- 2009年5月 2日
- 06.日常雑記
マンションの庭にリラの花が咲いている。
リラの花を見ると、GWという実感が湧く。
連休初日の今日は、上野の西洋美術館の「ルーブル美術館展」を観にいった。
そうは言っても、グズグズしていたので家を出たのはお昼過ぎ。
HPを見たらチケットを持っている人の待ち時間が30分とあったので、チケットを買う時間短縮の為に東京駅傍のチケットショップに寄ってみた。
でも、流石にルーブル美術館展だね。
チケットは売り切れてしまっていて、なかった。
仕方ないので、近くのローソンで当日券を買うことにした。
。。。
当日券は1500円なのに、ローソンの端末に出ている値段は1700円。
??
と思ったけど、よく考えたら、これは“日時指定券”だった。
200円上乗せすれば、待ち時間なく美術館に入る事ができるのね。
便利だけど、私は200円をケチって、1500円の当日券にした(^^ゞ
上野の国立西洋美術館には14時過ぎに着いた。
上野では西洋美術館の世界遺産への登録運動ののぼりが立っている。
東京駅前の中央郵便局も同じだけど、西洋美術館の外観に“歴史遺産”としての価値があるのかについては、私は解らない。
先ずは、ロダンの地獄門にご挨拶。
持参したコンデジで写真を撮った。
外国人も含めて多くの観光客が写真を撮っている。
そりゃそうだ。
建物より、こちらの彫刻に価値を求める人の方が多いような気がするよ。
チケットを持っている人の列に並ぶ。
立て看板では此処から30分待ちらしい。
日差しが暑い。近くには日傘を差しているご婦人がいた。
係りの人は“傘は館内に持ち込めない”と言っている。
このご婦人を見ての言葉なのか?
家に電話をしたけど私が居なかった事を不審に思った彼氏から、「何処に居るの?」と電話。
「上野に居るの」と言ったら、ルーブル美術館展と解ったらしい。
「俺も観にいきたいと思っていた」と言っていたけど、この行列は彼氏には我慢できないと思うよ。
って、待つのが嫌いな彼氏なら、日時指定券を買うか。。。(笑)
並びながら、携帯電話で地獄門を撮って、彼氏にメール。
でも、老眼なのにモニターが小さい携帯電話を使っている彼氏はこの画像が何に見えたのだろうか?
しかも、何を勘違いしたのか、“地獄門”を“神門”と書いて送っているのに、何のリアクションもない。。。(^_^;
外国の美術館では写真撮影OKの処が多いけど、日本の美術館では写真撮影はNG。
ここも当然NGなので、写真はなし。
日本では何度か開催されている「ルーブル美術館展」。
今回は「17世紀の絵画」がテーマ。
チケット確認後に先ず見られるのが、CGを駆使した“見所案内”。
アンブロシウス・ボスハールト(父)の「風景の見える石のアーチの中に置かれた花束」のモチーフになっている“チューリップ”が“オランダの象徴”だったりとか、同じ画の中にある“トンボ”が“解剖学的に”云々とか、画の右下にある自筆サインとか。
ある画の中の小さな男性3人の姿が画のタイトルになっているとか、同じ画の別の男性の姿が“異邦人”を表しているとか、画を見るだけでは解らないような細部にスコープを当てた解説があった。
いや、実際に画を見たら、“見えない程”に小さいもので、初めから知らないと見過ごす観点である事は確か。
でも、そんな小さな部分を見る事ができるような展示ではないのが残念。。。
先の男性3人が主題の画、クロード・ロランの「クリュセイスを父親のもとに返すオデュッセウス」という作品。
主題の“クリュセイスを父親のもとに返すオデュッセウス”は縦1cm横1cm程度の中に大人の男性が3人描かれている。
目の悪い私には3人の表情は判別できないから、ダレが父親でダレがクリュセイスなのか、ダレがオデュッセウスなのか解らない。。。(^_^;
画全体の中でも、1%にも満たない場所に書かれているに過ぎないのに、これが“主題”と言うのは、画の主題の歴史的な背景を知っていないと解らないのだろうな。
そうは言っても、緩い“入場制限”の成果なのか、館内はそれほど混んではいないのが嬉しい。
音声ガイドがある絵画の前は人の滞留時間が長いけど、他の絵画はほぼ1分程度しか人が滞留しないので少し待てば触れる程間近で絵画を見ることができる。ただ、絵画そのものが小さいだけで。。。
有名なフェルメールの「レースを編む女」の女性の右手に垂れる糸を「カンヴァスの上にたらされた絵具そのもの」という表現は、実際に画を見ると違和感がある。
イヤ、寧ろ、“刺繍糸そのもの”だったので、それを“絵の具そのもの”と解釈する“前提”を知りたいと思った。
これもB5版程の大きさの画なので、こちらも事前の解説がなければ細かい描写は見逃していたかも。。。(^^ゞ
私が今回観たかったのは、「王女マルガリータの肖像」「、ユノに欺かれるイクシオン」。
意外に気に入ったのが、「エスランの聖母」、「バテシバ」、「アンドロメダを救うペルセウス」、「6人の人物の前に現れる無原罪の聖母」。
パリのルーブルに行って見られなかった絵画を見ることができて嬉しい。
あの時は、2日に渡ってループルに行きながら、見たい絵画の半分も観られなかったから。
「アンドロメダを救うペルセウス」にはアンドロメダの足元に骸骨の頭があるのを見た女性が「気味悪い」と言っていたけど、これは日本のスサノオノミコトとクシナダヒメの神話の用に、ポセイドンの生贄が過去から幾たびかあった末にアンドロメダの順番が回ってきたという解釈による画なのだろか?
「6人の人物の前に現れる無原罪の聖母」の聖母の顔は、日本人女優の稲盛いずみに似ている。
彼女の柔らかさは聖母の慈愛に通じるものがあるのかもね。
なんて、事を考えながら、ゆっくり観る事ができた。
美術館を出たあと、ロダンの「考える人」を見て、東照宮へ。
上野の東照宮は初めて。
千葉に住むようになって、もう30年を超えるのにね。
東照宮は修復工事の真っ最中。
唐門は観られるものの、唐門のバックは画
唐門と昇り龍の彫刻は左甚五郎の作。
でも、何よりも目を見張るのが石灯篭、鉄灯篭。
どれも立派なもので大きさと彫刻の見事さで目を見張るけど、刻印されている名前も立派で。。。今更ながら、徳川家の権勢が偲ばれるよね。。。
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Comments:1
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