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目的と手段のはき違え

“政権交代”が目的の政党って何だろう?と思う。

今、テレビで、岡田克也君がインタビューに答えている。
岡田君ですら、一郎クンと同じく“(政策以前に)政権交代が目的”と答える。
自民党と民主党は政策の2者択一ではなく、政権交代が大事という。
でも、それは、政策もないまま政権を民主党に委ねよというのだろうか?
無策のままの民主党に政権を委ねようと思う無責任は有権者に受け入れられるのか?
中には、“変えます”と言う言葉だけを信じて民主党に政権を委ねようという人もいるかもしれない。
でも、政権を取る政党が変われば政治は変わりますか?
この20年の間に社会党が政権を取った事があるけど、その時、日本の政府が変わりましたか?
時の首相であった社会党の党首は、「政治に責任のある立場になれば、それまでとは価値観や判断基準が変わる」と言ったに過ぎない。
変わったのは政治や政府ではなく、政権政党が“政治の現実を見るようになった”というだけ。
“世間知らず”の民主党が“(政治や政権の)現実を見るようになった”(=民主党が現実的に成った)というだけの“変化”でしかないのではないだろうか?
民主党が政権を取る事が、(民主党と言う)“ピーターパン”が大人になるだけの変化であれば、国民に利益はない。
政権を取る前に“ピーターパン”を脱出できる党首を民主党は選ばなければならない。
で、あるならば、今言われている2人の候補者では、NGでしょう。。。(^_^;


しかし。。。
目的と手段を履き違えていないか?
政権を取ることは、目的を達成するための手段でしかない。
本来ならば、遂行したい政策があって、それを達成するために政権を取りたいと思う。
政権を取ることを目的として、遂行したい政策がないと言うのはどうなのだろう?
(社長にはなりたいけど)会社運営の方針や事業計画のない人を社長に選ぶ会社ってあるのかな?
って、あるのだろうな。。。
(所詮、社長なんてサラリーマンの“到達目標”でしかない会社も多々あるものね。。。)
今の日本の政治はそんな“会社”になりつつある。

「何を変えたいのか明確な意図はないけど政権を変えたい。」
「新しい政権は“素人”だから、これまでの与党とは違う事をするハズだ。」

それだけで、政権を欲しいと言う人をTOPに据える政党って、本当に“政党”といえるのだろうか?

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