへ。
2Fから下を覗くと、こんな感じ。
トム・ハンクスは画像中央部分の赤じゅうたんの上に立っている人。
でも、携帯電話のカメラではせいぜい“人が多い”という感じで、トム・ハンクスは判らない。
う~んこんな感じが限界かな。。。(^_^;
“多くの人”はサインをねだっているようだから、多分一般人。
どういう基準で中に入れたのだろうか?
私が立っていた場所もガードマンによる規制がされ始めたのと、いずれにしてもトム・ハンクスを間近で観る事はできないので、帰る事にした。
外に出たら未だ明るいから、中央郵便局を写してみた。
連休前、昼食に丸ビルに行った帰りに中央郵便局を見て、周りの建物と比べて“みすぼらしい”と思ったのよね。。。
そして、同じ日にネットでこんな記事を読んだ。
鳩山邦夫・東京を汚した男/高山正之(ジャーナリスト) Voice4月24日(金) 12時34分配信 / 国内 - 政治東京駅には八重洲口と丸の内口がある。一昔前の八重洲口側は国労ビルがあったり噴水でホームレスが水浴びしたりで、場末然とした印象が強かった。
対して丸の内側は構内に行幸される天皇陛下の御休み処があり、酒落たステーションホテルがあり、正面には大内山の緑を背景に大理石の壁が美しい丸ビルが建ち、落ち着いた色調の煉瓦造りの三菱村が連なっていた。
見るものすべてゆかしさがあった丸の内口の景色で、ただ1カ所、汚れがあった。皇居に向かって左手にうっそりと建つ白い壁に黒い窓枠の東京中央郵便局がそれだ。
周囲の色彩に馴染まない、調和もないたたずまいのせいか。
廃工場という印象が強いのは、かつて全逓の赤旗と毒々しいタテカンがこの建物にまとわりつき、だらしない紺色の制服がうろついていたせいかもしれない。
それがやっと取り壊されると聞いた。ヘドロまみれの田子の浦がきれいになった、桜エビも戻ってきたという話に似た清涼感を覚えたものだが、そしたら鳩山邦夫が出てきて、こんな貴重な建物を壊すなんてと吠えた。
この人はまともとみっともないものの区別がつかないのか。
それに文化財的な価値というが、設計者は昭和初期の逓信省の役人だ。何度か文化財やら権威づけを頼んだらしいが、その都度断られている。ただ1人、ドイツの建築家ブルーノ・タウトが褒めた。
彼は桂離宮などを見て回って日本の美に感激した。審美眼はちゃんとあるらしいが、その彼がなぜ東京中央郵便局を褒めたか。じつは設計した役人が桂離宮を案内していた。
思うに東京駅まで帰ってきて、あの不調和なビルを見せられて、そうか、これが君の作品か。いいじゃないかといった。こういうのは普通リップサービスという。
鳩山のおかげで醜いビルが残ってしまった。彼はカンポでいい仕事をしたが、それ以上に東京を汚した者として名を残すだろう。
最終更新:4月24日(金) 12時34分
確かに。。。
こちらは、三菱パークビルディング。
携帯で写したので鮮明さに掛けるけど、上層階は現代風なビルだけど、下層階は重厚でレトロな造り。
その昔の1丁ロンドン村と言われた景観を残したのだろう。
これは、別の日の明るい時間に撮った写真。
上の写真の奥の建物だけど、丸の内全体がこんな風なシックで繊細な雰囲気の中にある。
こんな雰囲気の中でこの中央郵便局は“そぐわない”と言うか、みすぼらしく汚くさえ感じる。
これを日本の首都の玄関口、それも諸外国なら国内で1番“美しく”整備するImperial Palaceの前なんだよね。。。
日本で1番美的に整備されべき場所にあるビルとして、中央郵便局は“価値”があるとも思えないのよ。
建物を観ても特に感動を覚えない。
これって、本当に文化財的価値があるものなのかなぁ。。。?
上の写真ではよく解らないけど、今の中央郵便局を裏から見るとこんな感じ。
要するに窓2枚分の奥行きしかない建物になってしまっている。
素人の私にとっては、これって本当に残す意味のある建物なのかな?と言うのが実感。。。
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